【天国から来たチャンピオン】感動する洋画人気投票ランキング!どの作品が一番感動するのか!

【天国から来たチャンピオン】感動する洋画人気投票ランキング!どの作品が一番感動するのか!

例えばもし、不慮の事故か何かで、思わぬ死を遂げてしまった後に、「現世」に戻る事が出来る、と知ったら?あるいは、現世に残してきた思いを、未練を、果たすことが出来るとしたら?そんなファンタジックで、ハートウォーミングな物語の代表格としては、「ゴースト/ニューヨークの幻」が挙げられますが、洋画「天国から来たチャンピオン」はそういった「主人公が死んでしまった後」から始まる物語の、先がけとなった作品だと言われています。

今回は、そんな洋画「天国から来たチャンピオン」の魅力や見どころについてご紹介します。

また、BatQue(バトクエ)では、感動する洋画のアンケートを実施していますので皆さんもぜひ教えてください♪

感動する洋画王決定戦!どの作品が一番感動するのか!第2弾のアンケート

陽のあたる教室

ショーシャンクの空に

キミの読む物語

マイ・ブルーベリー・ナイツ

パパが遺した物語

ブルーバレンタイン

アデライン、100年目の恋

ブルベイカー

ロスト・イン・トランスレーション

海の上のピアニスト

幸せのちから

私の中のあなた

ラブ・アクチュアリー

天国から来たチャンピオン

感動する洋画「天国から来たチャンピオン」の作品紹介

新米の「死後の魂案内人」による初歩的なミスにより、主人公のジョーは、まだ50年もの寿命を残しながら、間違って天国へ「案内」されてしまいます。慌てて元の体に戻ろうとしたら、なんと体はすでに火葬された後でした。一体どうすればいい?と悩む主人公、自分たちのミスから起こった出来事ゆえ、なんとか主人公を助けなければならない天国側の人々。しかしそれは、主人公の新たな人生を紡ぎ出すことになります。

洋画「天国から来たチャンピオン」は、1941年度作品「幽霊紐育を歩く」のリメイクとして、ウォーレン・ビューティーが製作・監督・脚本を担当しました。自ら主役も演じた洋画「天国から来たチャンピオン」は全米でヒットし内容も高い評価を受け、1978年度のゴールデン・グローブ作品賞を受賞しました。同年のアカデミー賞では作品・監督・主演男優など9部門にノミネートされ、美術監督・装置賞を受賞している作品です。

当初は、ボクシングを舞台にモハメド・アリ主演での制作を予定していたが、アリ側に断られたため舞台をアメリカンフットボールに変更し、ベイティが主演も兼ねて制作したそうです。

洋画「天国から来たチャンピオン」は、「亡くなった人が天国の水先案内人の協力で帰ってくる」という設定の洋画・ドラマのはしりとなった洋画でもあります。

感動する洋画「天国から来たチャンピオン」の概要

洋画「天国から来たチャンピオン」は、1978年製作のアメリカ洋画(日本公開は1979年の1月)です。原題は「HEAVEN CAN WAIT」。

1941年製作の「幽霊紐育を歩く」を元にウォーレン・ビューティーとエレン・メイが脚本を書き、ビューティーとバック・ヘンリーが共同で監督を勤めました。ビューティーは自ら主演も勤め、共演はジュリー・クリスティ、ジェームズ・メイソン、ジャック・ウォーデン、ダイアン・キャノンなど今となっては有名な役者が演じています。

洋画「天国から来たチャンピオン」は、1978年のアカデミー賞で、作品・監督・脚色・主演男優・助演男優・助演女優・撮影・作曲・美術監督/装置の9部門にノミネートされましたが、当時ブームとなっていた「ベトナム後遺症もの」の名作「ディア・ハンター」や「帰郷」に阻まれ、受賞は美術監督/装置の1部門に留まってしまいました。しかし、ゴールデン・クローブ賞では、ミュージカル・ドラマ部門で、見事に作品・主演男優・助演女優(ダイアン・キャノン)賞を受賞しています。

感動する洋画「天国から来たチャンピオン」の魅力

感動する洋画「天国から来たチャンピオン」の魅力

洋画「天国から来たチャンピオン」の魅力と言えば、冒頭シーンです。

主人公が天国側のミスにより「死んでしまった」というところから始まるドタバタ劇という滑り出しになっていて、序盤はコメディ色の強い印象になっています。しかし、主人公が「しばらくの間借りする事にした」と、ある大富豪の体に乗り移ってから、ヒロインとの恋物語も平行して描かれ、そして必然的にヒロインとの別れ(ヒロインが恋したのは主人公ではなく、主人公が「間借り」した大富豪なので)が訪れるという切ない展開もあり、笑えて泣ける、心温まる作品になっています。

感動する洋画「天国から来たチャンピオン」の名場面・名シーン

間違って天国へ

主人公が間違って天国へ案内された後、元の体が火葬されてしまったと分かり、自分たちのミスを認めた天国側が「代わりの体」を探してくるのですが、主人公がアメリカの一大イベント・アメリカンフットボールの優勝決定戦、スーパーボウルにクォーターバックとしての出場を間近に控えたフットボーラーだっただけに、「普通の体」では主人公ジョーは納得しなせん。

「代わりの体候補」を幾つも断ったあと、まもなく死ぬこととなる大富豪の体を紹介されるのですが、これにも主人公ジョーは満足しなかったものの、強引な企業拡大などを行っていた大富豪のところへ抗議に来た若い女性に、主人公ジョーはひと目惚れしてしまいます。彼女を助けたいという一心から、大富豪の体を「しばらくの間」借りる事になります。この「女性に惚れて自分の体を決める」という設定が、当時プライベートで何人もの女優と浮名を流したプレイボーイとしても有名だった、ウォーレン・ビューティーのキャラクターを反映しているかのようで、見ていて何か微笑ましい設定になっています。

幽霊の設定が見所!

主人公ジョーが「幽霊」の状態の時は、「生きている人の目」にその姿は映らず、代わりの体を紹介する天国側の者と、そして「洋画を見ている観客」にだけ、その姿が見えるという設定になっているのも特徴的です。これを特殊撮影などの効果は一切使わず、ウォーレン・ビューティーが普通に動いたり話したりするところを、他の役者さんたちは全く気づかずに素通りするという「演技」で表しています。このアイデアも洋画「天国から来たチャンピオン」の見所のひとつです。

そしてこの設定は、主人公ジョーが大富豪の体を間借りしてからも引き継がれ、主人公ジョーの「見てくれ」は大富豪のものになったはずなのだが、洋画を見る観客に映る、スクリーンに映る姿は主人公のまま、ウォーレン・ビューティーのままなのです。これは、主人公自身も鏡を見て「“元の自分”のままだぞ?」とビックリするというシーンがあるのですが、天国側の人いわく、「見かけは大富豪でも、心があなたのものだとわかっている人には、あなたの姿に見えるのです」。そう、主人公自身と、天国側の人々と、そしてこの事情を知っている、洋画を見ている観客にとっては「そう見える」のだと言うのです。

洋画「天国から来たチャンピオン」を理解してもらうための工夫

主人公ジョーの魂が大富豪に宿ってからも、「大富豪役の役者さん」が主人公ジョーになるのではなく、あくまでウォーレン・ビューティー演じる主人公の姿のままで、物語が進んでいくのです。(大富豪が実際どんな容姿をしていたのかは、最後までスクリーンに映らず、明かされない)変に特殊撮影などを使って「主人公が乗り移った別の人」を表現するのではなく、あくまで「そういう設定で」という洋画「天国から来たチャンピオン」アイデアは、観客にも物語を理解する上で、非常にわかりやすくなっています。

しかし、主人公ジョーと接する役者さんたちにとっては「主人公本人を前にしているのに、別の人と会話をしている」という難しい演技を要求することになるのですが、その演技はごく自然に観客の目に映り、この点も洋画「天国から来たチャンピオン」が高く評価された要因のひとつと言えます。

更にこの設定が、ヒロインが主人公=大富豪に恋してしまう、という展開にも生かされています。企業拡大のため新会社を設立するに当たり、その地域に住んでいた人々を強引に立ちのきさせたりする手法に抗議するため、ヒロインは大富豪の元にやってきたのでしたが、ヒロインに惚れてしまった主人公ジョーがヒロインの抗議を受けて、大富豪の体を借りて「人々から反対される経営なんて、どこかが間違ってるんだよ!クリーンな経営が最後にものを言うんだ!正々堂々と戦って勝ってこそ、価値があるんだよ!」と、フットボールを例にあげながら重役会議で演説をするシーンも洋画「天国から来たチャンピオン」の見所のひとつで、そんな姿を見て、「抗議しに来た相手」なのに、ヒロインは恋をしてしまいます。

そしてヒロインは、「大富豪の姿をした」主人公ジョーに告げます。「抗議をしに来たはずなのに、あなたを嫌いになれない。その目に、捕らわれてしまうの。」ヒロインは大富豪の姿の中に、その目に、純粋な「主人公の魂」を見たのです。

洋画「天国から来たチャンピオン」の切ないクライマックス

迎えるクライマックス、旧知の仲のコーチに事情を打ち明けなんとか納得してもらい、大富豪たる体を鍛えなおし、その冨にあかせて自分が元いたチームを買い取るなど強引なやり方をしながらも、大富豪の姿のままで元いたチームのクォーターバックに選出されるという離れ業を成し遂げた主人公ジョーでしたが、なんとここで大富豪本来の「寿命」が来てしまいます。せっかくいい関係になれたヒロインともお別れ・・・それを察した主人公ジョーは、ヒロインに告げます。「君の全てを覚えておきたい、君も僕を忘れないでくれ。もしこれから先、今僕に感じた何かを他の誰かに感じたら、そいつはいい奴で、フットボールをやっている。そしてたぶんそいつは、クォーターバックだ」と。

その時は何のことかわからなかったヒロインでしたが、その後大富豪の死が判明し、ショックを受けるヒロインは、スーパーボールの試合後、見知らぬ男とすれ違います。彼は、大富豪が死んだ後に主人公が乗り移った同じチームの選手で、そして主人公ジョーは「この体で一生を全うするため」、それまでの記憶を消されていたのでした。

その男もヒロインも、初めて会ったはずなのに、何かお互いが気になってしまいます。それがなぜかはわからないながらも、ヒロインをコーヒーに誘うその男の目を見て、ヒロインは気づきます。「あなた、クォーターバックね・・・?」見る者の涙を誘う、珠玉のラストシーンを飾る、洋画「天国から来たチャンピオン」の名ゼリフです。

洋画「天国から来たチャンピオン」の笑いのスパイス

一連の、主人公ジョーが人生をやり直すがごとく奮闘し、その過程でヒロインと恋に落ちる物語と平行して描かれるのですが、大富豪の妻とその秘書を描くパートであります。実はこの妻と秘書は共謀して、その財産を奪おうと大富豪の命を狙っていたのです。

殺したはずの大富豪が(主人公が乗り移ったので)ひょっこり生き返ってびっくり仰天、しかも主人公ジョーがヒロインと恋に落ちた後、妻に向かってあっさりと「別れよう」と言い出したりするのを見て錯乱する妻と秘書。このパートは洋画「天国から来たチャンピオン」のコメディパートを担当する形になっており、妻役のダイアン・キャノンがアカデミー助演女優賞にノミネートされたことからもわかるように、ハートウォーミングな内容の洋画に笑いのスパイスを加え、引き立てる役割を十二分に果たしています。

洋画「天国から来たチャンピオン」の裏話

オリジナルの「幽霊紐育を歩く」の主人公がボクサーだったので、リメイクも最初はボクサーを主人公に、しかも配役にモハメッド・アリを考えていたそうです。

しかしアリに出演を断られたため、アメフトを舞台にした内容に変えたのだとか。もし「主演:モハメッド・アリ」が実現していたら、全然違う洋画になっていたのではないでしょうか。

劇中、主人公が吹くサックスのメロディーと、切ないメインテーマが心に残る作品ですが、音楽を担当したデイヴ・グルーシンは、この後ウォーレン・ビューティーの監督・主演作「レッズ」でも音楽を担当しています。

オリジナルの「幽霊紐育を歩く」は、原題が「Here Comes Mr.Jordan」。そして実は、このリメイクである本作と同じ原題の「Heven can wait」(邦題「天国は待ってくれる」)という1943年度製作の洋画があるのですが、これは全く別の作品なのです。

洋画「天国から来たチャンピオン」のまとめ

いかがでしたでしょうか?洋画「天国から来たチャンピオン」は、ハートウォーミングな作品にコメディ要素を加えた万人受けする洋画となっています。今では主人公が死んでからの物語は多くなっていますが、洋画「天国から来たチャンピオン」はその先駆けと言われています。ぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?

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