【機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ】ビーム兵器が使われない理由しってた？

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「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ」は、2015年にテレビ放送された宇宙世紀を舞台としない、いわゆる『アナザーガンダム』のひとつです。

鉄血のオルフェンズでは、他のガンダムシリーズではよく兵器として利用されるビーム兵器（ビームサーベルやビームライフルなど）が使われていません。なぜ使われていないのでしょうか。

そこで今回は、「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ」でビーム兵器が使われていない理由を紹介し、ビーム兵器がないガンダムもありだったかどうか人気投票した結果を発表します。

まだまだ人気投票中なので、興味があればぜひ投票ください。

ビーム兵器は出てほしい！

出てこないのもアリだった！

「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ」の世界観！

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズは、地球圏全体を巻き込む大戦争『厄祭戦（やくさいせん）』が終結してから、約300年後のP.D.（Post Disaster）323を舞台とします。

この世界では、新たに4つの経済圏が誕生し、地球圏は軍事を司る武力組織『ギャラルホルン』の監視下で平和を保っていました。しかし、地球圏重視の政策は貧困という形で、火星を始めとした地球圏外に生きる人たちへと降りかかり、主人公の三日月・オーガスを始めとする非正規の少年兵や、人身売買される孤児『ヒューマンデブリ』などの社会問題を生み出していました。

三日月とオルガの孤児コンビが、歪んだ世界へ立ち向かう！

そんな中、三日月が所属する民間警備会社「CGS（クリュセ・ガード・セキュリティ）」は、火星の独立運動を指揮する少女『クーデリア・藍那・バーンスタイン』の依頼で、彼女を地球圏まで護衛することになりますが、クーデリアの活動を良く思っていなかったギャラルホルンから襲撃を受けてしまいます。

その過程で、CGSに密かに保管されていた厄祭戦時代のモビルスーツ『ガンダム・バルバトス』に乗った三日月は、ギャラルホルンの部隊を次々に撃退します。三日月とともにCGSにクーデターを仕掛けたオルガ・イツカは、その後、組織の名前を『鉄花団』に改めクーデリアの護衛任務を引き受けることにします。

鉄花団はヒューマンデブリの拠り所となり、歪んだ世界へ不器用ながら立ち向かっていく、とても考えられるストーリーこそが「鉄血のオルフェンズ」です。

鉄血のオルフェンズの世界でビーム兵器が使われていない理由

ビーム兵器は作中一度も登場しない

少年兵で構成された組織で起こる様々な葛藤や、それを利用しようと考える汚い大人たちがリアルに描かれた鉄血のオルフェンズですが、ひとつ気になる点があります。

それは「なぜ、作中にビーム兵器が登場しないのか？」ということです。

ご存知の通り、ガンダムシリーズといえば、共通のメイン武器として扱われるのがビームサーベルやビームライフルといったビーム兵器です。しかし、機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズではどういうわけか、そのモチーフとも言えるビーム兵器が一度も登場しません。

装甲の技術が発達し、物理的攻撃が有効な手段になった！

この謎を解く鍵は、約300年前に起こった厄祭戦当時にあります。厄祭戦時代のモビルスーツとして登場するガンダム・バルバトスを見ても、その時代の兵器がかなり進んでいたことが分かります。

そして、300年後のモビルスーツも武装は近接を意識したものが多く、遠距離武器ではモビルスーツに致命傷を与えることができないとされています。また、過去にはビームを用いた兵器も登場していたようですが、それに対する装甲などの技術が発達しすぎた結果、もっとも有効なダメージを与える手段が物理攻撃となりました。

また、制作側としても「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズでは、アツ苦しい肉弾戦を描きたかった」という意図が含まれていたようです。結果として、ガンダム・バルバトスをはじめとするモビルスーツの戦闘シーンは、どれも手に汗握る演出となりました。