【パパが遺した物語】感動する洋画人気投票ランキング！どの作品が一番感動するのか！

2015年に作られた、アメリカとイタリアの合作映画「パパが遺した物語」は、『幸せのちから』の監督であるガブリエルムッチーノが監督を務める作品です。父と娘、そして恋人との愛のヒューマンドラマです。

ラッセル・クロウが父親・ジェイク役、アマンダセイフラントが娘・ケイティ役、アーロンポールがケイティの恋人・キャメロン役を演じています。「パパが遺した物語」を通じて、父親が娘への愛情をかけた過去と、娘がその父親の死を引きずりながらも、恋人に向き合う現在をクロスオーバーした進行で描かれています。

今回は、そんなハートフルな洋画「パパが遺した物語」の魅力や見どころについてご紹介します。

また、BatQue（バトクエ）では、感動する洋画のアンケートを実施していますので皆さんもぜひ教えてください♪

交通事故で妻を亡くした夫ジェイク(ラッセル・クロウ)と娘ケイティ(アマンダセイフラント)。ジェイクも事故の後遺症で脳に障害を残し発作を伴う躁うつ病になります。病気の治療をする為にケイティを妻の姉夫婦に預けて入院をするジェイク。やっと7か月後に退院し、ケイティとの生活がはじまりますが、姉夫婦にケイティの親権をめぐり訴訟を起こされてしまいます。 ケイティとの生活、訴訟にかかる費用を捻出するために、必死に執筆をするジェイク。しかし完成した作品は酷評されます。ジェイクはそれでも諦めずケイティと歩んできた人生を綴った作品を執筆します。その作品が完成した後に、発作により父ジェイクは帰らぬ人になります。 ケイティは、その最愛の父親との死別を引きずりながら大人になり、最愛の人を無くしたくない気持ちから恋人をつくることができなくなります。そんな時に、ケイティは、父ジェイクの執筆した本のファンであるキャメロンに出会い恋に落ちます。しかし、キャメロンを好きになればなるほど、最愛の父を失ったトラウマから、キャメロンを失いたくない気持ちが強くなっていき、彼を拒絶してしまいます。次第に心のバランスを崩していくケイティですが、それは、自分にとってキャメロンがどれだけ大切な人であるかということに気づきます。キャメロンはそのケイティの気持ちを受け止めていきます。

「パパが遺した物語」の魅力は、愛する父親との死別から立ち直れずに人を愛することができない娘の感情や、子供を守るために病気をかかえながらも、必死で仕事を頑張る父親の姿をリアルに描いているところです。 躁うつ病の発作で急死してしまう父親の死を引きづり、人を愛する事ができないケイティ。愛するものを失う怖さを父親が娘へ、娘が父親へ抱く想い、そして娘が恋人へ抱く想いを、過去と現在をクロスオーバーさせ表現しているところは、それぞれに感受移入できます。また、「パパが遺した物語」の物語中に流れる曲がとても印象的で重要な役割を果たしているところも魅力の一つです。エンディングの歌詞が父親の想いそのものを歌い上げている様で涙することでしょう。 「パパが遺した物語」は、年齢や立場によって、まったく捉え方が変わる作品のような気がします。「愛しているよ」と伝えることを日本人は照れくさがってあまり口にしないですが、言葉にして伝えることの大切さや言葉以外にも一緒に過ごした思い出を彩る音楽や自転車などのアイテムを持つことの素晴らしさを感じさせてくれるところも「パパが遺した物語」の外せない魅力です。

ジェイクがタイプライターで執筆する横でケイティが絵を描いているシーンがありますが、とても微笑ましく幸せな時を感じさせます。また、大人になりカウンセラーになったケイティが、自分と似たような境遇の子・ルーシーに出会います。親身になり世話をするなかで、ルーシーがやっと心を開き、二人で自転車の練習をする場面は、子供のころに父親と練習したシーンを思い返せてとてもいいシーンです。 そして、ラストシーンのケイティの家の前で、ケイティの帰りをまっているキャメロンが、彼女のすべてを受け止めて、やさしく抱きしめるシーンはとても感動的です。

感動する洋画「パパが遺した物語」の裏話

「パパが遺した物語」で流れるカーペンターズの名曲「Close to you」ですが、これは原曲ではなくマイケル・ボルトのカバーが使われています。脚本では、他の曲が候補にあがっていたそうですが、ラッセル・クロウの提案でこの曲に決まりました。しかし、ライセンスの問題から原曲が使えなかったため、マイケルに依頼し、本作を見て感動した彼が潔く引き受けてくれたからこそ実現した一曲なんだそうです。

いかがでしたでしょうか？洋画「パパが遺した物語」は愛する家族、愛する恋人との儚くも心温まる物語を描いた魅力的な作品です。心にじんわりくる洋画ですので、娘さんを持つお父さん、そして、大事にしたいパートナーがいるカップルの方にはぴったりの洋画ですので、ぜひ一度ご覧になってください！