炎(ハウルの動く城) vs 水(崖の上のポニョ)どちらの描写が好き?人気投票!

炎(ハウルの動く城) vs 水(崖の上のポニョ)どちらの描写が好き?人気投票!

「ハウルの動く城」と「崖の上のポニョ」

ハウルの動く城

ハウルの動く城

2004年11月20日公開された宮崎駿の長編映画第9作「ハウルの動く城」。この原作は、宮崎駿ではありません。原作の小説の設定が様々な箇所で使われているため、小説を読まずに見るのと、小説を読んで見るのでは、だいぶ印象が変わる作品になります。また、キーとなる登場キャラクター「カルシファー」の『メラメラ感』の表現に宮崎駿がこだわったといわれており、一人で全部書いてしまったとか。

崖の上のポニョ

崖の上のポニョ

2008年7月19日公開された宮崎駿の長編映画第10作「崖の上のポニョ」。『人間が手で描く』というアニメーションの根源にこだわった、従来とは違う新しい表現方法が用いられています。とくに『海の波』の描写にはこだわったと言われています。

まだまだアンケート実施中なので、まずはあなたの意見を教えてください!

炎(ハウルの動く城) VS 水(崖の上のポニョ)どちらの描写が好き?のアンケート

「ハウルの動く城」のカルシファーの炎

「崖の上のポニョ」の津波の水

宮崎駿がこだわった『炎』

炎の悪魔「カルシファー」

「ハウルの動く城」に登場する炎の悪魔「カルシファー」。幼い頃の「ハウル」と契約し、城の原動力としてエネルギーを供給する代わりにハウルの心臓をもらって生きています。つまり、ハウルとは一心同体。そんな物語の重要なキャラクターの表現には宮崎駿のこだわりが詰まっています。

カルシファー

宮崎駿の炎「カルシファー」へのこだわり!

どのようなこだわりでしょうか。風などの空気の流れで炎はゆらゆらと揺れる、つまり炎には『メラメラ感』がまず必要です。またカルシファーは炎の悪魔であるため、生き物としての要素を含め描く必要があります。さらに炎は透過性があるため、強く燃えている時と弱く燃え消えそうな時とで、色の強弱と透過性の強弱が必要です。この3つの要素に宮崎駿はこだわりまくったと言われています。

  • 宮崎駿の『炎』のこだわりポイント
  • 空気の流れで揺れる『メラメラ感』
  • 生命を持った『生きている感』
  • 炎の強さにあった『透過性』

炎の表現できるスタッフがおらず宮崎駿自ら書いた!

この3つのポイントをシーンごとに最適化して宮崎駿は炎を表現しようとしました。しかし、この要求の高い『炎』を表現できるスタッフがなかなかいない、さらには複数人のスタッフで作るため表現が統一されないという課題にぶつかります。一人ですべて書くことで表現を統一することは可能ですが、結局宮崎駿が思い描くとする『炎』を表現できるスタッフがいなかったので、『俺が書く』といって宮崎駿が全て一人で仕上げてしまいました。その結果、宮崎駿は見事に3つのポイントを表現し、カルシファーが誕生しました。

宮崎駿がこだわった『水』

『水』の絵コンテに500日!

宮崎駿の『水』を描きたいというわがままから「崖の上のポニョ」の構想が決まったという噂が立つほど、『水』の描き方には宮崎駿のこだわりが詰まっています。また「崖の上のポニョ」の世界観をスタッフに浸透させるため、絵コンテは監督自らが水彩絵の具でフルカラーで512枚作り上げたそうです。絵コンテだけに500日以上かかったため、宮崎駿は「人生で一番疲れた作品だったと思う」と周囲に漏らしていたそうです。

波

CGを使わず、生き物のように海を描く

「崖の上のポニョ」で描かれた舞台は海です。生命の起源ともいえるともいえる海を描くのに、宮崎駿はCGを利用しませんでした。生き物の手で書くこと、つまり手書きにこだわり、宮崎駿は生命力あふれる海を表現しました。とくに波は、巨大な魚のように生き物のように描かれており、津波のように圧倒的ボリューム感で押し寄せてくる迫力は見事といえます。

また話の構成も、オーソドックスな起承転結があるストーリーではなく、伏線を特に張らずに勢いよく話が進んでいきます。そのため演出や話の展開のテンポがよく、津波が押し寄せる迫力をより一層極立てています。

津波が魚のように見えるのは子供だけ?

映画では津波が目があり魚のように描かれていました。しかし津波が魚のように見えるのは、主人公である「宗介」のような子供に限られ、大人たちにはただの波にしか見えないという裏設定があります。「となりのトトロ」と同様に、スタジオジブリ宮崎駿作品の魂が「崖の上のポニョ」にも宿っていることがわかります。

ハウルの炎もポニョの水も甲乙をつけがたい素晴らしい表現!

「カルシファー」という炎の悪魔を、かわいらしい生き物の動き、そして炎のメラメラ感を併せ持って表現した繊細さ。津波をまるで生きているかのように押し寄せてくる迫力を表現した豪快さ。どちらの表現も素晴らしく、映画を見た人を満足させたのではないでしょうか。

私自身は「ハウルの動く城」のカルシファーが好きなので、どうしても炎を推してしまいますが、皆さんはどちらが好きでしょうか?炎(カルシファー)と水(津波)どちらの描写が好きか、アンケートを取っているので、皆さんのご意見もぜひ教えてください。

『炎(ハウルの動く城) VS 水(崖の上のポニョ)どちらの描写が好き?』のまとめ

いかがでしたか?どちらも素晴らしい描写であったことは間違いありません。あなたはどっち派でしょうか?

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お待ちかねのアンケート結果を紹介します。

アンケート内容『炎(ハウルの動く城) VS 水(崖の上のポニョ)どちらの描写が好き?』

  1. 選択肢
  2. 「ハウルの動く城」のカルシファーの炎
  3. 「崖の上のポニョ」の津波の水

気になるアンケート結果はこちら!

炎(ハウルの動く城) VS 水(崖の上のポニョ)どちらの描写が好き?のアンケート

「ハウルの動く城」のカルシファーの炎

「崖の上のポニョ」の津波の水

アンケートまだまだ募集しています!皆さんのご意見も是非教えてください。

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