テレビアニメ【ルパン三世 PARTⅢ(第3シリーズ)】の魅力を徹底解析

テレビアニメ【ルパン三世 PARTⅢ(第3シリーズ)】の魅力を徹底解析

老若男女が愛する「ルパン三世」。世代を超えて愛される理由として、固定キャラクター5人の個性の強さがあげられるのではないでしょうか。『泥棒』といえば天才という名にふさわしい豊富なアイデアと大胆不敵な行動でファンを魅了する「ルパン三世」、『ガンマン』といえばクールで義理堅い男臭さが漂う「次元大介」、『侍・武士』といえば居合いの達人「石川五右エ門」、『美女』といえば裏切りのミステリアスな「峰不二子」、『警部』といえばルパン逮捕に人生を捧げるがいつもあと一歩のところでルパン三世に逃げられ続ける「銭形警部」。

今回は、そんな「ルパン三世」のテレビアニメシリーズの中で『最も知られていない作品』、「ルパン三世 PARTⅢ(第3シリーズ)」について、知られざる設定や魅力を紹介します。

「ルパン三世」といえば??

ルパン三世といえば、原作漫画の設定を多く取り入れた『ハードボイルド』なルパン三世が描かれた緑ジャケットの第1シリーズ、ルパン三世が『優しい泥棒』へと大変身し国民の心を盗んだ赤ジャケットの第2シリーズ、この2つのシリーズを思い描く方が多いのではないでしょうか。

1st & 2nd

しかし、ルパン三世には第2シリーズのあと1984年3月から1985年12月まで1年半の間、放送された「ルパン三世 PARTⅢ(第3シリーズ)」が存在します。みなさんご存知でしたか?

第3シリーズはとにかく『運がない』シリーズであり、評価が悪いわけでもないのに認知度が低い、ある意味伝説的な作品になります。

「ルパン三世 PARTⅢ(第3シリーズ)」とは?

part3 第3シリーズ

スピンオフを除き、テレビアニメシリーズで唯一『PARTⅢ』というナンバリングがタイトルについているシリーズ。第1シリーズや第2シリーズを通し、「ルパン三世」の世界観が確立されたあとに作られましたが、今までの世界観にとらわれず様々な『挑戦』をした作品になります。

その『挑戦』の代表例として、総作画監督を置かないという大胆な手法で作られています。そのため各話の担当の手腕次第でクオリティーに差が生じることで話題になりました。また、第2シリーズであれだけ成功したにもかかわらず、再び原作漫画の「ハードボイルド」と「アダルト」の内容を強く取り込みました。その結果、第1シリーズと第2シリーズのよいところが合わさった魅力的な作品になっています。

大きな変更を行った理由として、制作局は第2シリーズの「日本テレビ」ではなく、第1シリーズの「読売テレビ」に戻っています。当時の読売テレビは「ルパン三世(第2シリーズ)」に激しいライバル意識を持っていおり、アニメ製作会社の東京ムービー新社に対し、第2シリーズとは異なるアニメを作って欲しいというオーダーを出したほど。

その結果、第3シリーズでは総監督を置かないという大胆な手法を受け入れ、第2シリーズ以上に各話で多彩なエピソードを繰り広げることができた、オリジナリティーのあるシリーズになります。

「ルパン三世 PARTⅢ(第3シリーズ)」の設定 〜ジャケットの色〜

「ルパン三世」のジャケットの色といえば、『緑色』か『赤色』のイメージが強いのではないでしょうか。しかし、第3シリーズのジャケットの色は『ピンク色』です。

ピンクジャケット

ジャケットの色を決める際、制作局の読売テレビは第2シリーズに強いライバル心を持っていたため、『赤色』にすることだけはやめて欲しいと要望を出しました。しかし、読売テレビ側にジャケットを何色にするかアイデアが固まっていたわけではなかったようで、『緑色』に戻す必要もないという考えより、ジャケットの色がなかなか決まりませんでした。また第3シリーズでは、全体的に明るいカラーリングに変更する予定だったため、『白色』で行こうかという案もあったようです。

最終的に、ジャケットは『白色』の予定で進めていましたが、絶大な人気を誇った第2シリーズのイメージを少し引き継いだ方が良いという判断で、『白色+赤色』で『ピンク色』になりました。

その結果、第3シリーズのカラーリングは、ルパン三世がピンク色のジャケット、次元大介がオレンジのシャツ、銭形が薄緑グレーのスーツと、従来の設定より全体的に明るく派手目に変更されました。

「ルパン三世 PARTⅢ(第3シリーズ)」はなぜ認知度が低い?その理由を徹底調査

ここまで紹介した限り、すごくオリジナリティーがあり、また違った「ルパン三世」にであえるかもしれないと思えるほど、あまりマイナス要素が見つからないのではないでしょうか。実際に評価も視聴率も好調で、当初の予定では『全26話』で終了する予定でしたが、放送延長が決定し、結局『50話』放送されました。

ではなぜ、認知度が低いのでしょうか。一言でいえば『不運』です(苦笑)。そんな不運を紹介いたします。

まず、不運とも言える代表エピソードが、あの「ルパン三世のテーマ」が使えなかったことです。ルパン三世のかっこよさを倍増してくれる「ルパン三世のテーマ」が使えないことで、作品のイメージがだいぶ変わってしまいました。

次に、放送時間枠です。当時、日本テレビ系列は、読売ジャイアンツ戦のプロ野球を毎日のように中継していました。「ルパン三世 PARTⅢ(第3シリーズ)」の放送時間枠は、土曜日の19時30分〜20時までの枠で、度々野球中継のため放送が延期されしまい、2ヶ月間放送されなかった時期もあったほど。毎週必ず、お茶の間にいればルパン三世が見れた第2シリーズとは違い、いつ見れるかわからない神出鬼没なルパン三世となってしまいました。

極め付けは、再放送が第1シリーズおよび第2位シリーズと比べあまりにも少なく、そもそも再放送がされなかった地域があったほど。リアルタイム以外見るチャンスがなかった人がいたことになります。

こうなったら最後、「知名度が少ない→グッズが作られない→フィギアなどの造形が残らない→現在ほとんど目にかかることがない」という悪循環をたどり、ルパン三世のテレビアニメシリーズの中で『最も知られていない作品』になってしまいました。

まとめ

「ルパン三世 PARTⅢ(第3シリーズ)」は、様々な尖った設定を取り込んだ挑戦的なシリーズで、評価も悪くもなく、当時そこそこ人気もあったにもかかわらず、テレビアニメシリーズの中で『最も知られていない』伝説的な作品となります。

他のシリーズの紹介

最後に他のテレビアニメシリーズについて知りたい方はこちら。

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