【ブルベイカー】感動する洋画人気投票ランキング!どの作品が一番感動するのか!
洋画「ブルベイカー」はご存知でしょうか?
数ある洋画の中でも、「刑務所もの」というジャンルには、なぜか昔から名作が多いです。洋画「ブルベイカー」もそのジャンルの一つの作品です。
その代表作とも言える、ポール・ニューマン主演/スチュアート・ローゼンバーグ監督による「暴力脱獄」を始め、バート・レイノルズ主演/ロバート・アルドリッチ監督による血沸き肉踊る刑務所アメフト洋画「ロンゲスト・ヤード」、今やオールタイムベストテンを募集する際には「常連」の如く顔を出すほど名作として認知された「ショーシャンクの空に」など、ちょっと考えただけでも数々の傑作・名作のタイトルが思い浮かびます。そしてこの洋画「ブルベイカー」は、上記に挙げたほどメジャーな洋画ではありませんが、胸にズシンと響く重みと、静かなる感動を呼ぶ隠れた傑作なのです。
- 洋画「ブルベイカー」の3つのポイント
- 刑務所で自らの体験を暴露したトーマス・O・マートン受刑者をベースにしたストーリー
- 明日に向って撃て!」でお馴染みのロバート・レッドフォードが主演
- 1980年度アカデミー賞脚本賞ノミネート作品
感動する洋画「ブルベイカー」の概要
洋画「ブルベイカー」は、1980年製作のアメリカ洋画(日本公開も同じく1980年)です。監督は「暴力脱獄」以来、十数年振りに刑務所ものを撮ることになったスチュアート・ローゼンバーグ、己の正義を貫き通す主人公を演じたのはロバート・レッドフォードです。共演はヤフェット・コットー、マーレイ・ハミルトン、ジェーン・アレキサンダー、この作品が遺作となったリチャード・ウォード(エンドクレジットに、彼に捧げる言葉が流れる)、モーガン・フリーマンなど実力がある役者が演じています。
感動する洋画「ブルベイカー」の魅力
最初に挙げた刑務所ものの名作に共通しているのは、刑務所側の横暴や暴力に対抗するという構図です。反骨精神に満ちた囚人である主人公ヘンリー・ブルベイカーと、その意思に賛同し立ち上がった古参の囚人たち・・・と「ブルベイカー」も同じ構図となっています。
洋画「ブルベイカー」は、なんと主人公ヘンリー・ブルベイカーが本来敵役であるべき「刑務所長」なのです。洋画「ブルベイカー」で主人公ヘンリー・ブルベイカーが立ち向かうのは、刑務所内にはびこった腐敗と、自治制という名の選ばれた数名の囚人による他の囚人への日常的な虐待・リンチ、更には刑務所を食い物にして甘い汁を吸い続けているその地域全体、州全体であります。
この「強大な敵」に、正義を貫く男としてこれほど似合う役者もいないと思えるロバート・レッドフォード扮する主人公ヘンリー・ブルベイカーが、いかに立ち向かっていくか。そしてそれは、果たして成就するのか?これが洋画「ブルベイカー」最大の見所であると言えます。
感動する洋画「ブルベイカー」の名場面・名シーン
洋画「ブルベイカー」の最初の見せ場!囚人の日常
洋画「ブルベイカー」は、まずは冒頭の約30分が、最初の見せ場です。新しく刑務所に入る囚人たちを乗せて走るバス、その中にレッドフォード扮する「囚人ブルベイカー」の顔も。実は主人公ブルベイカーは、州知事の命を受けてこの刑務所に新しく赴任することになった「新刑務所長」であり、刑務所の実情を知るため囚人として潜入していたのです。
その囚人目線で見た、自分がこれから赴任することになる刑務所の内部は、悲惨そのものです。脱獄して捕らえられた囚人は、撃たれた傷を治療せずに放置されたまま。雨漏りのする、ベッドの数さえ足りない(新しい囚人は「床で寝ろ!」と言われます)古びた大部屋の囚人房。理由もなく、見せしめのためだけに行われる凄惨なリンチ。ウジの混入した、内容物すら不明な食事。それを見て「ウッ」となる主人公ブルベイカーに、他の囚人が「食べな、タンパク源だ」と言うところから、これはたまたま起きたハプニングではなく「日常的な食事」なのだと認識させられます。
ブルベイカーの正体を明かす
そして洋画「ブルベイカー」がスタートから30分が経過し、独房に入れられた囚人の反乱に出くわした時に、主人公ブルベイカーはその正体を明かします。囚人たちに、これまで自分が体感した刑務所の腐敗を一掃する決意を表明するブルベイカー。ここで洋画のトーンが一気に変わり、少しずつではありますが次々と改革を進めていくブルベイカーの活躍ぶりが物語の主体となっていきます。困惑する「自治する側」の囚人、戸惑いつつも徐々に彼に賛同していく囚人たち。このコントラストはお見事としか言う他ありません。しかし同時に、ブルベイカーを「危険な奴だ」と思い、押さえつけようと躍起になる地域の人々が現れます。
囚人達の秘密を知ったブルベイカー
刑務所内外からの妨害にもひるむことなく、ブルベイカーは改革を進めていきます。その姿に心を打たれたのか、古参の囚人が恐るべき秘密をブルベイカーに明かします。この刑務所では何十年も前から、「邪魔者」とされた囚人が密かに殺され、刑務所内の農地に埋められていたというのです。「掘るのをやめろ、そうすれば他の言い分は認める」という外部からの圧力をはねのけ、雨の中埋められた囚人の棺桶が幾つも掘り出される洋画「ブルベイカー」のシーンは、まさに圧巻です。
しかし、刑務所内の死体を暴き出したものの、その直後に不幸な事故が起こり、ブルベイカーは退任をやむなくされます。赴任した次の刑務所長が囚人を前に演説をする中、一人刑務所を去るブルベイカー。そこへ、これまでブルベイカーの改革に内心同意しつつも他の囚人を守るため反論を唱えて来た一人の囚人が現れ、ブルベイカーにある言葉をかけます。「あんたに言っておくことがある」。最後に何か、「やり過ぎだったな」とか、皮肉でも言うのか?と思っていると・・・彼はブルベイカーに、ひと言だけ告げるのです。 「You are right.」と。
そして、その囚人の手拍子をきっかけに、新刑務所長の演説を無視して、去り行くブルベイカーの元に集まる囚人たち。声を発することのない、ゆっくりとした拍手での、シュプレヒコール。その拍手に送られ、刑務所を去るブルベイカー・・・この最後の「ひと言」は、問答無用で静かなる感動を呼び起こします。ここでの空撮による、囚人たちと車で去るブルベイカーを同時に捕えた洋画「ブルベイカー」のラストシーンは、まさに洋画の醍醐味そのものです。洋画「ブルベイカー」は、題材が題材だけに重いシーンの多い洋画ではありますが、このラストシーンと、エンドクレジットの字幕に、本当に救われた想いになります。ここで流れる、ラロ・シフリンによる静かなテーマ曲もまた素晴らしいです。最初に挙げた「名作」刑務所ものの数々に比べると、知名度は低いかもしれないが、見て決して損のない、隠れた名作のひとつであることは、間違いありません。
感動する洋画「ブルベイカー」の裏話
「ドライビング・ミス・デイジー」で最初に認識してからもう何十年も経つのに、ずっと「変わらぬいい顔した老人」という印象がしてしまうモーガン・フリーマンですが、彼が始めてクレジットに名前が載ったのがこの洋画だそうです。彼の貴重な?「少し若い役どころ」が見られます!そして、ニコラス・ケイジもエキストラとして出演していました!
そしてなんと、洋画「ブルベイカー」は「実話に基づく」洋画だそうです!実話に基づいて書かれた小説を洋画のために脚本化された作品です。
感動する洋画「ブルベイカー」のまとめ
いかがでしたでしょうか?洋画「ブルベイカー」は、実話に基づき描かれた「刑務所もの」の隠れた名作です。ブルベイカーが起こしていく改革はまさに圧巻ものですので、まだみたことない人はぜひ一度ご覧になってください!
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