【株 初心者必見!】気配の見方!見せ板に騙されるな!

【株 初心者必見!】気配の見方!見せ板に騙されるな!

株取引を始めるとき、利益をあげるために、様々なサイトや本を参考にしたり、セミナーに参加するのではないでしょうか。勉強をするうえで最低限の知識を学ぶことは悪くないことですが、8割の人が損をするのが株取引になります。教科書の知識だけでは利益をあげることは難しいのが現実です。

では株取引で利益をあげる人は、教科書で得られる知識以外にどのような知識をもっているのでしょうか。ここでは気配値(板)の見方、捉え方、そして実践方法(どのように利用するのか)を紹介します。

気配値(板)を教科書ではこう説明している

気配値(板)とは、買い方(株式の購入希望者)および売り方(株式の売却希望者)が提示する値段のことで、その情報を一覧表にしたものが「板情報」になります。

気配板

多くの教科書では、「買い方」が多ければ『買い』が有力、「売り方」が多ければ『売り』が有力といったように紹介されています。

教科書の判断基準は正しいのか

答えは「正しくない」です。

理由は簡単です。「買い方 / 売り方」がいくら多くても、『買う気がない注文 / 売る気がない注文』が混ざっているためです。次の例を見てみましょう。

買い方多い例

買気配株数のUnderの『1,000,000』が、売気配株数のOverの『400,000』より明らかに多くなっております。本当に買い方が全部買う気がある場合は『買い』が有力になります。しかし、実際はそんなことはありません。株式を買う気がないのに、買い注文を行う人がいます。いわゆる「見せ板」のことです。

見せ板とは、約定する意思のない注文のことです。では、なぜそんなことをするのでしょうか。理由は、一時的に株価を上昇もしくは下落させることができるからです。

気配値(板)を見て、株式の購入や売却のタイミングを検討する人がたくさんいます。実際に株式投資で利益を上げている人も、経験の多い人も、気配値(板)を見ないで売買することはほとんどないでしょう。株取引前は必ず気配値(板)の状態を確認し、取引に移る人がほとんどです。資本がたくさんある大口個人投資家や機関投資家は、誰もがとる『気配値(板)を見る行動』を逆手にとり利益を上げることができます。

にっくき、大口個人投資家や機関投資家の手法!

では大口個人投資家や機関投資家は、実際どのように利益を上げるのでしょう。皆さんは、次の気配値(板)を見たときにどう考えますか?

買い方 見せ板

この場合、株価『97』の買気配株数が「135,000」と他と比べて非常に多くあります。恐らく株式投資の初心者の方は『97より株価が下がることはないのでは?』とか、『これだけ買いたい人が多くいるということは、上がるのでは?』などと考えてしまうでしょう。実はこの心理を、大口個人投資家や機関投資家は利用するのです。

株価『97』の買気配株数が見せ板だったとき、どのような動きになるか説明します。株式投資の初心者の方はこの見せ板の注文を見て、教科書通り『今日は買い注文が多い日=買いが有力』と判断し、株式を購入してしまうことがあります。そうなると、株価が上昇し始めます。つまり、買気配株数の多さから、「この株は買いだ!」と思わせ、株式投資の初心者の方の買い注文を誘発させるのです。

そして、実際に見せ板(株価『97』の買気配株数)を仕込んだ大口個人投資家や機関投資家は、株価が上昇した後、一気に株式を売却してしまいます。売却することでもちろん上昇していた株価が少し下がります。株式投資の初心者の方はこの時点で『おや?』と思い始めます。

次に、見せ板(株価『97』の買気配株数)を取り消しを行い、買気配株数を減らします。この時点で、心の支えになっていた買気配株数がなくなるわけであるため、株式投資の初心者の方は『やばい!』という心理にかわります。

最後に、「売り方」の注文を出し、次のような見せ板(株価『97』の売気配株数)を作りあげます。こうなってしまったら、株式投資の初心者の方は『下がりそう、、売らなきゃ!』という心理にかわります。

売り方 見せ板

結局、株式投資の初心者の売りが売りを呼び、株価は元の値に、ひどい時はもっと低くまで下がってしまいます。早く売却できていれば、そこまで損をしないかもしれませんが、結局売却できず、大きな負債となる人もいるでしょう。こうして、大口個人投資家や機関投資家は株式投資の初心者から資産を奪っていきます。

では気配値(板)を利用して、どのようにして利益を上げる?

答えは簡単です。大口個人投資家や機関投資家が作った「見せ板」による流れを、同じように利用してやればいいのです。気配値(板)をみて、「見せ板」と思うものがあれば、上昇の流れ、下落の流れに乗ってあげるのです。

たとえば、買気配株数に見せ板を発見できたとき、すぐに株式を購入し『買い』の流れに参加します。そして気配値(板)をしっかりと監視し、『見せ板がなくなった or 大きな売りが入った』、その瞬間に株式を売却します。次に、逆に「空売り」を行い『売り』の流れに参加していきます。このようにすることで、デイトレードであれば、かなりの高確率で利益を上げることができるでしょう。

しかし、ここで注意しなければいけないのが、流れに乗り遅れたときです。見せ板より株価がだいぶ離れてしまった時、いつ流れが変わるかわからないため、株式の売買は控えたほうが良いでしょう。ここというタイミングのみ、株取引をすることをお勧めします。

これだけは注意!株式市場を牛耳る機関投資家!

基本的に大口個人投資家や機関投資家の仕掛けには逆らわないことをお勧めします。株価が、上がりそうでも、下がりそうでも、いい情報が株式会社のIRで発表されても、大口個人投資家や機関投資家は一般人の資産の何十倍〜何百倍の資産を持っているため、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーのような機関が作った流れに逆らうと痛い目にあってしまいます。逆張りをすればするほど、ドツボにはまってしまうので、注意してください。

まとめ(株取引で利益をあげる人の『気配値(板)』の利用法)

  • 気配値(板)の「見せ板」かどうかを見分け、個人投資家や機関投資家の流れに乗る
  • 流れに乗り遅れたときは、無理をしない

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