【株 初心者必見！】逆張り投資と順張り投資で絶対にやってはいけないこと！！

株取引を始めるとき、利益をあげるために、様々なサイトや本を参考にしたり、セミナーに参加するのではないでしょうか。勉強をするうえで最低限の知識を学ぶことは悪くないことですが、8割の人が損をするのが株取引になります。教科書の知識だけでは利益をあげることは難しいのが現実です。

では株取引で利益をあげる人は、教科書で得られる知識以外にどのような知識をもっているのでしょうか。ここではトレンドの流れに逆らう投資手法「逆張り」と、トレンドの流れに乗る投資手法「順張り」について、どのように捉えるべきかを紹介します。

「逆張り」とは、株価が下落している銘柄を買い時と判断し、株式を取得することです。一方「順張り」とは、株価が上昇している銘柄を買い時と判断し、株式を取得することです。

逆のケースでは、株価が下落している銘柄を売り時と判断し、空売りしたり株式の取得を見送ったりすることが「順張り」となります。また、株価が上昇している銘柄を売り時と判断し、空売りするしたり株式の取得を見送ったりすることが「逆張り」となります。

簡単に言ってしまうと、「逆張り」とは株価のトレンドに逆らって株式を売買をする投資手法で、順張りは株価のトレンドに乗る売買をする投資手法です。

• ここでは株価が下落している時を例に説明します。

株価が下落した場合、まだ株価がまだ下がるのか、それとも株価が下げ止まり反発し上がるのか、どちらに転ぶのかを判断する必要があります。

そのため多くの教科書は、株価が割安かどうかを判断し、「割安である」と判断できれば「逆張り」で株式を取得するべき、「割安ではない」と判断できれば「順張り」で「空売り もしくは 株式の取得を見送る」べき、と紹介されていることが多くあります。

答えは「正しくない」です。何が正しくないか。正しくない理由が2点あります。

「順張り」で投資する場合は、割高であれば「空売り もしくは 株式の取得を見送る」という教科書通りで問題ありません。しかし「逆張り」の場合はそうはいきません。株価が下落した場合、理論上その銘柄の適正株価より大きく下回ったとしても、それ以上下がらない保証はありません。むしろ資金潤沢な大口個人投資家や機関投資家が、必要以上に株価を下げてくることはよくあります。

たとえば、株価が2,000円の銘柄Aがあったとして、悪いニュースが原因で株価が1,500円まで下がったとします。理論上、悪材料を考慮した株価が1,700円だとしたら、銘柄Aは割安になっていると判断できます。しかし、ここぞとばかりに株価を吊り下げてくるのが、機関投資家です。1,500円の株価が底値とは限りません。1,200円、悪けりゃ半分の1,000円まで株価を吊り下げられることもあります。個人投資家は、割安と判断し正しい投資をしたと思ってもいても、資産が減ることで不安になり、結局1,000円で手放してしまったり。

そのため「逆張り」で投資する場合は、株式を取得するタイミングは非常に重要になります。

株価が下落している理由により、株価が再び上昇する可能性が大きく変わってきます。

先ほどの例のように、悪いニュースが原因で株価が下がった場合、かなりの高確率で機関投資家が株価を吊り下げてきます。そのため、いくら株価が割安になっていても、「逆張り」で株式を取得するのは慎重になった方が良いでしょう。まだ「順張り」で、「空売り もしくは 株式の取得を見送る」方が、リスクが少ないと言えるでしょう。

悪いニュースでもなく、株価が下落した場合、機関投資家が株価を吊り下げる可能性は低く、株価が割安になっていれば、「逆張り」で株式を取得するリスクはだいぶ少ないと言えるでしょう。この場合「順張り」するリスクが高くなるため、空売りをする場合は慎重になった方が良いでしょう。

• ここでも、株価が下落している時を例に説明します。

割高であれば、株価が下落している原因に関係なく「順張り」の「空売り もしくは 株式の取得を見送る」で問題ありません。

一番の懸念点は機関投資家です。そのため、逆張りは非常にリスクが高いため、株価が下落している時に株式を取得することだけは避けるべきです。しかし、株価が割安と判断でいる中、「順張り」の空売りすることもリスクがあります。

どうするべきか。賛否両論ありますが、こういった場合は投資するリスク自体が非常に高いため、「順張り」の「株式の取得を見送る」ことをオススメします。悩むくらいであれば、投資はしないということを徹底した方が良いでしょう。

では、投資を完全に見送るのが良いのでしょうか？株価が反発して上がるかは別として、会社が倒産しない限り株価はいつか下げ止まります。明らかに株価の下げが収まり横ばいが続いた場合、株価が上がり出すのを待ってからであれば、リスクを極力抑えて逆張りの投資を行うことができるでしょう。

単純な「押し目」である可能性が高く、機関投資家がさらに売りに出る可能性は低いと言えます。この場合は「順張り」ではなく、押し目を狙って「逆張り」で投資することをオススメします。

もちろん逆張りになるため、ある程度リスクはあることを理解して投資ください。「逆張り」と「順張り」のリスクについては「逆張り投資と順張り投資のメリット・デメリット」を参照ください。

まとめとして、利益をあげる人の動向をまとめました。利益をあげる人の中でも様々なスタイルがあると思いますが、「逆張り」と「順張り」に関わる共通したルールや考え方は以下になります。

• 「逆張り」とは株価のトレンドに逆らって株式を売買をする投資手法で、順張りは株価のトレンドに乗る売買をする投資手法
• 下落トレンドの場合
  • 株価がまだ割高の場合、「順張り」で「空売り もしくは 株式の取得を見送る」
  • 悪材料で株価が下落し、株価が割安になった場合、どちらに転んでもおかしくないので、極力手を出さない
  • 悪材料は出ずに株価が下落し、株価が割安になった場合、押し目を狙って「逆張り」で投資する