【北海道のお土産・名物】「三升漬け」って何?激辛の中にある深いうまみとは?

【北海道のお土産・名物】「三升漬け」って何?激辛の中にある深いうまみとは?

皆さん、北海道で寒い冬を乗り越えるための保存食であり、今では北海道の名物となった「三升漬け」をご存知でしょうか?北海道の家庭では古くから愛されている「三升漬け」。北海道のスーパーや食料品店で売っているは勿論のこと、各家庭独自のレシピで手作りもするこの北海道の名物「三升漬け」。

北海道の家庭では古くから愛されており、北海道のスーパーや食料品店で売っているは勿論のこと、各家庭独自のレシピで手作りもするのが、この北海道の名物「三升漬け」。東北地方でも同様の食べ物はあり、一升漬(いっしょうづけ)や、麹南蛮(こうじなんばん)と呼ばれ、古くから東北地方の家庭で愛されていました。しかし、北海道に住んでいる人以外が、この「三升漬け」という名前を見てもよくわからないですよね。

だって、「三升」と「漬け」しか情報がないですから笑。

何も知らない人からしたら、「三升漬け」は、野菜を使っているのか、魚を使っているのか、何味なのか?さっぱりわからないですよね。しかし「三升漬け」は、お土産にももってこいの北海道名物であり、通販でも良く売れている人気商品です。そこで今回は、そんな北海道名物の「三升漬け」の魅力の紹介と、名前の由来をお伝えさせていただきます。

北海道の名物「三升漬け」の名前の由来!

実は北海道の名物「三升漬け」の名前の由来は、「三升漬け」の作り方に起因しており、すごくシンプルです。

  • 「三升漬け」の名前の由来
  • 3種の食材を同じ量使うから「三升漬け」
    • 青南蛮唐辛子
    • 米麹
    • 醤油

北海道の名物「三升漬け」に使う食材は、シンプルに3種類だけです。「米麹 / 青南蛮唐辛子 / 醤油」の3つの食材を、「一つの升」で各一回ずつ 3回計って混ぜ合わせるから「三升漬け」と言われています。

北海道の人らしいシンプルでおおらかなネーミングですね笑。

北海道の名物「三升漬け」の美味しさの秘密!

北海道の名物「三升漬け」の味の特徴は大きく3つで構成されています。その味を一言で表すと、

  • 辛い!けどコクうま!だからごはんが進む!病みつきになる「三升漬け」の味

となります笑。では3つの特徴を見ていきましょう!

北海道の名物「三升漬け」の特徴その一!「青南蛮」がそのまま入った激辛!

青南蛮とは...つまり「青唐辛子」ですね。みなさんおなじみの「鷹の爪」の干す前の青い唐辛子です。この辛い青南蛮を生のまま刻んで、米麹と醤油に漬け込みをします。そのまま食べてびっくりするくらい辛いこの青南蛮が、米麹と醤油と合わさり熟成することで、激辛の中に甘さを感じることができるようになります。

そのまま食べればものすごく辛いのですが、米麹と醤油の調味料と合わさり、熟成することで甘味を感じる辛さになります。この甘みを感じる辛さこそが、北海道の名物「三升漬け」の味の特徴の一つ目となります。

北海道の名物「三升漬け」の特徴その二!「米麹」の深いうまみとコク!

米麹が隠された深みがある「コクうま」の秘密を担っています。「三升漬け」米麹を使って作っているので、青南蛮が熟成発酵することで「アミノ酸」の旨みとコクがでます。この旨みとコクこそが、北海道の名物「三升漬け」の味の特徴の二つ目となります。

北海道の名物「三升漬け」の特徴その三!「醤油」が味を引き締める!

日本人といえば、やはり醤油で味を引き締めた料理が大好きです。ということで、北海道の名物「三升漬け」の味を引き締めるために、醤油を使用しています。この醤油の塩分と旨みの味こそが、北海道の名物「三升漬け」の味の特徴の三つ目となります。

醤油で「三升漬け」の味に色が出てきますので、もし自宅で「三升漬け」を作る場合は、美味しい醤油を利用することをおすすめします!

北海道の名物「三升漬け」は、まずいわけがない!

辛い、うまい、醤油味、この日本人が大好きな3つの特徴が揃って美味しくないわけがないですよね。古くから北海道の郷土料理として、「三升漬け」が重用されている理由が、お分かりいただけましたでしょうか?

北海道の名物「三升漬け」によく合うお料理・食べ方を紹介!

三升漬け

北海道の家庭には、自家製、市販品のどちらか問わず、北海道の多くの家庭の冷蔵庫に常備されている「三升漬け」で、様々な場面で食卓に登場します。今回はどのような料理に「三升漬け」が合うのか、紹介していきます。「三升漬け」は北海道の名物として、お土産屋にもたくさん並んでいたり、通販でも購入できるので、「三升漬け」を購入したらぜひ食べ方として参考にしてください。

「三升漬け」の定番の食べ方!白いごはんにそのまま!お茶漬けにそのまま!

北海道の名物「三升漬け」の王道中の王道の食べ方です。「ごはんのお供」で、ごはんが何杯でも行けちゃう系です。料理が苦手な人はご飯を炊くだけで問題無しです。

「三升漬け」を薬味として利用!さんま、鮭などの焼き魚の醤油の代わりにつけてみよう!

焼き魚に付ける醤油の代わりに、北海道の名物「三升漬け」をひとすくいかけて食べる家庭も多いです。魚にピリ辛のコクが相性抜群です。

「三升漬け」を薬味として利用(その二)!北海道名物のジンギスカンの薬味に利用!

ジンギスカン自体は北海道で古くから食べられていましたが、現代のように流通が発達する前は「羊肉(ラム肉)」に独特の臭みがあったようで、当時はジンギスカンには「三升漬け」で肉の臭みを隠すのは一般的にだったようです。

肉の質がよくなった今でも当時の名残で、北海道の名物「三升漬け」を薬味としてジンギスカンに付ける人が多くいます。特にご高齢の方に多いですね。もちろん「三升漬け」の辛味と旨み、そして塩分がジンギスカンと良く合うため、現在までその食べ方が引き継がれてきたとも言えるでしょう。

「三升漬け」とマヨネーズと混ぜ合わせて、野菜スティックのディップソースとして!

北海道の名物「三升漬け」を生野菜のディップソースとして、味噌とはちがう旨みとコクが楽しむことができます。野菜好きな女性にとっては非常に魅力的な食べ方と言えるでしょう。

北海道の名物「三升漬け」まとめ

北海道では各家庭で独自に作るほど古くから名物・郷土料理として愛されている「三升漬け」。今回説明した食材以外にも「きゅうり」「大根」「もろみ」を入れたり、青南蛮の刻み方、熟成の仕方で、味がまだまだ変化するお手軽だけど奥が深い万能調味料です。

今ではお土産コーナーや通販で普通に見かける北海道名物となりました。辛いのが苦手な方は少し刺激的な味にな感じるかもしれませんが、食べると旨みと辛味にヤミツキになること間違いなしです。

ぜひ一度、北海道の名物「三升漬け」をお試しください。

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