【千と千尋の神隠し】カオナシは何がしたかった?カオナシの謎人気投票ランキング!
「千と千尋の神隠し」とは
2001年7月20日公開された宮崎駿の長編映画第8作。宮崎駿いわく「もののけ姫」までの作品でやりたいことはやりきったため、「千と千尋の神隠し」以降は作風をかなり変えており、ストーリーの一貫性を放棄したものもあえて用いたりしています。
宮崎駿は『僕はもう既成の起承転結のよくできたストーリーの映画なんか作りたくない』や『自分の作品の大衆性が低くなっている』とコメントを残しており、実際に今までは明確なメッセージがあった宮崎駿のアニメ作品でしたが「千と千尋の神隠し」には明確なメッセージを特定できません。
しかし、いざ結果を見てみると、日本歴代興行収入第1位を達成と輝かしい結果を残し、世間からしっかりと評価されています。
「カオナシ」は一体何者であるのか?
そんな「千と千尋の神隠し」に登場する謎の人物「カオナシ」。
パンフレットにも謎とかかれるカオナシ!
パンフレットには「湯屋のある世界とは別の場所からやってきた謎の男。己というものを持たない悲しい存在。」と紹介されています。
主人公の「千尋」と同じように油屋のある世界とは別の世界からやってきたようです。ただ神々でも人間でもないようで、何者なのか物語を通して明確に語られておらず、『結局カオナシは何者なのか?』とネット上で様々な議論がされています。
そこで本記事では、カオナシについて考察し、最後に『【千と千尋の神隠し】カオナシはいったい何がしたかったのか?』というアンケートの結果を紹介します。
もしよければ皆さんの意見も聞かせてください♪
【千と千尋の神隠し】カオナシはいったい何がしたかったのか?のアンケート
千尋と友達になりたかった
千尋を飲み込みたかった
誰でもいいから自分を必要としてくれる存在がほしかった
その他
「カオナシ」とは?現代日本の若者がモデル?
カオナシは、「ア」とか「エ」などの言葉しかしゃべれないし、表情もありません。他人を取り込んで(飲み込んで)他人の声を借りて話す以外にコミュニケーションができないうえ、お金でしか人の関心を引くことができず、人の心をつなぎとめる手段を知りません。そんなカオナシについて、宮崎駿が語った内容を紹介します。
人を好きになったあまりストーカー的行為に出ることや耐えられないさみしさや、キレるという言葉に代表される鬱屈した感情の発露などはすべての人間が持つ本質である。カオナシは私たち誰しもが持つ性質を結晶させた現代日本人そのものだ。
『誰しもが持つ性質を結晶させた』とありますが、『ストーカー』や『鬱屈した感情』といった表現、さらには『現代日本人』という内容を見る限り、カオナシは日本の若者を表現しているのではないでしょうか。
「カオナシ」は「千尋」とどうなりたかった?
カオナシは千尋に好意があったことは確か
「カオナシ」は、人の欲しがるものを見せ、それを欲しがった人物を飲み込むことができます。しかし、カオナシが執拗に千尋にプレゼントを渡そうとしたのに、どうしても千尋を飲み込みたかったようには見えません。
真実はわからないですが、むしろ「千尋」と仲良くなりたくて、近寄っているように見えます。砂金や食事を千尋に与え関心を引こうとしましたが、「ハク」のことしか頭にない千尋の関心を引くことができませんでした。
しかしカオナシは、なぜ執拗に千尋にこだわったのでしょうか。
カオナシは仲間が欲しかった?
そのヒントとなるのが物語の最後のシーンにあります。「おまえはここにいな。あたしの手助けをしておくれ。」と「銭婆」に声をかけてもらい、何か嬉しそうな雰囲気でそのまま銭婆のもとに残ることになります。銭婆がカオナシを必要としてから、千尋に対するこだわりがなくなることが確認できました。このシーンからカオナシが求めていたのは「自分を必要としてくれる人」と推測することはできます。
カオナシは自分を必要としてくれることを望んだ?
また、千尋がカオナシに初めて声をかけるシーンがあります。外に立っているカオナシを見て、「あの、そこ濡れませんか?」と声をかけています。
誰にも相手にされなかったカオナシにとって、人の欲しがるものを見せずに自分に声をかけてくれた優しい女の子が千尋だったのかもしれません。つまり、カオナシは千尋であれば友達になってくれる(=自分を必要としてくれる)と考え、執拗に千尋にこだわり追いかけていたと推測できます。
宮崎駿いわく「カオナシは誰の心にも存在する」
宮崎駿監督は「カオナシは誰の心にも存在する」とコメントしています。
「自分を必要としてくれる人」がいてほしいかと聞かれると、ほとんどの人がいてほしいと答えるでしょう。学校や職場で自分のことを理解してくれる人がいるだけで心強く、さらにその人が自分を必要としてくれれば、モチベーションが上がるのではないでしょうか。
カオナシほど「自分を必要としてくれる人」を求めなくても、誰もがカオナシのように思う気持ちはあり、現代の若者はその傾向がより強くなっていることを、宮崎駿は伝えたかったのではないでしょうか。
「【千と千尋の神隠し】カオナシの3つの謎とは?」まとめ
- カオナシは、誰かに必要としてくれる人を探しており、居場所を求めている
- カオナシは、千尋と友達になりたかったため、執拗に千尋を求めた
『【千と千尋の神隠し】カオナシはいったい何がしたかったのか?』のアンケート結果
以上の考察より、次のアンケートを取った結果を紹介します。
アンケート内容『【千と千尋の神隠し】カオナシはいったい何がしたかったのか?』
- 選択肢
- 千尋と友達になりたかった
- 千尋を飲み込みたかった
- 誰でもいいから自分を必要としてくれる存在がほしかった
- その他
気になるアンケート結果はこちら!
【千と千尋の神隠し】カオナシはいったい何がしたかったのか?のアンケート
千尋と友達になりたかった
千尋を飲み込みたかった
誰でもいいから自分を必要としてくれる存在がほしかった
その他
アンケートまだまだ募集しています!皆さんのご意見も是非教えてください。
【千と千尋の神隠し】カオナシはいったい何がしたかったのか?のアンケート
千尋と友達になりたかった
千尋を飲み込みたかった
誰でもいいから自分を必要としてくれる存在がほしかった
その他
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投稿されたコメント
心優しい(気弱)引き籠り(人との距離感が分からない)でも、誰かの役には立ちたいニートが孤独死したら
カオナシになると思ってました。
10月18日マームに来て欲しいです