【コルグ vs ローランド】電子楽器はどっち派？徹底比較＆人気投票！

音楽

電子楽器メーカーは世界に星の数ほどありますが、実は日本は世界に名だたる電子楽器メーカーがあることをご存知でしたか？

日本の2大電子楽器メーカーと言えるのが「コルグ」と「ローランド」です。両社の歴史は古く、お互いに革新的な製品を生み出しては業界をリードしてきました。

そこで今回バトクエでは、電子楽器メーカーのコルグとローランドの特徴紹介や比較を行い、最後に『【コルグ vs ローランド】電子楽器はどっち派？』という人気投票ランキングのアンケート結果を紹介します。

まだまだアンケートを実施中なので、あなたの意見も聞かせてください♪

コルグ

ローランド

【コルグ vs ローランド】コルグの特徴と魅力

コルグはドンカマチックの製造会社！

コルグ（KORG）は、1963年に京王技術研究所として創業しました。シンセサイザーやデジタルピアノなどを発売している電子楽器メーカーです。

製品第一号は、いまや音楽業界人なら知らない人はいない専門用語「ドンカマ」の語源となった、知る人ぞ知るリズムマシン「ドンカマチック」です。1963年に発売されました。

1967年に日本初となるシンセサイザー製品の開発に着手し、1970年に試作機が完成します。1972年にコンボ・オルガン「Korgue」、1973年にシンセサイザー「miniKORG 700」を発売し、その後のコルグの運命を決定づけます。

コルグが世界的電子楽器メーカーとなったのはきっかけ

1980年代に経営難に追い込まれますが、ヤマハによる資本参加が行われます。そして1988年に、音楽制作機能付きシンセサイザー「M1」を発表しました。コストパフォーマンスの高さから世界的大ベストセラーとなり、コルグは見事に復活し世界的な電子楽器メーカーとしてその名を轟かせることになります。

失敗を恐れないチャレンジ精神こそコルグの魅力

その後は、WAVEDRUMといったシンセサイザーと打楽器を組み合わせた製品や、iPad登場以降はスマートデバイス向けアプリの開発提供も積極的に行っています。

また、海外楽器メーカーの国内代理店としてギター関係の製品も多数取り扱うなど、創業時期のシンセサイザーを軸とした商品展開にとらわれない総合楽器企業というイメージも強くなってきました。

コルグの電子楽器メーカーとしてのプライド

近年では、「Volca」シリーズに見られるようなマニアックな製品も臆することなく次々と発表しています。コルグは日本を代表する電子楽器メーカーとして、気概とプライドをいまもしっかりと感じることができるチャレンジ精神溢れる商品もだしています。

【コルグ vs ローランド】ローランドの特徴と魅力

ローランドは幅広いジャンルの電子楽器を作っている

ローランドの創業は、コルグより遅く1972年ですが、アナログシンセサイザーの時代から、「Jupiter」「Juno」「JX」など音楽産業の歴史に大きな影響を与えたシンセサイザーシリーズを多数生み出しています。

スタジオやライブのプロ向けから家庭向けまで幅広い層を対象に、多様な楽器ジャンルの製品を展開しています。

ローランドが世界的電子楽器メーカーとなったきっかけ

1980年発表のリズムマシン「TR-808」、そして1983年発表のリズムマシンシン「TR-909」など、世界の音楽史にその名を残すヒット商品を残しましたが、1987年にローランド初となるフルデジタルのシンセサイザー「D-50」を発表し、これが大ヒットしました。

これらの楽器の音色は実にさまざまなアーティストの近年の音源でも未だ多く耳にすると言われています。

様々な楽器を手掛けるローランド

現在のローランドは、キーボード／シンセサイザーだけでなく、だけではなく、様々な楽器を手掛けています。

実は1970年代後半からはすでにギターシンセサイザーの分野にも着手、1980年代にはGR-300が発表され、多くのミュージシャンに支持され、その流れは2020年代にも繋がっています。ちなみに電子楽器の世界に大変大きな影響を与えた『MIDI規格』はローランドが規格化したものです。

他にも「V-Drum」と呼ばれる電子ドラムの製品ラインナップや、「Aerophone」という管楽器型シンセサイザーにも力を入れています。特に「V-Drum」は同社に打楽器という新しいマーケットを提供した画期的な製品と言えます。

ローランドは横展開で世界的電子楽器メーカーへ！

ローランドは、電子楽器技術を縦方向に深掘りするだけでなく、貪欲に横展開させながら製品を増やしファンを増やし続けた電子楽器メーカーと言えます。ローランドというブランドが醸し出す絶対的な安心感こそが同社の一番の強みかもしれませんね。