【株 初心者必見!】仕手株を見極めて莫大な利益を得よう!
株取引を始めるとき、利益をあげるために、様々なサイトや本を参考にしたり、セミナーに参加するのではないでしょうか。勉強をするうえで最低限の知識を学ぶことは悪くないことですが、8割の人が損をするのが株取引になります。教科書の知識だけでは利益をあげることは難しいのが現実です。
では株取引で利益をあげる人は、教科書で得られる知識以外にどのような知識をもっているのでしょうか。ここではもっともハイリスクであると言われる「仕手株」の見分け方を紹介し、株取引で利益をあげる人はどのように「仕手株」を捉えるのかを紹介します。
仕手株とは?
まずは、「仕手株」について簡単に説明します。仕手株とは、一般投資家よりはるかに大きい資産を保有する「大口投資家」や「機関投資家」などの特定の集団(仕手筋)が、特定の銘柄に対して大量の株式を取得したり売却したりして、出来高を高くすることで、一般投資家を誘い込み株価の急騰・急落が生じやすくなっている株のことを言います。簡単にいってしまえば、「株価が操作されている株式銘柄」です。詳しくは「仕手株は一般の個人投資家の敵!」を参照ください。
また仕手株は仕手筋に操作されているため、株価の値動きの予想が非常に難しいので、仕手株は非常にハイリスクな銘柄と言えます。一般の個人投資家は仕手株には手を出さないほうがよいと言えるでしょう。しかし仕手株と判断することは非常に難しく、気づけば損をしていたという投資家も多いのではないでしょうか。
「仕手株の見分け方」を教科書ではこう説明している
そんな仕手株を見抜く方法について、様々な株式投資の教科書や参考書で説明されています。
多くの教科書では、仕手株の見分け方を仕手株の独特な特徴に当てはまるかを確認する必要があると紹介しているでしょう。教科書が言う『仕手株の独特な特徴』は次になります。
- 教科書が紹介する『仕手株の独特な特徴』
- 発行済株式数が少ない小型株
- 出来高が少ない株式銘柄
- 株価が100円以下の低位株
- 信用取引の「空売り」が可能な株式銘柄
- 株価が上がる理由(材料)もなく、株価が変動した株式銘柄
教科書の内容は正しいのか?
教科書の紹介内容は正しいのでしょうか。
答えは『正しくない』です。
なぜ正しくないのか。教科書の紹介はあくまで『仕手株の独特な特徴』ではなく、『仕手株に多い特徴』でしかありません。比較的仕手株化しやすい株式銘柄がまさに教科書が紹介している内容になりますが、東証1部の銘柄でも仕手株化したケースはたくさんあります。
ではどのように見分ければ良いのでしょうか。
まずは教科書のケースが最も仕手株化しやすいことを理解しよう
仕手株化するには、株価を操作する必要があります。つまり、株価を操作しやすい株式銘柄が仕手株化しやすいと言うことになります。その条件として「発行済株式数が少ない小型株」と「出来高が少ない株式銘柄」が該当します。
次に株価を操作すると言っても、仕手筋側にもリスクが生じるため、リスクの低い株式銘柄をターゲットにします。つまり、これ以上株価が下がりにくい株式銘柄をターゲットにしやすいと言うことになります。その条件として「株価が100円以下の低位株」がそれに該当します。
さらに、仕手株化して株価を急騰させた後、仕手株の株価は暴落させます。その時にも利益を生み出すことのできる「信用取引の空売りが可能な株式銘柄」が仕手株化のターゲットにされやすい傾向があります。
ここまでが、仕手筋がターゲットにしやすい、またターゲットにすることに仕手筋にメリットがある株式銘柄ということになります。残る「株価が上がる理由(材料)もなく、株価が変動した株式銘柄」という条件ですが、仕手株化しやすい条件ではないですが、仕手筋が株価を操作するため、まさしく仕手株の特徴と言えます。この条件が明確に見られる場合は高確率で仕手筋が絡んでいるため、要注意が必要です。
教科書以外のケースでどのような場合に仕手株化するのか?
教科書で述べているのはあくまで『仕手株に多い特徴』であり、実際に仕手株化した株式銘柄にはそのような特徴が多く見られます。しかし、実際は東証一部の株式銘柄でもよく仕手株化しています。東証一部の株式銘柄は仕手株化しやすい要素が少ないため、仕手株化することに疑問をお持ちの方もいるかもしれませんが、それほどまでに仕手筋の力(資産)は大きいのです。
東証一部に上場するほどの大きな企業の場合は、仕手筋は材料(株価が上がる理由)を利用します。常識的に考えれば株価が2倍や3倍になるような材料でもないのに、『材料(株価が上がる理由)を過大評価』して、株価を適正以上に(それこそ2倍や3倍まで)急騰させます。『株価が上がる理由(材料)を過大評価』する手段を「機関投資家」などの仕手筋はいくらでも持っています。メディアを利用したり、チャートを綺麗に作り上げたり、様々な手段を利用して株価を吊り上げてくるでしょう。
そして急騰させる最中に仕込んでいた株式を全て売却してしまい、後は適当な理由をつけて、株価を下げに来ます。必要以上に株価が上がっているため、一般の個人投資家は『そろそろ上がりすぎではないか』と心のどこかに不安を抱えている投資家がほとんどです。仕手筋はその心理を利用します。仕手筋が資金力を最大限に発揮し空売りを始めると、心理的に不安定な一般の個人投資家の売りを呼び、あっという間に株価が下がります。適正な株価までは仕手筋も手を緩めることなく空売りをしてくるため、株価が上がった期間よりはるかに短い期間で株価が下がってしまうでしょう。
基本的な流れは教科書のケースと同じですが、『株価が上がる理由(材料)を過大評価』してしまえば仕手株化できるため、『全ての銘柄で仕手株化してしまう危険がある』ということを覚えておく必要があります。
【重要】株取引で利益を上げている人の仕手株の見分け方!
小型・ボロ株の場合
教科書が紹介する『仕手株の独特な特徴』の特徴に当てはまっているかを確認し、仕手株かを見分けましょう。
- 小型・ボロ株が仕手株化した場合
- 発行済株式数が少ない小型株
- 出来高が少ない株式銘柄
- 株価が100円以下の低位株
- 信用取引の「空売り」が可能な株式銘柄
- 株価が上がる理由(材料)もなく、株価が変動した株式銘柄
東証一部に上場しているような大型株の場合
過大評価されていないかを確認しよう
PER等を利用し、過大に評価されていないかを確認しましょう。詳しくは「【株式投資の教科書】「PER」だけでは割安性を判断するのが難しい?」を参照ください。
大量の見せ板を確認できたら、チャートを見よう
明らかに個人では買えない、売れないくらいの「見せ板」があれば、なんかしらの期間が絡んでいる可能性が高いです。その場合は必ずチャートを見てきれいに右肩上がりが形成されていれば要注意です。あえて、きれいにチャートが形成されている可能性があります。
【最重要】株価と25日移動平均株価の乖離の推移を確認しよう
株価と25日移動平均株価との乖離の推移は一番重要です。
理由は、増し担保規制の条件が「3営業日連続して、株価と25日移動平均株価との乖離が30%以上」であるためです。もし増し担保規制が入った株式銘柄は著しく勢いがなくなり、一般的には売りのサインになります。詳しくは「増し担保規制を理解すれば『買い時』か『売り時』か明確にわかる!」を参照ください。
そのため仕手筋はまだまだ株価をあげたい場合、株価と25日移動平均株価を30%以上乖離させたくないという裏事情があります。仕手筋がまだ株価を釣り上げようとしている場合、25日移動平均株価の30%に株価が近づいたら、仕手筋は株式を売却してあえて株価が下げて調整します。この事情を知っていると、仕手株であることを次の方法で見分けることができます。
25日移動平均株価が30%付近に近づいた際に売り調整が入った時は、高確率で仕手筋が絡んでいる仕手株とみなすことができます。
この情報を知っているだけで、大半の仕手株を見分けることができるでしょう。さらには仕手筋の心理を逆手にとって、売り時を見極めることすら可能となります。
【重要】株取引で利益を上げている人の仕手株の対処法!
では仕手株を見分けることができたら、どのように対処すればよいのでしょうか。
仕手株と思われる銘柄の株式を、まだ取得していない場合
簡単です。「手を出さない」が対処法です。
仕手株と思われる銘柄の株式を、すでに取得している場合
こちらも簡単です。すでに株式を取得している場合、すでに利益が生じていることが多いため、「株価と25日移動平均株価との乖離が30%を超えるまでは保有」して問題ないでしょう。
ではいつ売ればよいのか。次の2つのどちらかのタイミングで必ず売る必要があります。
- 株価と25日移動平均株価との乖離が30%を超えたとき、逆指値ですべて処分する
- ※しばらくの期間上がる場合もあるため、逆指値を利用することをお勧めします
- 悪い情報などによりチャートが崩れたとき、すぐに株式をすべて処分する
- ※この場合は乖離が30%超えない(増し担保を待たず)で処分することになります
この2つのタイミングを逃すと、株価の急落に処分が間に合わず利益が含み損に変わり、塩漬けになってしまいます。仕手株は欲を出すのは禁物です。想定外のことが起きれば、すぐに処分をすることをお勧めします。
また処分し損ねて塩漬け状態になっている場合、もうどうしようもありません…涙を流し損切りすることをお勧めします。すぐに株価が回復する可能性は低く、さらに株価が下がり含み損を増やしてしまう可能性もあるでしょう。
株取引で利益をあげる人は『仕手株』にどのような対処をしているのか
まとめとして、利益をあげる人の動向をまとめました。利益をあげる人の中でも様々なスタイルがあると思いますが、仕手株に関わる共通したルールや捉え方は以下になります。
- 仕手株には手を出さない
- 保有している株式銘柄が仕手株化した時は、次の2つの対処法で対応する
- 株価と25日移動平均株価との乖離が30%を超えたとき、逆指値ですべて処分する
- ※しばらくの期間上がる場合もあるため、逆指値を利用することをお勧めします
- 悪い情報などによりチャートが崩れたとき、すぐに株式をすべて処分する
- ※この場合は乖離が30%超えない(増し担保を待たず)で処分することになります
- 株価と25日移動平均株価との乖離が30%を超えたとき、逆指値ですべて処分する
- 小型株の場合、仕手株かどうかを次の方法で見分ける
- 発行済株式数が少ない小型株
- 出来高が少ない株式銘柄
- 株価が100円以下の低位株
- 信用取引の「空売り」が可能な株式銘柄
- 株価が上がる理由(材料)もなく、株価が変動した株式銘柄
- 大型株の場合、仕手株かどうかを次の方法で見分ける
- 過大評価されている銘柄
- 株価と25日移動平均株価の乖離が30%以内を意図的にキープされている銘柄
コメントを投稿する
投稿されたコメント
コメントはありません。