【宇宙世紀100年の歴史】『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』を年表で徹底解説!!その②

【宇宙世紀100年の歴史】『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』を年表で徹底解説!!その②

はじまりから35年以上をむかえ、今なお新作が生まれ続けている『機動戦士ガンダム』シリーズ。元祖となるファーストガンダムから続く宇宙世紀を舞台にした作品だけでなく、現在ではさまざまな世界観のガンダムが存在します。そんなガンダムシリーズでも不動の人気を誇る宇宙世紀シリーズから「これを知ればガンダムが10倍おもしろくなる!!」宇宙世紀100年の歴史についてご紹介します。

前回までのあらすじ

前回は、08小隊の物語の冒頭、シローとアイナの運命的な出会いについてご紹介しました。宇宙での窮地をともに乗り切った二人は、その後それぞれの軍へと戻っていきます。シローとアイナは再開することがあるのでしょうか?そして、そんな二人に待ち受ける現実とは…!?

熱砂戦線(0079年10月中旬〜10月下旬)

熱砂戦線

前回のアプサラスとの遭遇後、08小隊はその後を追って、砂漠にある巨大なクレバスに向かっていました。そこにはジオン軍の射爆場であり、クレバスには高熱によるビームの痕が残されており、そこがアプサラスの運用試験のポイントであることを物語っていました。

射爆場付近に陣取った08小隊は、アプサラスを撃墜するための待ち伏せ作戦に入りますが、攻撃目標であるアプサラスはなかなかその姿を表しません。待ち伏せを開始してから5日が過ぎてもアプサラスが現れない中、隊員の一人であるミケル・ニノリッチは、恋人への想いが原因でシローとぶつかります。そしてシローは、恋の話を思わぬところで聞いたことにより、ふと宇宙で出会ったアイナのことを思い出します。

そして翌日、その想いが届いたかのように、08小隊の前についにアプサラスが姿を現します。射撃担当を受け持ったミケルは、アプサラスにビームを打ち込みますが、その攻撃に耐えたアプサラスは逆にミケル機に攻撃をしかけます。それを阻止するためシローの乗るガンダムが、アプサラスに取り付きますが、アプサラスはガンダムを振り落そうと飛行をはじめ、シローはアプサラスと共に姿を消してしまいます。

再開(0079年10月下旬)

再会

アプサラスに取り付いたガンダムに乗るシローでしたが、通信から一瞬聞こえた敵機のパイロットの声がアイナのものだと確信したシローは、彼女に接触を試みます。砂漠のクレバスから離脱し、山岳地帯の上空に停止したアプサラス。その装甲の上をはい上がるシローの予想通り、コックピットハッチを開いて姿を現したのはアイナでした。

宇宙で遭難して出会ったときと同じように、再び生還するべく力を合わせようとする二人でしたが、損傷し安定を失ったアプサラスは、山岳部へと降下していきます。斜面に落下するアプサラスを止めようとするシローでしたが、あまりの巨体に落下を抑えることができません…。

アイナは、シローだけでも脱出するように訴えますが、シローは一緒に生き残ることを訴え、ガンダムのリミッターを解除します。フルパワーを出すのと同時に、シローはアイナへの想いを叫ぶのでした。このときの有名な台詞に「アイナぁー!好きだぁー!」というものがありますが、ここまで明確に自分の想いを伝えたキャラクターは、他の宇宙世紀シリーズでは例がありません。ニュータイプ能力を持たない者同士だったからこそ、自分の想いを言葉にすることができたのかもしれません。

そしてガンダムとアプサラスの2機は、崖に落ちる直前で停止します。しかし次の瞬間、ガンダムの足もとが崩れてしまいます。落下の最中、なんとか脱出したシローでしたが、猛吹雪に巻き込まれ、そのまま意識を失ってしまいます。

かつてのサイド2(アイランド・フィッシュ)での悲劇の悪夢から目覚めたシローの目の前には、先ほど想いを伝えた相手であるアイナの姿がありました。逆にアイナに命を救われることになったシローは、連邦のこと、ジオンのこと、自分のこと、そしてアイナのことと、自分の複雑な心境を語ります。そしてたとえ、連邦とジオンに別れていても、互いの思いが通じ合うことができると二人は確信するのでした。

戦いの最中に訪れた、一瞬の二人だけの時間。しかし、互いの距離をより縮めた二人でしたが、そこへそれぞれの軍の救助部隊が到着することで、再び戦争という現実が立ちはだかります…。

軍務と理想(0079年11月中旬)

軍務と理想

アイナと協力し、雪山での遭難から救助されたシローを待っていたのは、スパイ容疑による軍上層部の査問会議でした。一方のアイナも、兄ギニアスからシローとの親密な様子を問いただされます。似たような境遇から、まったく別の場所にいながらも、シローとアイナは同じ思いを口にする。 このときの有名な台詞に「敵見方に分かれて戦っていても、いい人間はいる。それがこの愚劣な戦争での唯一の希望だ」というものがありますが、これは全ガンダムシリーズのテーマにもなっている重要な台詞だったと言えます。

その頃、ホワイトベース隊は、ヨーロッパで行われたオデッサ作戦に参加し、連邦軍が勝利したところでした。

その後、連邦はアプサラスの残骸を回収し、その恐るべき破壊力と用途を知り、コジマ基地の総力を挙げたジオン軍の秘密基地の殲滅戦を開始します。先のアイナとの出来事により謹慎をくらっていた、シローと負傷していたエレドアが復帰して、フルメンバーが揃った08小隊も、空挺降下によって敵基地の所在を特定するという命令を受けて出撃しました。

モビルスーツでの初めてのパラシュート降下に緊張するカレン・ジョシュワは、ミデアから射出された直後、運悪くジオンのオデッサから撤退中だった『ボーン・アブスト』が指揮するガウ攻撃空母と空中接触してしまいます。そこにシローの乗る新たに改修されたガンダム『ガンダムEz-8』が後を追って降下します。ガウへの発砲停止を勧告し、無為な戦闘は回避されたかに見えたが、地上へ降り立ったカレンだったは、湖に潜んでいたアッガイの奇襲に合い、搭乗していた陸戦型ガンダムの頭部を破壊されてしまいます。エレドアの機転によって、危機をなんとか退けたものの、任務からは離脱することになります。

その後、集結地点であるギニアスの基地に到着したアブストは、部隊の撤退の時間を稼ぐためにマゼラ・アタック隊を指揮することを志願し、秘密基地に向かう08小隊を足止めする作戦を展開します。サンダースと共に任務を続行するシローたちへ待ち伏せ攻撃を行うなどして、銃を向けることをためらうシローに、心理戦を仕掛けるアブスト。しかし、攻撃によって倒れたサンダース機を見て、シローは迷いを振り切ります。このときの有名な台詞が「連邦のためじゃない!それでも仲間のためなら戦える!」です。

その後、猛然と攻撃を仕掛けるEz-8をよそに、時間稼ぎを終えたアブストはシローの言葉が伝わったのか、敬礼をしながら撤退を開始。裏をかかれたことに気づいたシローは、思わず大声をあげて笑うという印象的なシーンです。

次回はいよいよ08小隊の物語も終盤にさしかかります。戦場で3度目となる再会を果たすシローとアイナはどのような答えを出すのでしょうか?また、シローとノリスとの戦いにも目が離せません!

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