【風立ちぬ】タイトルに『の』がない理由は?皆の意見を人気投票中!
「風立ちぬ」とは
2013年7月20日公開された宮崎駿の長編映画第11作「風立ちぬ」。宮崎駿が戦争について、空想の戦争ではなく、実際の戦争について初めて表現した作品になります。さらに、実在した人間(堀越二郎)をモデルとするのも初めてで、従来の宮崎駿の表現方法とは大きく異なります。
- 詳しくはこちら!
- 『風立ちぬ』の裏設定・魅力を紹介!
「風立ちぬ」のタイトルには何かがない?
そんな「風立ちぬ」のタイトルがスタジオジブリファンからは、『あれ?』という疑問が生じました。
なぜかというと、宮崎駿の長編映画のタイトルには全て『の』がつきます。
ちまたでは、「のの法則」と呼ばれたりしています。しかし、今回のタイトル「風立ちぬ」には「の」がありません。
そこで本記事では、宮崎駿の長編映画のタイトルの秘密を紹介し、最後に『【風立ちぬ】のタイトルに『の』が含まれていない理由は?』というアンケートの結果を紹介します。
まずは皆さんの意見を教えてください♪
【風立ちぬ】のタイトルに『の』が含まれていない理由は?のアンケート
宮崎駿最後の作品のため、自由にタイトルをつけさせた ※引退宣言は撤回済
「の」をとることで、逆に話題性をさらった
「ぬ」の中に「の」が含まれている
その他
長編映画タイトルの振り返り
「風立ちぬ」までの宮崎駿の長編映画10作品のタイトルには、全て『の』が付いています。スタジオジブリで制作していない宮崎駿の初監督作品の「ルパン三世 カリオストロの城」ですら『の』が付いています。
- 宮崎駿の長編映画タイトル
- ルパン三世 カリオストロの城 (るぱんさんせい かりおすとろ『の』しろ)
- 風の谷のナウシカ (かぜ『の』たに『の』なうしか)
- 天空の城ラピュタ (てんくう『の』しろらぴゅた)
- となりのトトロ (となり『の』ととろ)
- 魔女の宅急便 (まじょ『の』たっきゅうびん)
- 紅の豚 (くれない『の』ぶた)
- もののけ姫 (も『の』『の』けひめ)
- 千と千尋の神隠し (せんとちひろ『の』かみかくし)
- ハウルの動く城 (はうる『の』うごくしろ)
- 崖の上のポニョ (がけ『の』うえ『の』ぽにょ)
- 風立ちぬ (かぜたちぬ)
「もののけ姫」のタイトル決定には一悶着あった!?
宮崎駿は「アシタカ聶記(せっき)」推しだった!
「もののけ姫」というタイトルにも『の』が入ります。しかし、この「もののけ姫」というタイトルは宮崎駿のなかではしっくりこなかったようで、映画の制作の終盤に、宮崎駿がプロデューサーの鈴木敏夫に「アシタカ聶記(せっき)」にタイトルの変更を希望しました。主人公はヒロインの「サン」ではなく「アシタカ」であるため、タイトルにアシタカを入れた「アシタカ聶記(せっき)」のほうがふさわしいという理由でした。
「もののけ姫」のタイトルは鈴木敏夫が決めた!
しかし、プロデューサーの鈴木敏夫はどうしても「アシタカ聶記」というタイトルがしっくりこず、「もののけ姫」のインパクトがあると判断しました。さらに日本テレビ担当者も過去の宮崎駿の作品は全て『の』の字が入っていたと、鈴木敏夫を後押ししたため、宮崎駿に内緒で「もののけ姫」のタイトルを強行発表してしましました。映画の宣伝がテレビで放送されたタイミングで宮崎駿が知ることになり、どうして出したのかと鈴木敏夫に宮崎駿は詰め寄りますが、『はい、出しましたよ』と平然と答える鈴木敏夫に宮崎駿は何もいえなかったといわれています。
このエピソードを聞く限り、宮崎駿はタイトルに『の』を入れることにあまりこだわっていないようにも見えます。今までのタイトルに全て『の』が入っていたのは偶然だったのかと思うほどです。
もう一人の巨匠 高畑勲の「ほの法則」
同じスタジオジブリに所属するもう一人の巨匠、高畑勲のタイトルにも法則があり、スタジオジブリで制作した長編映画のタイトルには全て『ほ』がつきます。
- 高畑勲の長編映画タイトル
- 火垂るの墓 (『ほ』たるのはか)
- おもひでぽろぽろ (おもひで『ぽ』ろ『ぽ』ろ)
- 平成狸合戦ぽんぽこ (へいせいたぬきがっせん『ぽ』ん『ぽ』こ)
- ホーホケキョ となりの山田くん (『ほ』ー『ほ』けきょ となりのやまだくん)
- かぐや姫 (かぐやひめ)
しかし、「風立ちぬ」の後、発表された高畑勲の「かぐや姫」には『ほ』が入りません。2013年以降、「のの法則」や「ほの法則」がどうして崩れてしまったのでしょうか。
「風立ちぬ」のタイトルに『の』が入っていない理由は?
スタジオジブリからの何かのサイン...
以前「風立ちぬ」の『ぬ』に『の』が入っているためといったかなり強引な理由もささやかれたりしました。しかし、映画が放映されまもなく、宮崎駿は「風立ちぬ」の制作をもって、長編映画の世界からの引退を発表しました。今まで何度も引退を示唆したことはありましたが、スタジオジブリから正式な発表があったのはこれが初めてです。そして、最後の作品だから『の』が入っていないのではないだろうか、つまりこれで終わりというサインであるのだろうか、とささやかれるようになりました。
宮崎駿最後の作品のマーケティングにはもってこい?
上述した「もののけ姫」のエピソードにもあるように、『の』にこだわっていたのは宮崎駿ではなく、周囲の営業やマーケティングを担当していた人たちの『験担ぎ』や『話題性』などの商業的な目的が大きかったことが予想できます。
『宮崎駿の本当の本当に最後の作品』という話題があれば、『話題性』に欠くことはありません。
そのため、『の』が入っていなくても大丈夫と担当者は判断したのではないでしょうか。そして最後の作品のため宮崎駿に自由にタイトルを決めさせたと考えることができます。
- しかし、2017年5月に宮崎駿は最新作制作を発表したため、またも引退宣言を撤回してしまいました。
宮崎駿はそこまで『の』にこだわっていない
また、実は宮崎駿の監督作品の中でも短編映画では『の』が入っていないものはたくさんあります。長編映画ではないですが、短編映画などでは「のの法則」を無視するものはたくさんあります。宮崎駿が『の』にこだわっていない証拠の後押しになるのではないでしょうか。
- 宮崎駿が監督した映画作品(長編映画を除く)
- 名探偵ホームズ 青い紅玉の巻/海底の財宝の巻
- 名探偵ホームズ ミセス・ハドソン人質事件の巻/ドーバー海峡の大空中戦の巻
- On Your Mark
- フィルムぐるぐる
- くじらとり
- コロの大さんぽ
- めいとこねこバス
- 空想の空飛ぶ機械達
- 水グモもんもん
- 星をかった日
- やどさがし
- パン種とタマゴ姫
「【風立ちぬ】タイトルに『の』がない理由は?」まとめ
- 「風立ちぬ」以前の宮崎駿の長編映画タイトルには、全て『の』が含まれており、「のの法則」などとファンからはささやかれていた
- 「風立ちぬ」の発表後、宮崎駿は長編映画からの引退を正式に発表された
- 2017年5月にまたも引退宣言撤回、新作映画の制作発表
- 宮崎駿自身、タイトルに『の』を含めることにこだわってはいない
- 宮崎駿の映画タイトルに『の』が含めていた大きな理由は、『商業的』な目的のほうが大きい可能性が高い
- 「風立ちぬ」のタイトルに『の』が含まれない理由は、本当の意味で最後だからというサインである可能性が高い
『【風立ちぬ】のタイトルに『の』が含まれていない理由は?』のアンケート結果
お待ちかねの、次のアンケートを取った結果を紹介します。
アンケート内容『【風立ちぬ】のタイトルに『の』が含まれていない理由は?』
- 選択肢
- 宮崎駿最後の作品のため、自由にタイトルをつけさせた
- 「の」をとることで、逆に話題性をさらった
- 「ぬ」の中に「の」が含まれている
- その他
気になるアンケート結果はこちら!
【風立ちぬ】のタイトルに『の』が含まれていない理由は?のアンケート
宮崎駿最後の作品のため、自由にタイトルをつけさせた ※引退宣言は撤回済
「の」をとることで、逆に話題性をさらった
「ぬ」の中に「の」が含まれている
その他
アンケートまだまだ募集しています!皆さんのご意見も是非教えてください。
【風立ちぬ】のタイトルに『の』が含まれていない理由は?のアンケート
宮崎駿最後の作品のため、自由にタイトルをつけさせた ※引退宣言は撤回済
「の」をとることで、逆に話題性をさらった
「ぬ」の中に「の」が含まれている
その他
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