「大橋のぞみの」が歌うポニョのテーマソングに秘められた宮崎駿の魔法とは?
「崖の上のポニョ」とは
2008年7月19日公開。宮崎駿の長編映画第10作。原作、脚本、監督全てが宮崎駿となる作品は第8作の「千と千尋の神隠し」以来の7年ぶりの作品となります。『人間が手で描く』というアニメーションの根源にこだわり、『手書き』で作画したため絵のタッチは素朴なものになりましたが、従来とは違う新しい表現方法が用いられており、とくに『海の波』の描写にはこだわったと言われています。また、興行収入は155億円、観客動員数1200万人以上という大ヒット作品となっています。
大橋のぞみが歌うポニョのテーマソングは頭から離れ難い!
そんな「崖の上のポニョ」のテーマソングは、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。当時8歳だった大橋のぞみと、55歳のおじさんユニット藤岡藤巻が唄うテーマソング「崖の上のポニョ」は、一度聴いたら頭から離れないことでも有名です。どうして頭から離れないのか、そこには宮崎駿が仕掛けた巧妙な作戦のたまものといえる裏事情がありました。
そこで本記事では、宮崎駿が仕掛けたとされる巧妙な作戦を紹介し、最後に『【崖の上のポニョ】テーマソングがあなたの頭から離れない理由を教えてください』というアンケートの結果を紹介します。
まだまだアンケート実施中なので、是非投票ください。
【崖の上のポニョ】テーマソングがあなたの頭から離れない理由を教えてください?のアンケート
大橋のぞみが「かわいい」から
大橋のぞみの声が「子供らしい」から
メロディーがいいから
その他
ポニョのテーマソングのコンセプトは『子供でも歌える』
曲に関して、プロデューサーの鈴木敏夫は「主題歌は子供が簡単に口ずさめる歌にしよう」という方針を決めていました。なぜそのような方針があったのか。それは宮崎駿が「崖の上のポニョ」で最も大切にしたテーマが「親子愛」だからです。「親子愛」を表現するのには、歌の上手さは必要ありません。
つまり、大人が魅せて唄える歌より、子供が子供っぽく唄える歌のほうが、映画のテーマ「親子愛」にふさわしく、そのため誰でも唄えるような曲でないといけませんでした。
ポニョのテーマソングのキャスティングは、宮崎駿の鶴の一声!
映画公開の1年前に久石譲の作曲が完了すると、プロデューサーの鈴木敏夫が『実際に子供でも唄えるのか、子供に歌わせて試してみよう』と、軽い気持ちで呼び寄せたのが子役事務所に所属していた大橋のぞみでした。あくまでもこの時点では仮キャスティングのため、スタッフからは「本番は違う子が唄うから気軽に歌ってね」と説明されていたそうです。しかし、大橋のぞみが「崖の上のポニョ」を歌ったとき、宮崎駿のイメージにヒットしたのでした。
この子で良いじゃないか!
まさに鶴の一声。たどたどしい歌い方ですが、大きく外れることはなく、『かわいらしさ』と『子供らしさ』を兼ね備えた大橋のぞみは、まさに宮崎駿のイメージする「家族愛」を表現していたのでしょう。
なぜお世辞にも歌が上手いといえない「大橋のぞみ」が??
お世辞にも歌が上手とは言いがたい大橋のぞみ。しかし、「崖の上のポニョ」を唄うのに重要なのは、前述したように「家族愛」を表現するための子供が『子供っぽく唄える』ことです。
そして、大橋のぞみの魅力は、『子供っぽく"かわいく"唄える』ことでした。
宮崎駿はその『子供らしさ』と『かわいらしさ』に惹かれ、採用を決定したと言われています。
実際に大橋のぞみは、両親だけでなく、祖父母も一緒に暮らすという今では珍しい環境の中で育ちました。家族の温かさを感じることができる模範的な家庭環境で育ったことが、大橋のぞみの『子供らしさ』と『かわいらしさ』を育んだのではないでしょうか。
結果は大盛況!やはり、天才は考えることが違う?
大橋のぞみの「子供らしさ」と「かわいらしさ」は群を抜く!
宮崎駿の狙い通り、『子供らしさ』と『かわいらしさ』で大橋のぞみは大ブレイク。時の人となります。実際に世間の声は、1度聞いたときは普通、2度目で気になりはじめ、3度目でいいなと思い、4度目で頭から離れなくなるといったように、聞けば聞くほど頭が「ポニョ」に支配されるといわれたほど。またセールスではCDシングル売上38万枚を達成し、2007年の紅白歌合戦にも最年少出場するという快挙を成し遂げます。
人気がありすぎて、大橋のぞみがたくさん歌った結果...
宮崎駿がどこまで計算していたかは分からないですが、大橋のぞみの『子供らしさ』と『かわいらしさ』が世間に受け入れられるというところまでは確信を持っていたのでしょう。その証拠に次のコメントを残しています。
のぞみちゃん、これ以上うまくならないでね
歌唱力は必要ない、まさに必要なのは子供らしさで「親子愛」を表現する意思を感じるコメントになります。しかし、大橋のぞみがポニョのテーマソングを歌いすぎて、だいぶ歌が上手くなってしまったことを、宮崎駿は気にしたのでしょう。
映画以外に関してもプロデュースできるのは、さすがとしか言いようがないです。天才は考えていることが違いますね笑。
大橋のぞみの現在は?
そんなかわいらしい大橋のぞみちゃんも、現在高校生。あまり知られていないのですが、実は2012年の中学在学時に学業専念のため、芸能界を引退しています。かわいらしく成長しているという噂がもっぱらですが、いつか芸能界に戻ってきてまた明るい笑顔を届けてほしいですね。
『「大橋のぞみの」が歌うポニョのテーマソングに秘められた宮崎駿の魔法とは?』のまとめ
いかがでしょうか。大橋のぞみの子供らしさ、かわいらしさ、そして歌がすごく上手ではない、この3つを計算に入れた宮崎駿のプロデュースが見事にハマったことで大ヒットした事実がありました。天才が考えることはやはり一味違いますね。
宮崎駿作品が全て一つのボックスに?
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お待ちかねの、次のアンケートを取った結果を紹介します。
アンケート内容『【崖の上のポニョ】テーマソングがあなたの頭から離れない理由を教えてください?』
- 選択肢
- 大橋のぞみが「かわいい」から
- 大橋のぞみの声が「子供らしい」から
- メロディーがいいから
- その他
気になるアンケート結果はこちら!
【崖の上のポニョ】テーマソングがあなたの頭から離れない理由を教えてください?のアンケート
大橋のぞみが「かわいい」から
大橋のぞみの声が「子供らしい」から
メロディーがいいから
その他
アンケートまだまだ募集しています!皆さんのご意見も是非教えてください。
【崖の上のポニョ】テーマソングがあなたの頭から離れない理由を教えてください?のアンケート
大橋のぞみが「かわいい」から
大橋のぞみの声が「子供らしい」から
メロディーがいいから
その他
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