【株 初心者必見!】欲に負けないための「購入すべき株式数」
株取引を始めるとき、利益をあげるために、様々なサイトや本を参考にしたり、セミナーに参加するのではないでしょうか。勉強をするうえで最低限の知識を学ぶことは悪くないことですが、8割の人が損をするのが株取引になります。教科書の知識だけでは利益をあげることは難しいのが現実です。
では株取引で利益をあげる人は、教科書で得られる知識以外にどのような知識をもっているのでしょうか。ここでは、より汎用的な取引を実施するために必要な知識、「購入すべき株式数」について、どのように捉えるべきかを紹介します。
まずは単元株式数について理解しよう
単元株式数とは、株式取引で売買される売買単位のことです。単元株式数は企業が決めることができ、銘柄によって異なりますが、1株、100株、1,000株を採用しているところが多いです。また単元株式数は、株式の購入に必要な株式数でもあるため、株式を1単元(1口)購入するのに必要な金額は「株価 × 単元株式数」となります。
投資家は株式を購入するとき、何単元(何口)購入するかを決めて、必要な金額を用意し株式を購入します。たとえば、単現株式数が100株で株価500円の銘柄を2口購入するのであれば、「100株 × 500円 × 2 = 100,000円」必要になります。
投資家は常々、購入したい株式数を考え、それにどれくらい費用が必要になるか、自分の資金と相談しながら投資しています。
「購入すべき株式数」について、教科書はこう説明している
株式を購入するとき、2単元以上(2口以上)購入することで、部分的に利確したり、部分的に損切りしたり、取引の幅が広がります。
そのため多くの教科書は、株式を購入するとき、資金的に2単元以上(2口以上)購入できる銘柄を選ぶべきと紹介されていることが多くあります。2口以上株式を購入できる銘柄を優先して選ぶようにオススメしているでしょう。
教科書の答えは正しいのか
答えは「正しい」です。
基本的に1単元しか買えないような、銘柄の株式を取得してしまうと、それ以外何もできなくなります。取引に応用が利かなくなるため、避けたほうが良いでしょう。
どのように取引に応用が効くのか
リスクヘッジしやすい
株式会社Aの株式を保有していたとします。日本経済にダメージを与えるような出来事が起き、株式会社Aの株価が明らかに下がる場合、あなたならどうしますか?
明らかに下がるとわかれば、「一旦売却、経済が落ち着いたら買い戻す」というような割り切った取引をすることが一番の正解ということができます。
しかし、なかなかそのような思い切った行動ができないのが、人間というもの。
保有している株式数や資金の状況により対応できる方法が異なります。
1単元しか株式を持っていない
売却することができなければ、ただ資産が減っていくのを眺めることになってしまいます。かなりの高確率で身動きが取れなくなります。
しかし、空売りする資金がある場合、空売りをするという選択肢が増えます。空売りすることで、保有する株式のマイナス分を相殺することができます。このように「資金的に2単元以上(2口以上)購入できる銘柄を選ぶべき」を守ることで、取引に応用を利かせることができます。
- 1単元しか持っていない場合、空売りができる資金を残す必要がある
2単元以上株式を保有している
2単元以上の株式を保有している場合、全株式を売却できなくても、1単元を売却し様子見をするという選択肢を持てます。さらには、空売りする資金があれば、空売りすることで資金を維持もしくは増やすことすら出来ます。
このように、2単元以上購入できる銘柄を選ぶことで、取引に応用を利かせることができ、資金を減らさないためのリスクヘッジをすることができます。
利益確定方法に幅をもたせる
2単元の株式を持っていれば、もし株価が2倍になったとき、1単元分の株式を利益確定(売却)することで投資原本を回収できます。つまり、会社が倒産しても損をすることがありません。また3単元の株式を持っていれば、株価が1.5倍になったとき、2単元分の株式を利益確定(売却)すれば、投資原本を回収できます。
このように、2単元以上の株式を保有することで、利益確定(売却)のタイミングの選択肢が増え、取引に応用を利かせることができます。利益確定し投資原本を確実に回収しておけば、たとえ天変地異が起きても損失を出さないので、有用な取引方法と言えるでしょう。
しかし1単元しか株式を保有していなかった場合はどうでしょうか。欲望が生じてしまい、なかなか利益確定するのに踏み切ることが出来ません。
保有株全て利益確定してしまえば、人間というのはその後株価が上がれば悔しい気持ちになります。
この当たり前とも言える人間の欲によって、株式を保有し続けてしまい、利益確定をし損ねることがよくあります。そうったときに「とりあえず半分だけ利益確定」という選択肢を持つことができれば、さすがに欲を抑えつけることはできるでしょう。それも許さない強欲をお持ちであれば、株式投資に向いているとは思えません。
一部利益確定し、残りの株式はその後の株価の動向により、売却するか、保有し続けるか、再び買い戻すか様々な選択肢から臨機応変に対応すれば良いのです。そのためにも2単元以上株式を購入できる資金があることは非常に重要になります。
- 2単元以上の株式を保有することで、部分的に利益確定(売却)することができ、急激な株価変動にも耐えることができる
株取引で利益をあげる人の『購入すべき株式数』の考え方
まとめとして、利益をあげる人の動向をまとめました。利益をあげる人の中でも様々なスタイルがあると思いますが、「購入すべき株式数」に関わる共通したルールや考え方は以下になります。
- 単元株式数とは、株式取引で売買される売買単位のこと
- 株式を2単元(2口)以上購入するのに必要な資金「株価 × 単元株式数 × 2」があることを確認してから、株式を購入する
- リスクヘッジしやすいというメリットがある
- 利益確定方法に幅をもてるというメリットがある
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