【株 初心者必見!】寄り天、寄り底を見極めることで投資効率を上げる!
株取引を始めるとき、利益をあげるために、様々なサイトや本を参考にしたり、セミナーに参加するのではないでしょうか。勉強をするうえで最低限の知識を学ぶことは悪くないことですが、8割の人が損をするのが株取引になります。教科書の知識だけでは利益をあげることは難しいのが現実です。
では株取引で利益をあげる人は、教科書で得られる知識以外にどのような知識をもっているのでしょうか。本記事では直近の高値や底値になりやすい「寄り天」や「寄り底」について、どのように捉えるべきなのかを紹介します。
「寄り天」と「寄り底」を教科書ではこう説明をしている
寄り天とは、板寄せでの買い注文が多く、寄り付きの株価(始値)が高く始まったものの、その後の売り圧力が強く、始値より低い株価(終値)で大引けすることです。簡単に説明すると、朝一番に高値を付けて、そのままズルズル右下がりになる事です。
また寄り底は、寄り天の逆で、板寄せでの売り注文が多く、寄り付きの株価(始値)が低く始まったものの、その後の買い圧力が強く、始値より高い株価で大引けすることです。
寄り天を例にもう少し詳しく説明します。基本的に何かの良い情報(IRなど)が前日に発表され、株価が上がると期待され板寄せで買い注文が多くなります。しかし寄り天では、いざ寄り付くと、買い圧力よりも売り圧力の方が強く、株価がずるずると下がってしまいます。せっかく良い情報が出たにもかかわらず、売り圧力が強く株価が上がらないため、投資家は現時点での高値と判断する傾向があります。
そのため多くの教科書は、「寄り天」に対して次のような紹介をしているでしょう。
- 寄り天の寄り付きの株価(始値)が直近の高値になりやすい
- 寄り天になったときに株式を売り損なうと、ズルズルと利益を減らしてしまう
- 寄り天になったときに株式を購入すると、高値掴みになってしまう(塩漬けになりやすい)
- 業績次第では、寄り天の寄り付きの株価(始値)を超えることもある
また「寄り底」に対しては次のような紹介をしているでしょう。
- 寄り底の寄り付きの株価(始値)が直近の底値になりやすい
- 寄り底の寄り付きの株価(始値)をさらに下回ることもある
教科書の紹介内容は正しいのか
答えは『正しい』です。
寄り天、寄り底になると、直近の高値、底値になる場合が多くあります。そのため、寄り天のときに株式を売却、寄り底のときに株式を購入できるのが一番効率よく利益を上げることができると言えるでしょう。
しかし株初心者は、寄り天になるとわかっていても欲に負けて株式を売却できなかったり、そもそも寄り天になることを見極めることができなかったりして、損失を出してしまうことが多くあります。
欲に負ける場合は、自分でルールなどをしっかりと決めて取引するしかありませんが、寄り天や寄り底になるケースを見分ける方法は知っておいて損はありません。ではどのように見分けるのか。
寄り天になるのかを見極める!
株価が現状割高かどうかを見極める
株式銘柄の業績が好調で、まだまだ成長の余地があると期待が期待を呼び、株価が割高になることはよくあります。株価が上がりすぎ割高になり、さらに何か良い情報が発表されたとき、高確率で寄り天になる傾向があります。
実際に、寄り天になってしばらく高値を更新できないケースを振り返ると、寄り天の寄り付きの株価(始値)が割高になっていることが多々です。そのため割高になっているかどうかを見極めることが、寄り天を予想するために必須になります。通常はPER等を利用し割高かどうかを見極めます。詳しくは「「PER」にだまされるな!」を参照ください。
もし割高であると判断できる場合、いつ急落してもおかしくはありません。何か良いニュースが出て、特別買い気配になったとき寄り天になる可能性が高いので、そのときに売却してしまった方が良いでしょう。
25日移動平均株価との乖離が30%を超えている
25日移動平均株価と30%以上乖離している場合は要注意です。増し担保規制の条件が「3営業日連続して、株価と25日移動平均株価との乖離が30%以上」であるため、すでに増し担保規制になっている可能性が非常に高いです。増し担保規制が入った株式銘柄は著しく勢いがなくなり、一般的には売りのサインになります。売りサインと判断できる理由は詳しくは「増し担保規制を理解すれば『買い時』か『売り時』か明確にわかる!」を参照ください。
もし増し担保規制で会った場合も割高と同様で、何か良いニュースが出て、特別買い気配になったとき寄り天になる可能性が高いので、そのときに売却してしまった方が良いでしょう。
ストップ高の次の日は高確率で寄り天
ストップ高の翌日はかなりの確率で寄り天になることが多いです。ただでさえ前日ストップ高でかなり株価が上がったのに関わらず、翌日さらに特別買い気配で始まった場合、さすがに株価が割高になる可能性が高いためです。
そのためもしストップ高の翌日も特別買い気配で始まる場合、寄り天になる可能性が高いので、そのときに売却してしまった方が良いでしょう。しかし、ストップ高になるくらいのインパクトがある情報が出た場合、後日改めて株価が上がり出して、短期間で寄り天の寄り付きの株価(始値)を超えてくることは多々あるので、動向を注視した方が良いでしょう。
掲示板の加熱感も参考にする
何か良いニュースが出て、明日は株価が動くだろうというときは、掲示板の雰囲気は参考にしましょう。どういうときに注意が必要なのでしょうか。
- 株価が右肩上がりで株価が割高にも関わらず、掲示板での買い煽りが激しいとき
ずっと株価が右肩上がりで、株価が割高の場合は、ベテラン投資家や大口の個人投資家が少しでも高く売り抜けたいがため、掲示板等の情報を操作している可能性が非常に高いです。買い煽りが激しいときはお祭りのような雰囲気になり、明日は上がるというイメージが投資家に植え着いてしまうことが多々です。しかし実際は寄り天だった場合、株初心者は寄りで成買を入れてしまい、高値掴みをしてしまいます。
もちろん本当にまだまだ株価が上がる場合もありますが、寄り天ではなかったことを確認してから購入しても遅くはありません。特別買い気配で始まっても慌てず、寄り天かどうかを見極める必要があるでしょう。もし寄り天となりそうな場合、寄り付きで売れなくても、その日中に株式を売却してしまった方が良いでしょう。
寄り天、寄り底を見極め、投資効率を上げよう!
寄り天や寄り底から流れが変わるということはたくさんあります。寄り天や寄り底で株式を売却や購入するできれば、利益を大きくすることができます。今回紹介した方法以外にも、寄り天、寄り底になるケースはたくさんあるので、ぜひ自分の方程式を見つけて、効率の良い株式投資を心がけてください。
株取引で利益をあげる人の「寄り天」と「寄り底」の投資方法!
まとめとして、利益をあげる人の動向をまとめました。利益をあげる人の中でも様々なスタイルがあると思いますが、寄り天と寄り底に関わるまとめは以下になります。
- 寄り天の寄り付きの株価(始値)が直近の高値になりやすい
- 寄り底の寄り付きの株価(始値)が直近の底値になりやすい
- 寄り天のときに保有する株式を売却することで、最大限の利益を上げることができる
- 寄り天になるときを見極める
- 株価が割高のときに良いIRが発表される
- 株価が25日移動平均株価が30%以上乖離しているときに良いIRが発表される
- ストップ高の翌日
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