【三重県のお土産・名物】「へんば餅」は、現地でしか食べれない幻の銘菓!
皆さん、三重県の伊勢名物「へんば餅」をご存知でしょうか?
三重県にある有名な神社、伊勢神宮。そこへ行くまでの街道沿いに、昔からお茶屋さんが集まり、手軽に食べられて腹持ちの良いお餅を提供していたことから、参宮街道は別名「餅街道」と言われていました。様々な美味しいお餅が集まる「餅街道」ですが、中でも終着点の伊勢神宮にほど近い「小俣(おばた)」で販売されている「へんば餅」は地元では定番ながら、巷では知る人ぞ知る幻の絶品銘菓です。楽天やAmazonなどの通販で売られていないことも、あまり知られていない理由の一つでしょう。食べるのであれば三重県の伊勢神宮に行くしかありません。今回はそんな三重県の幻の伊勢名物「へんば餅」の魅力紹介と、おすすめの食べ方を紹介します。
三重県の伊勢名物「へんば餅」が美味しくて人気がある理由!
三重県の伊勢名物「へんば餅」のあんこは、食べあきることのないバランスがよいあんこ!
「へんば餅」は、円く円盤状のもちの表面は両面が焼かれており、柔らかいながらしっかりとしたお餅の中に、甘さのあっさりとしたなめらかな『こしあん』が入っています。とてもシンプルで、甘さを抑えられた和菓子だからこそ、飽きがこない味と言えます。
伊勢名物は、赤福なども有名ですが、大変甘いため1つで満足する人も多いかもしれませんが、この三重県の伊勢名物「へんば餅」は、こしあんが少し入ってるだけなので、あんこを味わうより、お餅を味わうほうに重きを置かれています。そのため、重くなくさっぱりしており、たくさん食べることができます。地元ではお年寄りから子供までみんな大好きで、とても身近な和菓子です。
また赤福と違い、少しだけオーブンで温めて食べたり、アレンジしやすいのも人気の秘密です。
三重県の伊勢名物「へんば餅」は、歴史が詰まった伝統ある和菓子!
「へんば餅」の由来はさかのぼること1775年(安永四年)にもなります。当時、伊勢参りの際に馬に乗ってきた参拝者は、清流宮川のほとりで馬を預けて船で伊勢に渡りました。その時、この店で休みながら船を待つのに食されたの三重県のが伊勢名物「へんば餅」です。馬を返す場所であることから『へんば(返ん馬)』とされたのが、語源だといわれています。
そして一番驚かされることは、なんと創業当時から製造方法を変えていないというのが、この三重県の伊勢名物「へんば餅」です。
約250年の間、製造方法を変更せずに作り続けており、今でも江戸時代の味を楽しむことができるということになります。そんな長い間、愛され続けた銘菓であるからこそ、シンプルであっさりした味わいが、食べる人を笑顔にしてしまいます。
三重県の伊勢名物「へんば餅」の美味しい食べ方!
三重県の伊勢名物「へんば餅」は、シンプルに緑茶!
三重県の伊勢名物「へんば餅」は和菓子です。べた過ぎますが、日本茶と一緒に食べることが、一番です。甘さ控えめの『こしあん』なので、濃い緑茶よりもぬるめの温度で入れたまろやかなお茶との方が相性よくおすすめです。
三重県の伊勢名物「へんば餅」は、コーヒーにも良くあう!
最近和菓子と一緒にコーヒーをたしなむ方も増えてきましたが、三重県の伊勢名物「へんば餅」もコーヒーとの組み合わせも絶妙です。「へんば餅」の特徴的ななめらかでくちどけの良いこしあんは、濃いめのコーヒーと合わせるとさっぱりと、そしてコクを深く楽しむことができます。
三重県の伊勢名物「へんば餅」が、乾いてしまって硬くなった...けど大丈夫!
あんこを米粉のもちで包んでいるのが「へんば餅」。そのため保存期間は非常に短く、賞味期限は製造日を含めて2日しかありません。そういった背景もあり、遠方へのお土産には向かず、通販でも売られていません。三重県の伊勢名物「へんば餅」は、買ってすぐ食べてしまわなければいけないため、幻の銘菓としてしられるようになりました。
最近では、ビニールに包まれるようになり、保存方法に工夫がほどこされましたが、それでも2日目には少しお餅が固くなってしまうのが残念です。しかし、乾いてしまっても大丈夫!固くなったお餅をおいしく食べる方法があります。
フライパンやオーブンなどで、軽くあぶると、香ばしさが増して、お餅の柔らかさも戻ってきます。
出来立てと同じとまでは言いませんが、また一味違うおいしさが味わえます。
三重県の伊勢名物「へんば餅」のまとめ
いかがでしたでしょうか。三重県の伊勢名物「へんば餅」の魅力が少しでも伝わったらと思います。
伊勢の参宮街道「餅街道」には、有名なものから、地元で楽しまれているものまで、実にたくさんの『お餅』が存在しています。その中でも地元では大人気である幻の伊勢名物「へんば餅」。以前は狭い地元の道沿いにある本店でしか購入できませんでしたが、現在は伊勢神宮へ向かう国道沿いや、伊勢神宮の入り口に広がるおはらい町にも出店されて手に入りやすくなりました。ただ保存期間が短いことが理由で、遠方へのお土産には向かず、通販でも売っていないため、三重県の伊勢の現地に行かないと食べられません。三重県の伊勢名物「へんば餅」は、まだまだ幻の和菓子として扱われていくことでしょう。
約250年の歴史を超えて、変わらないシンプルな見た目と味を継承し続けた銘菓だからこそ、食べるとホッとするような優しい味わいと上品な舌触りを楽しむことができます。大切な人と過ごすくつろぎの時間に、ゆっくりと味わいたい和菓子です。ぜひ一度、三重県の伊勢名物「へんば餅」をお試しください。
コメントを投稿する
投稿されたコメント
コメントはありません。