ルパン三世(第2シリーズ)の裏設定・魅力の紹介&TVシリーズ人気投票中
「ルパン三世」のイメージといえば、優しい泥棒、義賊、赤ジャケット。そのイメージを作り上げたテレビアニメシリーズが、ルパン三世(第2シリーズ)です。原作漫画や第1シリーズから大きな設定変更が大当たりし、現在まで続く大ヒットアニメとして認知された『一番人気で最も長い作品』こそが第2シリーズのルパン三世です。
そこで今回は、ルパン三世のテレビアニメシリーズ「ルパン三世(第2シリーズ)」について、知られざる裏設定や魅力を紹介し、最後にルパン三世のテレビアニメシリーズの人気投票のランキング結果を発表します。
まずは皆さんの好きなシリーズがあれば教えてください♪
【ルパン三世】テレビアニメシリーズ 人気ランキング!!のアンケート
ルパン三世(第1シリーズ)
ルパン三世(第2シリーズ)
ルパン三世 PARTIII(第3シリーズ)
LUPIN the Third -峰不二子という女-(スピンオフ)
ルパン三世(第4シリーズ)
ルパン三世 PART5(第5シリーズ)
「ルパン三世」の原作とは
原作はモンキー・パンチの漫画!
原作は「モンキー・パンチ」の漫画で1967年に連載されました。フランスの推理小説「アルセーヌ・ルパンシリーズ」の主人公「怪盗ルパン」の孫、「ルパン三世」を主人公においております。
原作漫画から大きく設定変更したのが第2シリーズ!
ルパン三世といえば、明るく陽気な『優しい泥棒』というイメージがあるのではないでしょうか。ルパン三世自身が命を狙われない限り人を打つことはなく、本当の悪党以外を傷つけることはほとんどありません。実際に警察官相手には逃げの一手で、次元大介が車の足止めにタイヤを打つか、石川五ェ門が警察官の服を切りパンツ一枚にして追えなくするかなどのパターンがほとんどです。
しかし、モンキー・パンチが漫画で描いたルパン三世は、ハードボイルドという表現がまさに適切、盗みのためなら暴力や殺人もいとわない、さらに、顔も変装、性別不明、声も偽装と誰も本当の姿がわからないという設定で、大人向けの漫画になります。
そんなハードボイルドな「ルパン三世」を大きく設定を変更し、大成功を上げたテレビアニメシリーズが「ルパン三世(第2シリーズ)」となります。
原作漫画と異なる現在の優しい泥棒の「ルパン三世」を作り上げた作品
前身の第1シリーズは原作漫画に近いハードボイルドなルパン!
前身となる「ルパン三世(第1シリーズ)」は、当時の『初の大人向けのアニメ制作』というコンセプトを設け、原作漫画の設定を多く取り入れた作品で、現在は『優しい泥棒』というイメージの強い「ルパン三世」が『ハードボイルド』な泥棒として描かれています。しかし、放送当時のメインターゲットであるファミリー層には受け入れられず、後半は子供受けするよう方針転換を余儀なくされます。
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- ルパン三世(第1シリーズ)
急遽担当となった現在のアニメ映画監督の巨匠「宮崎駿」と「高畑勲」の活躍もあり、前半に比べ後半は視聴率を立て直すことに成功しましたが、最終的に打ち切りを迎えてしまいます。放送終了後、費用が安いという理由で再放送が繰り返された際に、高視聴率をマークしたことで改めて評価され、第2シリーズの制作へと繋がります。
第2シリーズの大きな設定変更が成功!優しい泥棒のイメージが定着!
「ルパン三世(第2シリーズ)」は、第1シリーズの視聴率の良かった後半の設定を多く取り入れ、さらには強い個性を持った5人のキャラクターを最大限に生かせるように、原作漫画から様々な設定変更を加えることで大成功を納めます。1977年10月から1980年10月の丸3年間で155話放送され、放送終了を惜しまれながらフィナーレを迎えます。
では、第2シリーズの何がそんなによかったのか紹介します。
ルパン三世(第2シリーズ)が人気が出た理由!
原作漫画の設定にとらわれず、ストーリーの幅を広げた!
まず、原作漫画の設定にとらわれ過ぎないことで第1シリーズよりストーリーの幅が広がり、幅広い視聴者の支持を獲得することに成功しました。原作漫画のハードボイルドなエピソード、第1シリーズ後半よりもっと踏み込んだドタバタコメディーなエピソード、心温まる感動するエピソードまで、多彩なエピソードを繰り広げているのが第2シリーズになります。
ルパン三世の舞台を世界へ広げてエピソードの幅が広げる!
次に、ルパン一家の活躍の舞台も第1シリーズの『日本』を飛び出し、第2シリーズは『全世界』へと設定が変更され、世界中のお宝を相手に「ルパン三世」が活躍します。この設定変更はエピソードの幅を広げることが容易になった一つの理由といえます。それに伴い「銭形警部」は『警視庁』から『ICPO』へ出向することに。
伝説の名曲「ルパン三世のテーマ」の誕生!
第1シリーズの渋くかっこいい音楽を、明るく陽気な音楽へと大幅に変更したことで、渋くかっこいいルパン三世から、明るく陽気な3枚目なルパン三世へと設定変更を遂げることに成功します。テーマ曲の「ルパン三世のテーマ」や3枚目設定の「ルパン三世のモンキー面」が生まれたのもこの第2位シリーズになります。
特に「ルパン三世のテーマ」に関しては、シリアスでもスラップスティックでも編曲次第でストーリーにマッチさせることができるほど、汎用性が高い素晴らしい曲で、40年近くたった今でも愛され様々なところで利用されています。
最大の設定変更!ルパンの「優しい泥棒」化!
原作漫画からの設定変更と音楽のリニューアルで可能となった、ルパン三世の設定変更です。『泥棒=悪党』である常識を覆す、『優しい泥棒』という設定を混ぜることで、国民の心を盗むことに成功しました。
特に第2シリーズ放送時に放映された『ルパン三世 カリオストロの城』では、義賊的なルパン三世が描かれ、まさに『優しい泥棒』のイメージを国民に植え付けたといえるでしょう。
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第2シリーズのルパンのジャケットの色は赤色!
ルパン三世のテレビアニメシリーズで赤ジャケットは、第2シリーズだけ!
アニメ「ルパン三世」を語るうえで外せない設定、『ジャケットの色』です。第2シリーズのジャケットの色は『赤色』になります。
第1シリーズの『緑色』から変更されました。第1シリーズといえば、原作漫画の設定を多く取り入れた作品。しかし、実は原作漫画のジャケットの色は『赤色』です。
第1シリーズ当時の映像技術では鮮明な赤色が表現できずにじんだ色に見えてしまったため、鮮明できれいに表現できる緑色が使用されました。1977年には鮮やかな赤色が表現できるようになったため、第2シリーズからは原作漫画の赤色が利用されたとされていますが、実は他にも大人の事情があったようです。もう一つの理由は商業的な理由です。第2シリーズのスポンサーであるバンダイが、第1シリーズのスポンサーの商品と区別できるようにするためといわれています。
多くのテレビスペシャルで赤ジャケットが採用!
テレビアニメシリーズでルパン三世が赤色のジャケットを着ているのは第2シリーズだけです。しかしルパン三世のジャケットの色のイメージは『赤色』が一番多いのではないでしょうか。
実は1989年から2013年にわたって、毎年ロードショーで放送されてきたルパン三世のテレビスペシャルのジャケットが赤色であったことや、1980年代、1990年代に度々再放送されたシリーズが第2シリーズであったことが理由で、ルパン三世といえば『赤色』のジャケットというイメージが強くなりました。
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ルパンのテレビスペシャルが全て一つのボックスに?
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ここが違う!第2シリーズの登場人物の設定
第2シリーズから主要メンバー5人がほとんどの話でレギュラー出演!
まず、第2シリーズではルパン一家の4人と銭形警部がほとんどの話で勢揃いします。主要キャラクターの『5人』はレギュラー出演するようにと、放送局の日本テレビから強い要望があり、「ルパン三世」と「次元大介」のコンビがメインであった第1シリーズと大きく設定を変えてます。
石川五ェ門が、より武士っぽくなった!
いまや童貞という噂が出るほどの女性苦手と設定されている「石川五ェ門」ですが、その設定は第2シリーズからになります。第1シリーズの初登場時は「峰不二子」(お宝目当てのスパイ潜入中)と付き合っています。初回登場時は「不二子ちゃん」を連呼するなど、今の石川五ェ門からは考えられない衝撃的なシーンがたくさんあります。またしれっと名前も「石川五ェ門」から「石川五ェ門」に変更されたり、自分のことを『拙者』と呼ぶようになったり、声優も変更されたり。
銭形警部が敏腕警部から、おちゃらけ警部へ格下げ?
永遠のライバル「銭形警部」の設定も大きく異なります。原作の漫画の設定では、頭が切れ腕が立つ敏腕刑事で、ルパン三世はまず銭形警部の行動を予測しどう出し抜くかを考えるくらい、強敵として描かれています。しかし第2シリーズでは、最後にいつもルパン三世にいつもいいようにやられる「おちゃらけキャラクター」として扱われ、敏腕のクールとは程遠いキャラクターとして、世の中のイメージが定着してしまいました。これには原作者のモンキー・パンチもよく不満を漏らしていたといいます。
そのほかにもたくさん!
まだまだ細かい設定変更は多々あります。第1シリーズでは漫画同様にルパン三世の顔は「誰も知らない」という設定がありましたが、第2シリーズでは自他共に認める「三枚目のモンキー面」と設定が変わりました。峰不二子のセクシーシーンが増えたり、ルパンの愛車もベンツからアルファロメオに変更されたり(外見が似ているため素人が見てもあまりわからない)、細かい設定がいろいろ変更されています。
優しい泥棒の「ルパン三世」の人気は?
さて、第2シリーズでは『優しい泥棒』へと生まれ変わった「ルパン三世」の人気はというと、高視聴率を維持、時に最高視聴率は30.5%を誇るエピソードもあったり、とにかく大成功でした。再放送でも高視聴率を残し、なんと2000年頃まで繰り返し再放送されました。その結果、再放送回数はなんと日本一。現在に至る「ルパン三世」のイメージを作り上げた作品といって過言ではないでしょう。
また、世界各国でも放送され、特にフランス、イタリア、アメリカなど欧米での評価も非常に高く、ルパン三世というものを日本のみならず、世界のアニメへと成長させた作品になります。2015年に放送された「ルパン三世(第4シリーズ)」では、日本より先にイタリアで放送されるくらい、海外での人気を改めて証明しています。
「【ルパン三世 第2シリーズ】の裏設定・魅力!優しい泥棒&赤ジャケットの設定はpart2から!」まとめ
いかがでしたか。現在のルパン三世のイメージを作り上げたシリーズこそが「ルパン三世(第2シリーズ)」ということが伝わったでしょうか。
「ルパン三世のテーマ」やルパン三世の三枚目設定など、ルパン三世が『優しい泥棒』として描かれたり、今では当たり前として知られる設定はこの第2シリーズからで、まさに『日本人の心を盗んだ』作品となります。
- 最後に他のテレビアニメシリーズについて知りたい方はこちら!
- 1971年-1972年 ルパン三世(第1シリーズ)
- 1977年-1980年 ルパン三世(第2シリーズ)
- 1984年-1985年 ルパン三世 PARTIII(第3シリーズ)
- 2012年 LUPIN the Third -峰不二子という女-(スピンオフ)
- 2015年-2016年 ルパン三世(第4シリーズ)
- 2018年 ルパン三世 PART5(第5シリーズ)
お待ちかねのアンケート投票・ランキング結果の発表です!
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ルパン三世(第2シリーズ)
ルパン三世 PARTIII(第3シリーズ)
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ルパン三世(第4シリーズ)
ルパン三世 PART5(第5シリーズ)
まだまだアンケート投票しています!皆さんのご意見も是非教えてください♪
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