ガンダムには『2号機は必ず盗まれる』というジンクスがある？2号機人気投票も実施中！

TV放送がはじまって35年以上がたつ『機動戦士ガンダム』シリーズ。そんな歴史があるガンダムには『2号機は必ず盗まれる』というジンクスがあるということをご存知でしたか。

そこで今回は、ガンダムの「2号機」が盗まれた様々な例を紹介し、最後にガンダムの2号機の人気投票のアンケート・ランキング結果も発表します。

もしよければ皆さんの意見も聞かせてください♪

ガンダム試作2号機（サイサリス）がやっぱり一番有名？

ガンダムシリーズにおいて『2号機』という名前を聞いてまず最初に思い浮かぶガンダムは、やはり『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場する『ガンダム試作2号機（サイサリス）』ではないでしょうか？

ガンダム試作2号機（サイサリス）も、もちろん盗まれる！

ガンダム試作2号機は、物語の序盤に実験のためトリントン基地に搬入さたところを、ジオンのエースパイロットである『アナベル・ガトー』に強奪されてしまいます。しかし、このガンダムには一年戦争で敗戦したジオン残党軍『デラーズ・フリート』が、起死回生の一手を打つための『ある秘密』が積み込まれていました。

ジオンは単に、連邦の戦力を削ぐためであったり、ガンダムの技術を得るために、このモビルスーツを盗んだのではありませんでした。ガンダム試作2号機には、先の一年戦争時代から南極条約によって使用が禁止されていた『核弾頭』が搭載されていたのです。

ガトーの名台詞とともにやはり有名！

デラーズはガンダム試作2号機を強奪後、連邦が南極条約に違反し、核弾頭を搭載した機体を製造していたという事実を、全世界に向けて公開しました。これにより世界の連邦に対する信頼は失墜し、組織内部にも不信感を抱かせることに成功します。そして、連邦が自らの政治的・軍事的な強さを世界に示すために強行した観艦式において、その核弾頭を使用し、連邦に甚大な被害を与えます。このときのアナベル・ガトーの有名なセリフはこちらです。

• ソロモンよ、私は帰ってきた！

ちなみに、この作品にはもう一人、ガンダム界隈では有名なキャラクターが登場します。それが『ガンダム三大悪女』で名高い『ニナ・パープルトン』です。

実は初代ガンダムのあの『RX-78−2 ガンダム』も2号機！

世界でもっとも有名なモビルスーツ『機動戦士ガンダム』に登場するアムロ・レイが乗っている、あの『ガンダム』も実は2号機だったのをご存知でしたか？

ガンダムの正式な型番は『RX-78-2』で、実は宇宙世紀史上初のガンダムは『プロトタイプガンダム』でした。しかし、いくら民間人のアムロが代わりに操縦したからといって『盗んだ』とは言えないですよね。しかも、ガンダムはもともとの持ち主である連邦の下で戦っています。

盗まれていない？いや、アムロは一度ガンダムを盗んでいます！

ところが！ホワイトベースがシャアの舞台の追撃を逃れ、地球へ降下した後の話で、ブライトとの確執を理由にアムロがホワイトベースを降りるときに、ガンダムを私物化して持ち出しています。これは明らかに『盗まれて』います。

ここで、これまでに盗まれてきた『2号機』を、宇宙世紀・アナザー・外伝などを問わずに一覧にしてみました。

• ガンダム（RX-78-2）→ アムロに持ち出される
• ブルーディスティニー2号機 → ニムバスに奪取される
• ガンダム試作2号機 → ガトーに強奪される
• ガンダムMk-Ⅱ → 2号機を含めた全機が奪取される
• サイコガンダムMk-Ⅱ → ネオジオンに利用される
• ガンダムF90 2号機 → オールズモビルに奪取される
• ネオガンダム2号機 → どさくさに紛れて主人公に持ち逃げされる
• クロスボーンガンダムＸ2 → ザビーネが機体ごと木星帝国へ投降する
• デュエルガンダム（GAT-X102）→ イザークに強奪される
• アストレイレッドフレーム（P-02）→ ジャンク屋に拾われる
• ソードカラミティ2号機 → 連合のエースパイロットに持ち逃げされる
• ガンダムスローネツヴァイ → サーシェスに奪取される
• ガンダムAGE-2 → 宇宙海賊によって拾われ改修される

このように、これまでさまざまなシリーズにおいて、多くの2号機たちが盗まれていることが分かります。

【徹底考察】2号機は盗まれるためにある!?

さて、ここで「なぜ2号機は盗まれてしまうのか？」について考察してみたいと思います！

『ガンダム』が他のモビルスーツを圧倒しているという定義を守るため

上の一覧を見てみると、盗まれている2号機は全て『ガンダム』であることが分かります。これによって「ガンダムが一番強いモビルスーツでありたい」という制作側の意図が見えてきます。ガンダム同士が戦うことになれば、どちらが勝つにせよ最後に残るのはガンダムで、『ガンダム＝強い』という威厳は担保できます。

『ガンダムvsガンダム』の構図が見てみたいから

ガンダム対ザク（もしくはそれに該当する量産機）の戦闘は、ぶっちゃけいつでも見ることができます。つまり1話目でも、10話目でも同じです。これに加えてライバル機までもがザクのカスタマイズ機に乗っているのでは、絵的にも華がないように思えます。

そして、主人公が勝つにしても「それは主人公の強さじゃなく、ガンダムの性能のおかげだろ」と思われてしまいます。かと言って、カスタマイズ機とは言えガンダムが量産機に負けてしまっては「ガンダムって普通に負けるんだ、たいしたことないな」となってしまいます。

そのため、最後にはやはり主人公とそのライバルは同じ条件で戦って、その上で勝利することで初めて『主人公が成長した』ということが証明できるのではないでしょうか。

いかがでしたでしょうか。もし、上記の考察が正しいのならば、ガンダムの名を持つ『2号機』はいつ盗まれてもおかしくないということになります。逆に、盗まれるために作られていると言っても過言ではないでしょう。

では最後に気になるアンケートの発表です。

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