【株 初心者必見!】IPO投資はやらなきゃ損!
株取引を始めるとき、利益をあげるために、様々なサイトや本を参考にしたり、セミナーに参加するのではないでしょうか。勉強をするうえで最低限の知識を学ぶことは悪くないことですが、8割の人が損をするのが株取引になります。教科書の知識だけでは利益をあげることは難しいのが現実です。
では株取引で利益をあげる人は、教科書で得られる知識以外にどのような知識をもっているのでしょうか。本記事では、比較的簡単に利益を出せると言われている「IPO投資」について、どのように捉えるべきなのかを紹介します。
IPOって?
IPOとは、Initial Public Offeringの略語で、日本語では「新規公開株」や「新規上場株式」などと呼ばれています。簡単に説明すると、証券取引所に上場することで、誰でも株取引をできるようにすることを「IPO」と言います。
また、IPO投資とは、上場する前に株式を取得し、上場日に初値で売却してしまうことをいいます。上場する前にIPO(新規公開株)を手に入れるには、証券会社ごとのルールに従いIPO購入の申し込みを行い、抽選に当選する必要があります。
IPO投資を教科書ではこのように説明している
IPOは、上場日の初値が公募価格を上回る確率が非常に高いです。これは過去の実績(※後述)からも明白です。そのため多くの教科書は、IPO投資に対しては次のような紹介をしているでしょう。
- IPO投資は、高確率で利益を上げることができる
教科書の紹介内容は正しいのでしょうか。
答えは『正しい』です。
IPO投資の過去の実績を見る限りは、圧倒的と言っていい勝率を誇っています。どれくらいの勝率を残しているか実績を紹介します。
過去5年のIPO投資実績 ※初値が公募価格を上回れば勝ちとして計算
年度 | 上場数 | 勝敗数 | 勝率 |
---|---|---|---|
2012年 | 46社上場 | 37勝 9敗 | 勝率80.4% |
2013年 | 54社上場 | 52勝 1敗 1分け | 勝率96.2% |
2014年 | 77社上場 | 59勝 15敗 3分け | 勝率76.6% |
2015年 | 92社上場 | 82勝 8敗 2分け | 勝率89.1% |
2016年 | 83社上場 | 67勝 15敗 1分け | 勝率80.7% |
過去の実績を見る限り大体80%以上の勝率を誇ります。この結果を見る限りは教科書の言う通り、かなり高確率で利益を上げることができるといえるでしょう。
しかし、IPO投資の魅力はこれだけではありません。
IPO投資は、ローリスク!ハイリターン!
高い勝率を誇ることはわかりました。では、公募価格からの上昇率はどれくらいなのでしょうか。上昇率100%を超える(資産が2倍以上になる)過去の実績を紹介します。
過去5年のIPO上昇率
年度 | 初値が公募価格を上回った会社数 | 上昇率100%以上の会社数(割合%) | 最高上昇率 |
---|---|---|---|
2012年 | 37社 | 9社(24.3%) | 212.50% |
2013年 | 52社 | 29社(55.8%) | 456.25% |
2014年 | 59社 | 29社(49.2%) | 462.50% |
2015年 | 82社 | 30社(36.6%) | 433.09% |
2016年 | 67社 | 24社(35.8%) | 372.97% |
この実績よりわかるように、IPO投資は平均3割を超える確率で2倍以上に資産が増えます。最高上昇率を見るとわかりますが、よい銘柄であれば資産が5倍以上(400%越え)になることもあります。まさに『ハイリターン』な投資といえるでしょう。
では、IPO投資で負けた場合、下落率はどのようになっているのでしょうか。過去の下落率の実績を紹介します。
過去5年のIPO下落率
年度 | 初値が公募価格を下回った会社数 | 平均下落率 | 最高下落率 |
---|---|---|---|
2012年 | 9社 | 6.5% | 15% |
2013年 | 1社 | 4.18% | 4.18% |
2014年 | 15社 | 8.07% | 20.43% |
2015年 | 8社 | 8.98% | 23.64% |
2016年 | 15社 | 7.41% | 17.33% |
平均にしても例年「-5~8%」のレンジに収まっています。この結果を見る限り、IPO投資で負けたとしても、大きく負けることはめったにないことがわかります。まさに『ローリスク』な投資といえるでしょう。
以上の考察より、IPO投資はまさに『ローリスク・ハイリターン』というすばらしい投資であることがわかります。
これであなたも株式投資で間違えなく勝てる!…というわけではありません
IPO投資は、すばらしい投資であることは間違いありません。しかし、これには条件が付きます。その条件は何でしょうか。
それは、『当選すれば』です。
IPO投資をするために、上場する前に株式を取得する必要があります。それには、まず証券会社に購入申請を行い、当選する必要があります。
証券会社が、主幹事か平幹事で確率が変わってきます。主幹事の証券会社から申し込んだ方が当選率が上がります。このあたりの当選率を上げる方法については、詳しくは「リンク(ID145)」を参照ください。ただ1つ言えることは、すべてに当選することは不可能、努力しても「20~30%」の当選率に収まる人が多いでしょう。
- 平幹事の場合
- 小型IPO 0.1~0.5%程度
大型IPO 5~10%程度
- 主幹事の場合
- 小型IPO 5~10%程度
- 大型IPO 50%程度
また、基本的に証券会社の抽選に当選したら、1単位のIPOの購入が可能になるため、お金持ちがIPOを独占することはありません。そのため、IPOに全財産を投資し、上昇率200%の場合、全財産が3倍にもなるということはないので、1回のIPO投資で大きく財産を増やすことはできません。
とはいえIPO投資は、『ローリスク・ハイリターン』の素晴らしい投資のため、利益を上げている投資家は、手持ちの資産とのタイミングが合えば、IPO投資を行っている人が多いといえるでしょう。
株取引で利益をあげる人は『IPO投資』をしているのか
まとめとして、利益をあげる人の動向をまとめました。利益をあげる人の中でも様々なスタイルがあると思いますが、IPO投資に関わるまとめは以下になります。
- IPO投資は『ローリスク・ハイリターン』の素晴らしい投資
- 勝率80%を超える年が多く、安定して利益を上げることができる
- 勝った場合、上昇率が100%を超える(資産が2倍になる)割合は平均40%を超えるハイリターンな投資といえる
- 負けた場合、平均下落率が「5~8%」に収まるローリスクな投資といえる
- 当選率は、努力しても「20~30%」と、IPOを取得することが難しい
- 株取引で利益をあげる人は、IPO投資をしている人が多い
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