【私の中のあなた】感動する洋画人気投票ランキング！どの作品が一番感動するのか！

洋画「私の中のあなた」は、洋画「私の中のあなた」は、たった一人を救うために家族がボロボロになりながらも、難しい答えを見つけ出しその後の人生を前向きに生きていく物語です。ジョディ・ピコーの小説が元になっていますが、原作と異なる結末です。

今回は、洋画「私の中のあなた」の魅力や見どころについてご紹介します。

また、BatQue（バトクエ）では、感動する洋画のアンケートを実施していますので皆さんもぜひ教えてください♪

ベストセラーとなった原作はありますが、洋画「私の中のあなた」は実話でもありそうな遺伝子操作によって生まれたドナーとその家族の話です。白血病の姉ケイトを救うためにドナーとして生まれたのが現在11歳の妹のアナ（アビゲイル・ブレスリン）です。

11歳になる頃にはアナも自我が芽生え、「自分の体を守りたい」と思うようになり、臓器提供を中止させるために両親を相手に訴訟を起こします。これまで姉ケイトを救うために我慢してきたアナの反抗的な態度には何かがきっかけとなっているはずです。

二人の姉と妹、そして兄ジェシー、弁護士を辞めてケイトの看病にあたる母サラ(キャメロン・ディアス)、消防士の父などが登場します。

そして、キャンベル・アレクザンダーという勝訴率91%を誇る有名弁護士も登場しています。てんかんの持病があってそれを隠しつつ犬をいつも連れています。生と死の問題に法律を絡める非常に難しい話を取り扱い洋画化したのは、「きみに読む物語」で有名なニック・カサベテス監督です。

洋画「私の中のあなた」は登場人物全員が、病気や身内の突然の死を経験しており、何らかの問題を抱えています。死を選ぶことも、生きることを選ぶことも自分自身でしなければならない決断だと考えさせられる洋画です。

洋画「私の中のあなた」の魅力はとにかく一度見たら生死について考えさせられます。

「自分自身がドナーとして生まれてきたとしたら？」それはショックですし、両親を恨むはずです。しかし、小さい子供には自分がドナーであることは知らされません。

アナは、何度も姉にリンパ球や顆流球の提供のために骨髄穿刺を行っており、体にも負担がかかっています。これ以上体を傷つけたくないのは当たり前です。次は腎不全を併発したケイトに片方の腎臓まで提供しなければなりません。

11歳になったアナは、勝訴率91%を誇る有名弁護士アレクサンダーに告訴を依頼しました。しかし、姉ケイトが生きるために妹アナがここまで抵抗し、反抗的な態度に出る理由は、最後になって明かされます。

洋画「私の中のあなた」は、白血病に侵された患者と患者を取り巻く家族の生き方にスポットが当てられています。両親の強い願いが、姉ケイトを生かせてくれるかのようです。しかし、どんな手を使っても、タブーを破ってもいいのかというと、そうではないのかもしれません。

やがて姉ケイトにも死期が訪れます。それは死ぬことを覚悟するということです。自分で決めなければならない辛い決断です。家族は死を受け入れ、原作とは異なりますが、姉ケイトではなく、妹のアナが生き続けることになります。

洋画と原作の結末

原作では、アナが交通事故で脳死状態となり、ケイトだけではなく、いろいろな患者を救っています。洋画「私の中のあなた」では逆の結末になっており、監督が原作を否定してしまったのかもしれません。

翻訳された原作との違いを知れば、なぜこのような結末になったのかよくわかるのではないでしょうか？

洋画「私の中のあなた」の名シーンと言えば、妹アナが弁護士に告訴の依頼をするシーンです。

弁護士にいつも寄り添う犬が印象的です。自分の持病のために飼っています。ケイトが死ぬ間際に同じ病院の癌患者と恋人になり、即席の結婚式を挙げるところも感動的シーンです。しかし、数日後相手の男の子が亡くなってしまいます。

姉ケイトと最後を見届ける母サラ。母の献身的な愛を感じさせます。弁護士のアレクザンダーが、裁判中に突然てんかん発作を起こして倒れこんでしまいます。無事に復活しましたが、裁判では勝訴します。弁護士も素晴らしい腕がありますが、女性判事もケイトやアナの話を聞き見事な判決を下します。

女性判事にも最愛の娘がいて交通事故で若くして命を落としてしまった過去があります。 アナは姉ケイトが嫌いなのではありません。ずっと仲良しでした。

アナの告訴に踏み切った衝撃の理由

アナの告訴は、ケイトによるものでした。恋人を亡くし、身体が悪くなっていくケイトは、自分で死を決断し、生みの親として生に執着する母サラを止めたかったということです。

死んだ後迷ったときは、家族みんなで行ったモンタナで落ち合うことを約束し、ケイトは息を引き取りました。

ジョディ・ピコーの小説の原作の結末を変えてしまう思い切った物語の展開は、ニック・カサベテス監督によるものです。洋画「私の中のあなた」は逆の展開により、自ら死を選ぶことの大切さを私たちに知らせてくれたのではないのでしょうか？ドナーとしての臓器移植はせず、11歳の女の子アナは自らの体を守る強い意志を持つ人として描かれています。

いかがでしたでしょうか？洋画「私の中のあなた」は、生きることの大切さを学ばせてくれる感動的な作品です。自分が生まれた時からドナーだったら、親はなんて思うのだろう。など家族のことも考え直すきっかけにもなりますので、ぜひ一度ご覧ください！