ブラック企業の基準を法律から分析!あなたの企業はブラック?ホワイト?人気投票実施中!
精神的苦痛を与える違法基準を定量的定性的に分析!
最後にセクハラ、パワハラについてです。実はこちらに関して明確な法律はありません。 しかしながらセクハラやパワハラに必ず「何らかの苦痛」を与えられているケースが多く、法律(刑法)に触れるケースが多々あります。
- 名誉毀損罪(刑法第230条) ※誹謗中傷する内容を公開したなど
- 侮辱罪(刑法第231条) ※差別的な用語で侮辱するなど
- 【暴行罪】(刑法第208条) ※暴力をふるうなど
- 強制わいせつ罪(刑法第176条) ※性的な暴行など
- 準強制わいせつ罪(刑法第178条)】
- 強姦罪(刑法第177条) ※意思に反し性交するなど
また不法行為とみなせる場合、損害賠償(慰謝料)を請求するケースもよくあります。パワハラに関しては、不法行為とみなす基準があり、以下になります。
- パワハラと感じる行為が同じ職場の者に対して行われたか?
- 社会的地位(優位性)を利用したものか?
簡単にまとめると、「権力を利用し自分を含めた少人数に苦痛や損害を与えている」場合、不法行為とみなせます。
セクハラに関しても同様で、不法行為とみなす基準があり、以下になります。
- 相手の意に反した性的言動か?
ただ、セクハラに関しては「相手の意」ということが曲者で、愛人関係(同意のもと性的関係を持つ)などはセクハラにはなりません。こちらはパワハラとは別で、被害者側が「NG」と思った瞬間に不法行為とみなせます。
以上より、ブラック企業の判断条件の性的苦痛を与える違法基準は、以下になります。
- 刑法に触れるような苦痛を与えることがある
- 権力を利用し自分を含めた少人数に苦痛や損害を与えることがある
- 相手の意に反した性的言動により苦痛を与えることがある
パワハラの被害者は、「不法行為に基づく慰謝料請求」に従って慰謝料を請求することができるので、一度弁護士に相談するのがよいでしょう。
弁護士に相談してみよう!
ブラック企業=違法行為をしている企業なので、一度弁護士に相談してみてはいかがでしょう。上司や企業の罪を暴くことができるかも!?それだけでなく賠償金を得ることもできるかもしれません。
最後に…
「労働時間の違法行為」、「金銭面での違法行為」および「精神的苦痛を与える違法行為」の3つの観点からブラック企業かどうかを分析してみました。かなりの会社が該当してしまうと思います。大手は様々な対応をとっているとは思いますが、中小企業ではなかなか対応に回すお金と時間はないでしょう。やりがいを感じて働けているのであれば、多少の忙しいことに目をつむれる方もいらっしゃると思いますし、知らずに違法行為をしてしまっている企業もあると思います。
あなたが働きやすい企業が一番ではありますが、この記事を読んであれ私の会社ここ守れていないぞというのがありましたら、一度人事や上司に相談してみて、よりよい環境に改善を試みてはいかがでしょうか。3つの観点を守れず、従業員より指摘されてもなお、指摘すらも許さない企業、改善を実施しない企業こそ、本当のブラック企業なのではないでしょうか。
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質問
あなたの企業はブラック企業ですか?のアンケート
ブラック企業の法的基準は以下になるようです。あなたの企業はブラック企業ですか?
<ブラック企業の基準>
- 忙しい時期、暇な時期、全てを平均し、1か月30時間以上の残業が存在する
- 企業自体や上司より強制的な自腹での請求を求める
- 企業が採用した制度を超えた残業代が支払われない
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セクハラはするし社長がき