【セッション】感動する洋画人気投票ランキング！どの作品が一番感動するのか！

「セッション」は、2014年にアメリカ合衆国で製作されたドラマ映画です。監督・脚本はデミアン・チャゼル。第87回アカデミー賞で5部門にノミネートされ、J・K・シモンズの助演男優賞を含む3部門で受賞しました。今回はそんな優秀洋画作品である「セッション」をご紹介します！

また、洋画の中で一番感動する作品を皆さんの中で決めたいと思います。

アンケートを実施していますので皆さんもぜひ教えてください♪

出演は、主演のマイルズ・テラーを初め、J・K・シモンズ、ポール・ライザー、メリッサ・ブノワなどが務めました。2014年1月に開催されたサンダンス映画祭での上映以降、批評家からの賛辞がやまず、特にJ・K・シモンズによる鬼気迫る演技は、「これぞ熟練の演技」などと非常に高く評価されています。『セッション』は新鋭の監督デミアン・チャゼルの労作にして、J・K・シモンズとマイルズ・テラーの演技が光る一本である。」となっています。

ラスト9分19秒で鬼教師が教え子を認めた！セッションの内容としては少し狂ったドラムレッスンの世界。本気で音楽の世界を目指している人、すでに成功を収めた人にも見て欲しい最高傑作！

名門音楽大学に入学したニーマン（マイルズテラー）は、偉大な音楽家になりたいという野望を抱いていました。その思いが届いたのか、有名音楽教師フレッチャー（JKシモンズ）のバンドにスカウトされます。フレッチャーのドラムレッスンは、まさに地獄。怒鳴り声や物が飛んでくるのは当たり前、教え子を死に追い詰めるほど。それでも天才を生み出すために容赦なく試練を課します。全米一の音楽学校での狂気のドラムレッスンの日々も、突然終わりを迎えます。全てを捨てたニーマンは、ある場所でまたフレッチャーと再会し、再度フレッチャーのバンドに加入することに。演奏会当日、ここでもまたフレッチャーとニーマンの駆け引きが見られます。

そして、ラストのラスト9分19秒！ついに鬼教師が教え子を認めた瞬間、映画は幕を閉じます。

「セッション」の映画の監督はデミアンチャゼルです。当時は28歳でしたが、自身もジャズドラマーを目指していたこともあり、「セッション」では脚本も兼任しています。作品の内容も吹奏楽などの音楽経験者なら誰でも経験するようなものばかりです。これから音楽を目指す人や吹奏楽で演奏をしている人ほど共感できる内容です。指導者と演奏者の苦しみや悩み、迷い、絶望などがよくわかります。

「セッション」は、アカデミー賞で助演男優賞・録音賞・編集賞を受賞しています。さらに、作品賞・脚色賞にもノミネートされた作品です。

デミアンチャゼルは、その後、言わずと知れたミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」でアカデミー賞などの賞レースを総なめにします。その前に製作された映画ですが、同じように音楽を題材にしており、最高の指揮者、最高の演奏者が織りなす素晴らしい「セッション」に釘付けにされてしまうでしょう！

とにかくこの映画は、あまり多くを語ることはありません。

バンドのメンバーはたくさん出てきますが、ニーマンとフレッチャーとの二人の天才の壮絶な一対一の戦いになっています。ニーマンは、朴徳としてぶっきらぼうな性格です。 音楽をよく知らない人が見ると、鬼教師フレッチャーの厳しすぎる練習風景に驚くことでしょう。恫喝と暴力は当たり前、ドラマー同士を無理やり競争させたり、血だらけでも演奏会の当日に演奏させるなど、フレッチャーの鬼っぷりもさることならが、傲慢なニーマンのトップを目指す野心がモロに伝わってくるヒューマニティ溢れる映画の内容となっています。

とにかく、フレッチャーが怖い。鬼教師を見事に演じます。そして、音楽に対する厳しすぎる姿勢は、全米ナンバーワンのバンドを率いる素晴らしいプライドと才能を持っているからこそだということがわかります。絶対に妥協を許さない態度は最初から最後まで変わらないと思ったのですが、ラスト9分19秒で見事に鬼教師と教え子の心が通ったような温かい感動で映画が終わるようになっています。二人のラストの表情、手や体の動きなども素晴らしく、スローモーションでほとばしる汗が画面と音と共にそのど迫力がひしひしと伝わってきます。

滲むほど努力した経験があったに違いありません。ニーマンは、何度も絶望し、諦めようとしながらも、やはりドラムに取り掛かります。

音楽は何がいいのか、何が素晴らしいのか、自分が納得しても、観客やこの映画の鬼教師フレッチャーが納得しなければもしかしたら自己満足に終わってしまう場合もあります。

ラストで、フレッチャーに認められ、最高の演奏ができたと自分で納得できたことで終わりを迎えます。観客よりも鬼教師フレッチャーに認められたいと思う、屈折した性格の主人公ニーマンに感動を覚えるに違いありません。

映画「セッション」の原題は、「Whiplash」です。ムチ打ちという意味がありますが、映画を見るとまさにその通りの痛々しい内容です。この映画のジャズの練習曲にもなっていますが名曲です。ラストの演奏会の曲は、「Caravan」でしたが、どちらもサウンドトラックにしっかりと収録されています。

映画も音楽も両方楽しめて感動して泣ける作品「セッション」です。

いかがでしたでしょうか。ラスト9分19秒が気になりますね！映像も音楽もストーリーもとても楽しめて感動する洋画作品の「セッション」をまだみてない方はぜひみてください。

心に残る作品になること間違いなしです！