【レナードの朝】感動する洋画人気投票ランキング！どの作品が一番感動するのか！

実話に基づいた原作の映画化である洋画「レナードの朝」は、自分の意思が無くなったかのように何十年も体が動かなくなってしまった患者達と、その治療法を見出した一人の医師の物語です。ジャンル分けするなら「実話に基づく難病もの」と言える洋画「レナードの朝」を、監督であるペニー・マーシャルが名作の域にまで高めたと言っても過言ではありません。一度は観て欲しいおすすめ作品です。

今回は感動する洋画「レナードの朝」の魅力や見どころについて紹介します！

また、BatQue（バトクエ）では、感動する洋画のアンケートを実施していますので皆さんもぜひ教えてください♪

洋画「レナードの朝」は、1990年製作のアメリカ洋画で、日本は1991年に公開されました。監督は『ビッグ』『プリティ・リーグ』などの女流監督、ペニー・マーシャルです。洋画「レナードの朝」は医師であり作家でもあったオリバー・サックスの、自身の体験を元にした原作が映画化になっています。

洋画「レナードの朝」は映画化に向けて脚色はされていたものの、実話に基づく物語だけに、信憑性があるためとても感動的な作品になっています。

患者が長年の「呪縛」から解き放たれ、家族と共に喜びを爆発させるシーンは、本当に感動的です。しかしその効果が薄れ、次第に「元の状態」に戻っていくに連れ、見ている側はいたたまれなくなります。患者であるレナード役、ロバート・デ・ニーロの迫真の名演が、医師役のロビン・ウイリアムスの葛藤を浮き彫りにしています。本当にこれで良かったのか。「治す」意味はあったのか。その問いかけが、洋画「レナードの朝」を見る側にも突き刺さりますよね。そして迎えるラスト、決してハッピーエンドで終わるというわけではないのに、見ていて思わず胸が熱くなる。このような洋画は、なかなかないのでおすすめです。

レナードが初めて「目覚める」シーン、目覚めたレナードが「失われた年月」のギャップを噛みしめるシーン。続いて他の患者達が一斉に目覚めるシーン、再びのけいれんに襲われながらも「俺を撮れ！そして学べ！」と、自由の利かない口で必死に叫ぶレナードなど、洋画「レナードの朝」の最初から最後までを通して名シーンの目白押しです。

中でも白眉は、終盤体の自由が利かなくなってきたレナードが、知り合った若い女性に別れを告げる場面です。この女性役の、ペネロープ・アン・ミラーも素晴らしいです。もうこんな自分を見られたくないとばかりに、でも精一杯の笑顔で別れの握手を求めるレナードの、その手を握り離さない彼女。ここから数分間、セリフが一切ないシーンが続きます。ピアノの伴奏だけが静かに流れるこの数分間は、まさに珠玉の名シーンです。本当に、何回見ても涙を流してしまいます。一度見たらきっと、自分の中で「感動的！誰かに語りたくなる名シーン」のひとつになること、間違い無しです。

そしてラスト、レナードを始め患者達は、医師達の必死の努力の甲斐なく、再び「沈黙」の状態に戻ってしまうのですが、しかしそれは、決して「元の状態」に戻ったわけではありませんでした。レナードが病院の理事達に語った「あなた達が目覚めさせたのは、『モノ』でなく、『人』なのです」という言葉が、目覚めた患者達と接した医師や看護婦、家族達には十分伝わっていたのです。レナードたちの短い「朝」の時間は、無駄ではなかったということです。レナードが「遺したもの」が、彼が再び眠りについた後にもしっかりと生き続けているとわかるラストは、アンハッピーエンドと言ってもいいシチュエーションでありながら、胸をたまならく熱くさせてくれる感動的な名シーンです。

実はこの洋画、『ワイルド・スピード』シリーズなどで知られる俳優ヴィン・ディーゼルの「デビュー作」だそうです！とはいえ、ノン・クレジットのエキストラ役で、出番はほんの２秒ほど。「ヴィン・ディーゼル　レナードの朝」で検索すればその場面を見つけることも出来ますが、ファンの方は洋画を見ながら探してみるのもいいかもしれません。

いかがでしたでしょうか。感動する洋画「レナードの朝」は、実話に基づいている難病モノを描いている作品です。ご存知の方もいらっしゃると思いますが俳優ヴィン・ディーゼルのデビュー作となっています！まだ見ていない方はぜひご覧になってください！