【株式投資の教科書】初心者は「短期投資 デイトレード」を避けるべき理由!

【株式投資の教科書】初心者は「短期投資 デイトレード」を避けるべき理由!

株式投資を始めたい人や初心者の方だけではなく、株式に興味はあるけど何も知らない、何もわからない人でもわかるように、株式の仕組みや言葉を紹介します。

今回は、株式投資の「投資スタイル」について簡単に解説し、その中で最もリスクは低いが、最も難しいとされる、短期投資の「デイトレード」の特徴を紹介し、メリット・デメリットをお伝えします。自分のライフスタイルに合った、自分の目的に合った、「投資スタイル」を見つけることが利益を上げるための近道になるため、まずは「デイトレード」のことをしっかりと理解しあなたに適しているか判断しましょう。

投資スタイルとは?

投資スタイルとは、銘柄の投資条件や株式の売買条件などの株式投資の運用方針のことになります。投資スタイルは大きく分け2種類あり、1日~数カ月かけ投資する「短期投資」と、数カ月から数年かけ投資する「中・長期投資」があります。さらに、短期投資には、「デイトレード」や「スイングトレード」などに分類でき、中期投資を「ポジショントレード」と呼ぶこともあります。本記事では1日の間で取引を完結させる投資スタイルの「短期投資 デイトレード」について詳しく紹介します。

主な投資スタイル

『どの投資スタイルがいいのか?』と疑問を持つ方が多いですが、一番いい投資スタイルは『人それぞれで異なる』と断言できます。たとえば、毎日朝9時から18時まで働いているサラリーマンが、1日の間で株取引の売買を完結するデイトレードで利益を得ることができるかというと、働きながらリアルタイムで株価をチェックするのは不可能であるので、十中八九デイトレードで利益を得ることができないでしょう。逆に、毎日家にいる主婦は株価をリアルタイムでチェックしやすい環境のため、デイトレードで利益を得やすいといえます。このように人それぞれのライフスタイルに合った投資スタイルを選ぶことが、利益を得るための近道になります。

また、投資する目的にあった投資スタイルを選択する必要があります。預貯金の代わりに投資したいのか、大きな利益を上げたいのか、大小問わず利益を積み重ねたいのか、細かい利益を積み上げたいのか、目的毎に最適な投資スタイルが変わってきます。たとえば、1日の間で株取引の売買が完結するデイトレードでは、1年で変動する株価の値幅に比べ、1日に変動する株価の値幅のほうが圧倒的に小さいため、大きな利益を得ることが難しいといえます。そのため、細かい利益を積み上げたい投資家に向いています。目的に合った投資スタイルをきちんと使い分けることもまた、利益を得るための近道といえるでしょう。

それでは、デイトレードとは何かを紹介していきます。

短期投資 デイトレードとは

デイトレード

短期投資のデイトレードとは、1日以内に株式の購入から売却まで終える投資スタイルです。株式を翌日に持ち越すことはないので、株取引できない証券取引所の営業時間外の影響を受けないことが大きな特徴になります。株式会社のIRはほとんどが株取引できない時間帯に行われるため、IRにより翌日かなり株価が上下した状態で取引が始まることが多くあります。そのため、株式を翌日に持ち越すことで、良い時は大きな利益を得て悪い時は大きな損失を被ることがありますが、デイトレードでは株式を持ち越さないためその影響を受けません。

また、株取引する1日の値動きを予想する必要があるため、株取引するための必要な情報は企業の業績や成長性ではなく、株式市場に影響を与える為替や世界経済の情報が重要になります。そのため、デイトレードは収集するべき情報が他の投資スタイルと異なることも大きな特徴になります。

デイトレードにはどんな銘柄が最適か

デイトレードに最適な銘柄は、値動きが激しく出来高(※詳しくは「「出来高」に注目することで、『買い / 売り』を判断できる!参照)が多い銘柄です。1日で利益を出す必要があるため、株価が上下してくれないと利益を生むことができません。また、実際に株式を売買したくても、出来高が少ない銘柄は想定した株価で取引することが難しいこともあるので、出来高が多い銘柄を選ぶ必要があります。

デイトレードにはどんな投資家が最適か

デイトレードに最適な投資家は、1日中株価をチェックでき、瞬時に売り買いを判断できる人です。また、毎日値動きがありそうな銘柄の情報を収集できる時間と、情報を分析できる能力がある人がよいでしょう。さらに、一日の株価の動向を読む必要あるため、株価は為替や世界経済の影響を大きく受けるのでリアルタイムでの情報収集も必要になります。これらの説明からわかるように、実はデイトレードは最も難しい投資スタイルといえるでしょう。

デイトレードのメリット・デメリット

デイトレードのメリット

  • 株取引できない時間帯の影響を受けない
  • 急激な株価の変動の影響を受けにくい
  • 1回の取引で大きな損失を被ることがない
  • 1日に繰り返し何度も自己資金を利用できる(資金の回転率が良い)
  • 投資成果がすぐに出る

デイトレードのデメリット

  • 株取引ができる時間帯は、常に株価の値動きをチェックする必要がある
  • デイトレード以外の投資スタイルとは異なった情報を収集しなければならない
  • 1回の取引で大きな利益を得ることがむずかしい
  • 株取引回数が多いため、売買手数料がかさむ
  • 投資スタイルの中で、もっとも難しい

まとめ

  • デイトレードは、1日で株式の購入から売却まで終える投資スタイルのことである
  • デイトレードは、最もリスクが低いが、最も難しい投資スタイルである
  • デイトレードは、日中株価をチェックでき、情報収集能力に長けた人に適している
  • 投資スタイルは、自分のライフスタイルおよび目的にあっている必要がある

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