【伝統校vs新進校】子どもに中学受験させるならどっちが好き？人気アンケートで比較調査！

近年は、大学入試の変化と歩調を合わせて中学入試が大人気です。都内でも地域差はあるものの、東京では私立中に５人に１人が進学し、３人に一人が受験をすると言われています。そして、大学入試やグローバル化を始めとする教育内容の変化を、わが子にどのように乗り切ってもらうか考える人が多くなりました。

プログラミングや英語を始めとする外国語、数理的能力の養成などの「今後必要とされる学力」を積極的にカリキュラムに取り入れる中学高校が、受験生とその保護者から人気を集めています。その一方で「教育の原点」を見つめ、自校のアイデンティティーを再確認することを目指す学校も存在しているのが実態です。果たしてそれぞれの良さはどこにあるのでしょうか。

そこで今回バトクエでは、受験させるなら伝統校派と新進校派に分かれて特徴や魅力を比較し、最後にどっち派が人気かアンケートした結果を発表します！

伝統校

新進校

【歴史のある伝統校】の特徴・魅力

一般的に伝統校は社会で活躍している著名人がOB・OGに相当数いるのが前提

難易度つまり偏差値についても、近年は様々な中学受験の模試が存在するためにばらつきがあります。でも、一定以上の水準を、３０～４０年間程はあまり乱高下せず保っているということも条件として挙げられます。

教育理念を昔から変えずに持ち続けている

伝統校は、何よりも学校生活でのルールの厳しさ、逆にとても自由かなどを中心に、難易度の継続性よりもさらに長い期間、学校としての教育理念を変わらずに持ち続けていることが最大の特徴です。

どちらかといえば、学習内容やカリキュラムというよりは、学校行事、６年間を通じての先輩・後輩の絆やネットワーク、母校に対する愛着、学校生活の総体に対する誇りなどが伝統高校の魅力でしょう。

女子校では祖母母娘３代に渡って、その学校のOGであることが普通であると受け止めている生徒が一定数存在します。男子校では、例えば東大合格者数日本一である開成中学高校の、運動会を始めとする行事への取り組みの熱意が、学校生活の思い出として大人になっても盛り上がることなどがその例です。

【新しい教育内容に積極的な新進校】の特徴・魅力

どちらかといえば公立高校が中心で、国際的な進学なら私立を中心に30校以上ある

近年では、文部科学省指定のスーパーグローバルハイスクールとスーパーサイエンスハイスクールがまず人気を集めています。

ただし、どちらかというと公立高校が中心です。また、国際的な進学を視野に入れた国際バカロレア認定校は私立校を中心に全国で３０校以上存在し、とても注目されています。

注目されている中学高校がたくさんある

前述のようにプログラミングを中心とした情報系のカリキュラムを前面に掲げ、注目を集めている中学高校も散見されます。

例えば、英語教育とサイエンス教育を標榜し、急激にここ数年人気を集めているのが三田国際中学高校。同様な方向性でもう少し早くから注目を集めていたのは開智日本橋学園です。

後者は女子校から共学化した２０１５年４月以降に、英語教育とアクティブ・ラーニングを特徴とした進学教育を目玉にしています。さらに、もはや最難関校としての印象のほうが世間的には強いですが、渋谷教育学園幕張中学高校も新進校のひとつです。

いずれも、やはり大学進学に対するサポートと進学実績が特徴。カリキュラムの特徴が具体的にわかり、学校選択の基準が明確にしやすいというメリットがありますが、それをどう受験する子ども本人に生かせるかが大事になるのが新進校のポイントでしょう。