【株 初心者必見!】トレンドが変わる鍵は『空売り規制』が握っている!

【株 初心者必見!】トレンドが変わる鍵は『空売り規制』が握っている!

株取引を始めるとき、利益をあげるために、様々なサイトや本を参考にしたり、セミナーに参加するのではないでしょうか。勉強をするうえで最低限の知識を学ぶことは悪くないことですが、8割の人が損をするのが株取引になります。教科書の知識だけでは利益をあげることは難しいのが現実です。

では株取引で利益をあげる人は、教科書で得られる知識以外にどのような知識をもっているのでしょうか。ここでは相場の流れを変えるきっかけにもなる「空売り規制」について、どのように捉えるべきなのかを紹介します。

空売り規制とは

空売り規制

空売り規制とは、証券取引所がおこなう信用取引を利用した信用売り(空売り)を規制することです。目的は売り圧力が強くなることにより、株価が急落することを防止するためです。大口個人投資家や機関投資家が空売りを利用し、株価を急落させることで、市場がパニックになることはよく見受けられます。そういったパニックを阻止するため空売りを一時的に規制することで市場を安定させることができます。

空売り規制の条件

空売り規制に該当する条件は次です。

  • 空売り規制に該当する条件
  • 当日の基準価額(※)から10%以上下落した銘柄
    • (※)基準価額は、前営業日の終値などから決定される、当日の「呼び値の制限値幅の基準価額」のこと、基本的に前日の終値と思えば良い

空売り規制の条件に触れることを「トリガー抵触」といいます。また規制内容と解除条件は次になります。

  • 規制内容
  • 1度に51単元(※)以上の空売りをすることができない
    • 単元とは各株式会社ごとで定めた売買単位のこと
    • 1単元100株であれば5,100株以上、1単元1,000株であれば51,000株以上の空売りができない
  • 50単元以下の空売りはできるが、以下の条件がある
    • 指値注文のみ空売りできる
    • ザラ場で株価上昇時 ※図解①
      • 現在の株価未満での指値空売り注文は不可
      • 現在の株価以上での指値空売り注文は可能
    • ザラ場で株価下落時 ※図解②
      • 現在の株価以下での指値空売り注文は不可
      • 現在の株価より高い指値空売り注文は可能
図解①
図解②
  • 解除条件
  • 規制が適用された日から翌営業日の取引終了するまで適用される

空売り規制の影響を教科書ではこう説明している

空売り規制の影響で株価が上がりやすくなる。

空売り規制銘柄は、新しく空売りすることが難しくなります。そのため多くの教科書は、空売り規制になった銘柄は売り圧力が弱くなり、株価が上がりだすと紹介しています。そのため、空売り規制になった銘柄は『買い』であると書かれていることが多くあります。

教科書の判断基準は正しいのか

答えは「正しい」です。

空売り規制銘柄は、空売りすることが難しくなることで売り圧力が弱くなり、買い圧力が有力になりやすい特徴があります。そのため空売りしていた人たちが、やむなく売り建玉(信用取引を利用し空売りした建玉のこと)を買い戻しをする傾向があります。こういった流れから、踏み上げ(※)相場を形成しやすくなり、株価が上がりやすくなります。

※ 踏み上げとは、株価が上がることで、空売りをしている投資家が損失に耐え切れずに売り建玉を買い戻す連鎖により、買い戻しが買い戻しを呼び、株価が上昇すること

そのため、教科書に載っているように、空売り規制銘柄は『買い』から入ることで勝率を上げることができることは間違いありません。

実際に空売り規制銘柄に対して、どのように立ち振る舞うのが良いか

まずは株価が下がった理由を調査しよう

基準価額から10%以上も下がる理由は何なのか。それを明確に意識する必要があります。

倒産の危機が発生したといったビックニュースが理由で、株価がいきなり10%以上も下がった場合は、いくら空売り規制銘柄であってもリスクが高すぎます。実際に翌営業日も下がる可能性や倒産の可能性が高いため、手を出さないほうが無難でしょう。このように、致命的な理由で株価が下がったわけではないことは必ず確認しましょう。

どのような空売り規制銘柄がよいのか

一番理想的な空売り規制銘柄は、株価が底打ちした銘柄です。底打ちしたかを見極めるのはすごく困難ですが、いきなり10%下がった銘柄ではなく、ダラダラと下がって、追い打ちをかけるように10%下がったような銘柄であれば、空売り規制をきっかけにトレンドが変わる可能性が非常に高くなります。

株価反転

その他の細かい条件として、空売り規制後に出来高上昇したり、信用倍率が1倍以下(空売りが信用買いより多い)の株式銘柄であれば、より大きな踏み上げを期待することができるでしょう。

株式の購入タイミング、売却タイミング

株価が下がった原因が、会社の経営の根本を揺るがすような理由ではない場合、空売り規制が適用された翌営業日(空売り規制中)のタイミングで株式を購入して問題ありません。またもう少し安全な株取引を希望する方であれば、トレンドが変わるのを確認してからでも問題ありません。

次に売るタイミングですが、まだまだ株価が下がり始めだったりする場合は、短期投資と割り切った方が良いでしょう。規制が解除されればすぐにまた大口個人投資家や機関投資家が空売りを仕掛けて株価を下げようとする可能性が非常に高いです。利確および損切りを徹底し投資を実施するべきです。また一番理想的な株価底打ちしたタイミングで購入できた場合は、上昇トレンドへ変わる可能性が有ります。この場合は中・長期投資も視野に入れながらある程度の期間は保有し続けた方が良いでしょう。

株取引で利益をあげる人の『空売り規制』の考え方

まとめとして、利益をあげる人の動向をまとめました。利益をあげる人の中でも様々なスタイルがあると思いますが、空売り規制の影響に関わる共通したルールは以下になります。

  • 空売り規制は、信用売り(空売り)を規制すること
  • 空売り規制が適用される条件は、当日の基準価額から10%以上下落した株式銘柄
  • 空売り規制は、『買い』のサイン
    • 倒産などの致命的なリスクがある場合は対象外
    • 株価底打ちの可能性がある場合は上昇トレンドに変わることもある
    • 下降トレンドの場合は、短期投資に徹した方が良い

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