【株 初心者必見!】配当金ねらいの株式投資は賛否両論!

【株 初心者必見!】配当金ねらいの株式投資は賛否両論!

株取引を始めるとき、利益をあげるために、様々なサイトや本を参考にしたり、セミナーに参加するのではないでしょうか。勉強をするうえで最低限の知識を学ぶことは悪くないことですが、8割の人が損をするのが株取引になります。教科書の知識だけでは利益をあげることは難しいのが現実です。

では株取引で利益をあげる人は、教科書で得られる知識以外にどのような知識をもっているのでしょうか。ここでは株式投資で賛否両論ある「配当金ねらい」について、どのように捉えるべきなのかを紹介します。

「配当金ねらい」を教科書ではこう説明している

配当金とは、株式会社が出した利益の一部を株主に還元するお金のことです。株式会社が定めた1株あたりの配当金に応じたお金が還元されます。保有する株式が多いほど、たくさんお金が還元されます。

銀行の定期預金の金利に比べ、株式投資での「配当利回り」(※1)は非常に高く、「5%」を超えるものもたくさんあります。銀行の定期預金の金利は「0.1%」もあれば超高金利のため、それこそ金利だけで見ると「50倍」を超えるものも存在します。

※1.投資金額に配当利回りをかけたものが配当金となるため、「銀行の金利=株式投資の配当利回り」となり、株式投資における金利は「配当利回り」となる

具体的な例:株式会社Aは、株価1,000円、1株につき「30円」の配当金

  • 100株購入した場合、購入金額が10万円、3,000円の配当金、3%の配当利回り
  • 1,000株購入した場合、購入金額が100万円、30,000円の配当金、3%の配当利回り

そのため多くの教科書では、銀行にお金を預ける(投資する)より株式投資をしたほうが、金利がはるかに高いため、配当金ねらいの株式投資を進めています。株式投資で配当金を得ることで、効率よい資産運用を実現することができると教科書は紹介しているでしょう。

教科書の紹介内容は正しいのか

答えは『まったく正しくない』です。

確かに配当金は銀行の金利よりかははるか高くに魅力的ですが、リスクを理解してから配当金ねらいで株式投資をすべきです。配当金ねらいの株式投資には様々なリスクがあります。

では、どのようなリスクがあるのでしょうか。大きく2つのリスクがあります。

  • ①株価は変動する。株式会社が倒産して資産がなくなる可能性もある
  • ②配当金は変動する。配当金自体がなくなる可能性もある

①のリスクについて

株価が下がる例

株式会社の業績次第で、株価が変動します。たとえば、株価100円の時に株式を100万円購入したとします。その後、業績が悪化して株価が70円になった場合、資産が70%の70万円になってしまい、30万円の損失がでます。倒産でもしたら、資産が0円になってしまい、100万円の損をすることになります。逆に業績が好調で株価が130円になった場合、資産が130%になり、30万円の利益がでます。業績次第で、配当金以上の損失や利益が生じることを理解しなければなりません。

そのため配当利回りが高くても、業績悪化や倒産のリスクがある株式会社には、絶対に投資すべきではありません。配当金ねらいで株式投資する前に、必ず業績や財務状況を確認してから投資判断をした方がよいでしょう。

②のリスクについて

配当金が減る

配当金は企業が決めるため、業績によって配当金が増えたり減ったりします。株式を購入した後に業績が下がってしまい、株価も下がり配当金もなくなるといったことありうる話です。また配当利回りが高い銘柄は、業績自体が悪化し株価が下がってしまい、配当利回りが高くなっている可能性があります。そういった業績の悪い株式会社は配当金を廃止したり、下げたりすることが多く見受けられます。そのため、安定した業績を残しつつも、10年以上配当金を出しているような株式会社を選ぶことをオススメします。

リスクを回避しようとして陥りやすい罠

株価変動と配当金変動のリスクを回避するため、権利付最終日に駆け込み株式を購入し、権利落ち日に株式を売却しようとする人が非常に多いです。しかし、同じ行動する人が多く、権利落ち日は株価が暴落した状態でスタートし、配当金以上の損失をしてしまうことが多々あります。

配当金を狙った素人投資家たちがこのような行動をするため、『権利付最終日に向け、株価が上がり、権利落ち日に暴落』という鉄板の罠にはまる可能性が高いといえるでしょう。

権利付最終日

では、どのようにリスク回避をすればいいのか。次の3点を満たした株式会社を選ぶことです。

  • 安定した業績を残しており、倒産の恐れがない
  • 配当金がここ10年以上、変更がない
  • これ以上株価が下がる可能性が低い、株価が割安

配当金ねらいで株式投資をする場合、安定した業績(※2)を残している、かつ、安定した配当金を出している株式会社の株価が割安(※3)の時を狙って株式を購入し、長期保有することが一番よいアプローチ方法になります。

※2.安定した業績の判断に「ID_051(リンク)」を参照ください。 ※3.株価の割安性の判断に「ID_017(リンク)」を参照ください。

『配当金ねらいの株式投資』は賛否両論

配当金ねらいの株式投資に対しては様々な意見があります。権利落ち日に株価が下がるケースが多いため、配当ねらいに否定的な人もいれば、長期投資で割安時に株式を購入し高い配当利回りを得続けている人もいます。

結局のところ、配当金ねらいで株式投資を実施し利益を上げる人は、ファンダメンタル分析をしっかりと行ったうえで長期投資している場合がほとんどです。そのため、配当金はオプション程度にとらえ、長期投資を目的に株式投資を行ったほうがよっぽど安定した運用かつ利益を上げることができるでしょう。

株取引で利益をあげる人は『配当金ねらいの株式投資』をしているのか

まとめとして、利益をあげる人の動向をまとめました。利益をあげる人の中でも様々なスタイルがあると思いますが、配当金ねらいの株式投資の捉え方に関わる共通したルールは以下になります。

  • まとめ
  • 株価と配当金は変動するものと理解したうえで投資する
  • 安定した業績、安定した配当金の提供、そして割安の銘柄に投資する
  • 『権利付最終日に向け、株価が上がり、権利落ち日に暴落』という鉄板の罠にはまらない
  • 長期投資のオプションとして配当金を考慮するレベルでもよい

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