【株式投資の教科書】株式投資で利益を上げる方法を覚えよう!
株式投資を始めたい人や初心者の方だけではなく、株式に興味はあるけど何も知らない、何もわからない人でもわかるように、株式の仕組みや言葉を紹介していきます。今回は株式投資の「利益構造(キャピタルゲイン / インカムゲイン)」について簡単に説明します。
株式投資で利益を上げる方法
株式投資に限らず、不動産、外国為替、債券、商品取引など、全ての投資は大きく分けて次の2種類の利益構造に分けることができます。
- キャピタルゲイン(売買差益)
- インカムゲイン(利子収入)
キャピタルゲイン(売買差益)とは
キャピタルゲインとは、保有資産の価値が上がることにより、生じる利益になります。もちろん「購入価格」よりも「売却価格」のほうが高くなっていないと、利益を上げることができません。それとは逆に、保有資産が購入価格よりも下がってしまって、損をすることを「キャピタルロス」といいます。
以下の2つの例で詳細を説明します。
①Aさんが武蔵小杉にマンションを5,000万円で購入し、5年後6,000万円で売却した
不動産投資の例になります。これは非常にわかりやすいのではないでしょうか。保有資産がマンションになるため、この例のキャピタルゲインは、6,000万円から5,000万円を引いた『1,000万円』になります。
②Bさんが株式会社BatQueの株式(=株)を株価500円で100株購入し、1年後株式会社BatQueの株価が1,000円になり、100株すべてを売却した
株式投資の例になります。保有資産が株式になります。購入価格は、株価500円を100株購入したため、500円×100=50,000円になります。売却価格は、株価1,000円で100株売却したため、1,000円×100=100,000円になります。そのため、この例のキャピタルゲインは、100,000円から50,000円を引いた『50,000円』になります。
キャピタルゲインは、資産を『安く買い、高く売る』ことで生じる利益のことで、すごくシンプルな利益構造になります。
インカムゲイン(利子収入)とは
インカムゲイン(利子収入)とは、資産を保有することによって、生じる利益です。株式投資の場合は「配当金」、不動産投資の場合は「家賃収入」、外国為替(FX)の場合は「金利(スワップ)」などが、インカムゲインに当たります。もっともわかりやすいのは、銀行に貯金した時に得られ「受取利息」もインカムゲインになります。
インカムゲインはキャピタルゲインと違い、確実に一定の利益を上げることができるメリットがあります。特に、長期保有目的で資産を保有する場合、インカムゲインを目的とすることが多いです。 以下の2つの例を紹介します。
Aさんが武蔵小杉にマンションを5,000万円で購入し、家賃10万円で賃貸した
不動産投資の例になります。保有資産が不動産になります。毎月『10万円』の収入が生じるため、この例のインカムゲインは『1年で120万円』になります。
②Bさんが1株あたりの配当金10円の株式会社BatQueの株式(=株)を株価500円で100株購入した
株式投資の例になります。保有資産が株式になります。100株保有しているため、100株×10円の収入が生じるため、この例のインカムゲインは『1年で1,000円』になります。
インカムゲインは、資産を『保有し運用する』ことで生じる利益のことで、安定した利益を得られます。実質労働なしに生じる収入なので、不労所得ということもできます。
どちらが儲かるの?どちらがおすすめ?
ここで気になるのが、実際はどちらが儲かるのかということです。これに関しては、『儲かるときは』という条件がつけば、キャピタルゲインを狙ったときのほうが圧倒的に儲かります。しかし、キャピタルゲインを狙い失敗した場合、被害額もすごいことになるため、一概にキャピタルゲインを狙ったほうががよいとは限りません。
投資に関しては自分に合ったスタイルでおこなうのが一番です。キャピタルゲインを狙うには、毎日保有資産の状態をチェックしたり、経済の情報をチェックしたり、それなりの時間と知識が必要になります。そういった時間や知識がない人は、コツコツとインカムゲインを狙い資産を増やすことをお勧めします。逆に、情報収集の時間もあるし、知識もあるしという強気な方は、ぜひキャピタルゲインを狙った投資をしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 投資で利益を上げる方法は2つ、「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」である
- リスクはあるけど、大儲けしやすいのが「キャピタルゲイン」
- 堅実ではあるが、確実に利益が出やすいのが「インカムゲイン」
コメントを投稿する
投稿されたコメント
コメントはありません。