【株 初心者必見!】「PTS」は軽視すべきではない!

【株 初心者必見!】「PTS」は軽視すべきではない!

株取引を始めるとき、利益をあげるために、様々なサイトや本を参考にしたり、セミナーに参加するのではないでしょうか。勉強をするうえで最低限の知識を学ぶことは悪くないことですが、8割の人が損をするのが株取引になります。教科書の知識だけでは利益をあげることは難しいのが現実です。

では株取引で利益をあげる人は、教科書で得られる知識以外にどのような知識をもっているのでしょうか。本記事では株式投資で軽視されがちな『PTS』について、どのように捉えるべきなのかを紹介します。

そもそもPTSって?

PTSとは、Proprietary Trading Systemの略で、「証券会社の私設取引所取引システム」のことです。簡単に説明すると、証券取引所の営業時間外でも株取引(株式投資)ができるようになります。

株式の売買は通常「証券取引所」を通して取引されますが、PTSでは証券取引所を通さずに、証券会社だけで株式の売買が完結します。そのため、証券会社によりサービスの提供時間が異なります。SBI証券のPTSでは、18時から23時59分の夜間も取引を可能なため、昼間は仕事で忙しく株取引ができないという方も参加できることを売りにしています。

PTSを教科書ではこう説明している

説明だけ聞けば、日中トレードすることが難しいサラリーマンにとって、デイトレードなど普段できない手法で取引ができる夢のシステムと思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、日本のPTSはまだまだ普及途中で、そもそもの株取引の注文数が非常に少なく、デイトレードを行えるほど出来高が高くありません。またPTS取引できる銘柄は、証券会社が定めた銘柄のみとなるため、全銘柄で取引できるわけではありません。

欧米では、PTSによる株取引の出来高が大きくなってきており、デイトレード等の様々なトレード手法で取引することも可能になりつつありますが、日本では普及しているとは言い難い状況のため、投資家からは軽視されがちであまり支持されていません。

そのため多くの教科書は、PTS投資に対しては次のような紹介をしているでしょう。

  • 証券取引所の営業時間外でも株取引(株式投資)ができる
  • 翌営業日の株価の参考指標とすることができる
  • 利用者の少ないシステムのため、利用を重要視しなくても良い

教科書の紹介内容は正しいのか

答えは『正しいが、重要な視点が抜けている』です。

多くの教科書はPTSというシステムの紹介だけ書かれていることが多いですが、実はPTSを別の視点で利用することができます。では、どのような利用方法でしょうか。

それはPTS取引を『リスク回避』に利用できることです。

この利用方法はかなりの効果を発揮します。どのような時にこの利用方法ができるのかというと、証券会社の営業時間が終了した後に企業から決算やニュースなどのIRが開示されたときです。

細かく説明していきましょう。

明らかにストップ安・ストップ高になるほどの仰天IRの場合

トレード

明らかにストップ安・ストップ高になるほどのIRが企業から開示された直後、まだPTS取引の気配値には、売り注文や買い注文が板に残っている時が非常に多くあります。PTSが利用できると、材料が出た時にいち早く株式を売買することが可能となり、少しでも損失を減らすことができます。つまり、PTSは『リスク回避』として非常に有効な手段として利用できます。

また逆もしかりで、翌営業日にストップ高になり株式の購入が困難になることが予想できた場合、PTSを利用し株式を購入し少しでも利益を増やすことができます。

PTSは反応しがち

気をつけなければいけないこと、それはPTSが企業のIRに過剰反応してしまうことです。明らかにストップ安・ストップ高になるほどのIRではないにもかかわらず、PTSが過剰に反応し、株価が大幅に上昇・下降することがあります。PTSは、そもそもの株取引の注文数が非常に少ないため、少ない出来高で株価が急騰、急落しやすいシステムといえます。そのため、高値買いや投げ売りをしないように注意する必要があります。

特に悪材料が出たときは投げ売りされ、PTSの株価がありえないくらい急落する時があります。そういう時は冷静になって、PTSが過剰反応していると判断し、短期投資としてリバウンド狙いをすることも一つの戦略として成り立つでしょう。

逆に好材料が出て、PTSの株価がありえないくらい高騰した場合、利益確定することも良い判断といえるでしょう。

注意!PTSがIRに過剰反応をしている場合

PTSを利用するためには、証券会社に申請する必要があります。証券会社より承認されて初めて利用できるようになります。投資家から軽視されがちなPTSを申請するのが、面倒で申請していない方は多くいるのではないでしょうか。しかし、あえて忠告します。

  • PTSは利用できるに越したことはない!

利用申請が完了していない方、PTSは利用申請してみてください。本記事で説明したように『リスク回避』の手段として利用できます。自分の資産を守る手段は多いに越したことはありません。

株取引で利益をあげる人は『PTS』をしているのか

まとめとして、利益をあげる人の動向をまとめました。利益をあげる人の中でも様々なスタイルがあると思いますが、PTSに関わる共通したルールは以下になります。

  • PTSは『リスク回避』の手段として、いつでも利用できる状態にする
  • PTSでの過剰反応を逆手に取り、リバウンド狙いの短期投資や利益確定する

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