ドラゴンボール連載の歴史を紹介!鳥山明の苦労とは?ジャンプ最強漫画を決める人気投票も!
週刊少年ジャンプの看板作品だったドラゴンボール。その人気はジャンプ史上最高と言われるほど。ドラゴンボールを知らない人はいないと言えるくらい、有名な漫画作品です。
さて、この作品には様々な都市伝説や制作での苦労話などが数多に尽きません。
そこで今回はそんなドラゴンボールの出来るまでの歴史や、都市伝説、裏設定を紹介します。
またジャンプ最強漫画を決める『週刊少年ジャンプ最強漫画決定戦「ドラゴンボール」vs「ワンピース」』という人気投票もしているので、ぜひ投票してください。
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ドラゴンボールができるまでの歴史
ドラゴンボールの前は社会現象にもなった「Dr.スランプ」を連載していた
まずドラゴンボールが連載するまでの経緯についてまとめていきましょう。当初、ドラゴンボールが連載する前は、鳥山明は「Dr.スランプ」を連載していました。鳥山明の初の連載漫画作品として、社会現象になる程に1980年代の週刊少年ジャンプの看板作品として名を馳せました。
アニメ化に然り、映画化に然り、グッズやイベントなど枚挙にいとまがない程に、ジャンプの看板作品として燦然と活躍したDr.スランプですが、ギャグ漫画というジャンルで4年という連載は、週刊雑誌においては快挙とも言える程の長期連載だったのです。
ギャグ漫画の長期連載で疲弊した鳥山明
こち亀も長期の連載と言われていますが、Dr.スランプの連載は常に新しいものを登場させ、発想や演出を斬新なものにして行かなくてはいけないと、また看板作品としての重責などが加わり、鳥山明を苦心させた作品とも言われていました。
ネタがつきかけてしまい、また同じギャグの繰り返しや展開などのマンネリ化などが、作者の追い打ちとなり、鳥山明は、Dr.スランプの連載を終了させる決意をしますが、それを編集者が許してくれるわけもありませんでした。
終了が許されない「Dr.スランプ」を新連載をするという条件で終了させる
そこで取った鳥山明の苦肉の策は、新連載をすぐに書くという、窮地の確約でした。連載終了3ヶ月後には、新連載をするという約束の元に、終了したDr.スランプは、こうして4年間の連載の終止符を打ち、ジャンプは新しい看板作品を待つ期間が設けられました。
この3ヵ月の間、ジャンプの売り上げは落ちたとも言われていました。鳥山明の新作が待ち遠しいと、ジャンプの読者の期待が膨らむ中で、鳥山明の重圧は日々重いものとなっていったのです。Dr.スランプを書いていた作者としての重圧の前で、3ヵ月は休養の期間ではなく、試行錯誤の期間とも言われていました。
新連載の構想に苦労する鳥山明
次なる連載はどうすべきなのか?まずは読み切り作品として書いていた、竜の血を引く少年と、とある国のお姫様を守る中華ファンタジーの漫画作品である「騎竜少年」(ドラゴンボーイ)や、未開の惑星で繰り広げられる「トンプー大冒険」から、新連載のモチーフを得たのです。
拳法を得意とする野生児の少年と、高飛車で勝気な美少女と登場人物の地盤を固め、物語の大筋となる目的の考察へと入っていきます。ただの冒険物ではありきたりすぎていると、中華風な世界を題材にするならば、西遊記みたいな感覚で、冒険をする漫画。
でも何をどうするのかと考えていく内に、鳥山明は「南総里見八犬伝」に着目します。八つの球を持つ人間達を集めていくと、球を集めるとの着想を得て、それがどんな願いも叶える球にすればと……ドラゴンボールの作品の土台を完成させていったのです。
そしてその八つの球はありすぎると、一つ減らして七つの球に変更し、ドラゴンボールの大筋は完成したのです。
7つの球を集めれば願いが叶うという設定で連載開始
7つ集めればどんな願い事も叶えてくれるドラゴンボール。それを探す天才科学者の美少女・ブルマと、野生児の孫悟空。旅で出会う変化する妖怪のウーロンに、山賊のヤムチャとプーアルと、ドラゴンボールの物語はこうして始まったのです。
でもそれは、鳥山明の新しい苦難の連載の始まりでもあったのです…
ドラゴンボール連載開始!しかし鳥山明の思った通りにはいかず...
Dr.スランプと比較されてしまうドラゴンボール
ドラゴンボールが連載した当初。かつての作品であるDr.スランプと比べられてしまいました。
前作に比べて主人公が地味であると、ギャグも少なく面白みに欠けると、Dr.スランプの呪縛から逃げる事は出来なかったのですが、鳥山明はそれでもいいと連載を気楽に行っていたのです。
実はそんなに人気を出す予定はなかった
まず、鳥山明はドラゴンボールを人気作品として連載するつもりはなかったのです。持って1年の連載で終了を目指していた、読み切り感覚の作品で終わらせようとする連載計画があったのです。
でも、それを許さなかったのは、鳥山明の担当であった有名編集長である鳥嶋和彦ことマシリト編集長でした。
天才漫画家の裏にあった、敏腕編集者の手腕
マシリト編集長の構想は膨らむ...
マシリト編集長は当時の週刊少年ジャンプの敏腕編集長として手腕を振るい、多くの人気漫画を連載させた名編集長だったのです。鳥山明の才能を見抜き、Dr.スランプの連載に大きく貢献し、ジャンプの売り上げを上げたマシリト編集長は、ドラゴンボールに新しい可能性を見出していたのです。発想と着目点が優れていた作品を、より魅力的にするにはと、マシリト編集長は考えていきます。
ドラゴンボールを集めた後に着眼!
まず編集長は鳥山明の連載計画を大幅に見直す計画を立て、ドラゴンボールを集め終えた後の物語の構想を鳥山明に依頼します。また主人公の孫悟空の魅力を底上げする為に、拳法で強くなるバトル漫画へのシフトチェンジも依頼し、のちの天下一武道会編へと突入していきます。
王道バトル漫画へと変貌...
『修行して強くなる』強敵と戦い成長するという、バトル漫画の王道路線の形を作り、長期連載へと突入したドラゴンボールは、さらに数年と伸びていく事となります。連載が進むにつれ、人気はうなぎのぼりに上がっていき、アニメ化や映画化にゲーム化にグッズ関連商品の売り上げなど、週刊少年ジャンプに大きく貢献していく事となります。
ドラゴンボールの人気が爆発!
アニメ化にいたっては、当時の放送時間に放映していたアニメがその時間枠に撤退するという現象まで起き、フジテレビの看板アニメ作品ともなり、いつしか日本を代表する漫画作品として、その地位を不動のものとしていきました。でもそれは鳥山明の望むべきことではなかったのです。
独り歩きを始めたドラゴンボール…
結局長期連載することになったドラゴンボール
まず短期連載で終了する予定だった作品が長期連載してしまい、またそれが人気作品として仕上がってしまい、止めるに止めれない作品となってしまった現状は、鳥山明を大きく悩ませていく事となります。
Dr.スランプのときみたくにネタが尽きないかと悩み、連載が続いていく中で、鳥山明は何としてでも連載を無事に終えさせようとしますが、集英社は連載を終えさせないようにします。
インフレする強敵たち
悟空の前にさらなる強敵を登場させ、ドラゴンボールを探す為に宇宙へと行き、宇宙最強の敵であるフリーザや、疲れを知らない人造人間に、悟空の遺伝やかつての強敵の遺伝子を持つセルや、不死身の魔人・ブウの登場など、物語はバトル漫画として連載していきます。
過密なスケジュールゆえに、廃墟や荒野での戦闘に終始し、原稿を落とせないプレッシャーなど実に11年間にわたって続いたドラゴンボールは、一応に終わりを見せましたが、それは新しい漫画の連載の形を創る始まりともなったのです。
鳥山明の手を離れ、ドラゴンボールはさらに成長していく...
ドラゴンボールは後に鳥山明の手を離れ、原作者として立ち位置を得て、新しい作者の下で新しいドラゴンボールの連載をする事となります。また様々な派生作品の登場など、独り歩きを始めていったドラゴンボールの世界は、これからも続いていく事になるのでしょう。
「ドラゴンボール連載の歴史を紹介!鳥山明の苦労とは?」まとめ
いかがでしたか?ドラゴンボールの連載の歴史でした。
ちなみに2015年にはドラゴンボールの正式な続編として『ドラゴンボール超』の放送されたりしました。はたして新しいドラゴンボールはどんなものがたりになっているのでしょうか?
お待ちかねのジャンプ最強漫画を決めるアンケート結果の発表!
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