【2018年プロ野球順位予想】広島東洋カープはリーグ3連覇も夢じゃない?
広島東洋カープの2017年シーズンの振り返り
緒方監督が就任3年目を迎えた2017年シーズンは、昨年に引き続き2位に10ゲーム以上の差をつけての優勝となりました。
2017年も打撃陣は健在!
2016年とほぼオーダーが変わらない攻撃陣は2017年も健在で、得点、本塁打数、盗塁数、チーム打率はすべてリーグトップでした。「タナキクマル」の同学年トリオは相変わらず、チームの中心として申し分のない活躍を見せ、特筆すべきは3人合計の得点が301と、彼ら上位打線がしっかり出塁することで、相手投手陣にダメージを与え続けたことです。3人の与える威圧感、チームに与える勇気、リズムはもはや球史に残るレベルにまで昇華しました。
その3人の後ろを打った鈴木 誠也は、真の4番打者に成長し、ただ「神ってた」わけじゃないことを証明しました。8月後半に骨折してしまったものの、115試合で90打点と主軸としての働きは立派でした。
投手陣は苦しい中健闘!戦い方に貫禄が見えてきた
一方の投手陣は、チーム防御率リーグ3位でした。昨年の沢村賞ジョンソンが長期間の離脱をしたこともあり、苦しい台所事情に思われました。しかし、そこは育成がうまい広島東洋カープ、若手の薮田 和樹、岡田 明丈が台頭し、それぞれ15勝、12勝を挙げ、引退した黒田 博樹、そしてジョンソンの穴を見事に埋めました。
リリーフ陣は一岡 竜司、今村 猛、ジャクソン、中﨑 翔太、中田 廉が50試合以上に登板する働きで、「逆転の広島」を支えました。調子を見て起用する中崎、今村のダブルストッパーという形も機能していました。
広島東洋カープの2018年シーズン(来シーズン)の戦力分析!!
2017年広島東洋カープをさる選手は...
2017年シーズンをもって梵 英心が広島東洋カープを退団することになりました。2006年に新人王を獲得し、2010年には盗塁王にも輝きましたが、今季は出場機会がありませんでした。しかし、引退するわけではありません。広島東洋カープを支え続けてくれた選手のため、新天地での活躍を期待しましょう。
また広島東洋カープの連覇を支えた石井 琢朗 打撃コーチと河田 雄祐 外野守備走塁コーチの退団も決まりました。選手ではありませんが、若手を鍛え上げてきた2人の退団は、来年以降に影響を与えるかもしれません。
2018年シーズン 広島東洋カープはどうなる!?
2018年シーズンの成長ができる選手は?
2017年を振り返り、大きく成長を遂げたのが安部 友裕です。「タナキクマル」と同学年の28歳で、来季はプロ11年目になります。今季は自己最多となる123試合に出場し、チームトップの打率.310を残し、得点圏打率も.336と勝負強いバッティングが開花しました。それでも守備につく三塁、一塁にはライバルが多く、プレッシャーがあるなかでもプロで10年やってきたタフさを見せて、レギュラーを勝ちとりました。来季も、若手の西川 龍馬らとの争いは続くと考えられますが、まじめな性格もあり手を抜くことも考えられませんので、今までにない経験を得た今年を糧に、さらなる飛躍を遂げるでしょう。
投手では、中田 廉です。今季の活躍も十分に思うかもしれませんが、彼には抑え役としてさらなる活躍を期待したいです。本人にも少なからず最後を締める役割に対する思いもあるようです。今季は53試合に登板し、奪三振率9.64という高い数字を残しているだけに、その素質も十分です。ペナントレース佳境の8月後半に登録抹消されるという憂き目にも遭い、来季に期する思いも人一倍あります。
こういった期待できる選手がたくさんいるのが、ここ数年の広島東洋カープの強さを象徴しているといってよいでしょう。
2018年シーズンの既存選手は引き続き活躍できるのか?
2018年は、センターラインを中心にほとんど変更がなく、優勝した過去2年と同じような戦いが期待できます。そのため2018年も、ケガさえなければ1番から4番までは不動のオーダーが組めるでしょう。逆に言えば5番以降の選手層の厚さが3連覇のカギともいえます。
2017年は新井 貴浩とエルドレッドをうまく併用し、両選手のプライドを守りそれぞれが100試合以上に出場しつつ、なおかつ体調を見ながら休養も与える緒方監督の采配がうまくはまりました。来季はそれぞれ41歳、38歳ですが、新井のリーダーシップと、エルドレッドの長打力はまだまだ広島には必要です。
安部 友裕、松山 竜平、會澤 翼と脇役もレギュラーとして名を連ねることが予想されるので、攻撃力は心配ないと言えるでしょう。そこに今季頭角を現した西川 龍馬や、育成上がりのバティスタ、メヒアなど伸びしろがある控え選手がごろごろいます。
そして各ポジションに準レギュラーと呼べる経験を持った選手がいるのも心強いところです。そういった選手たちが下から突き上げるとさらに強さは増すでしょう。
投手陣は、今季10試合以上に先発した野村 祐輔、大瀬良 大地、岡田 明丈、薮田 和樹、中村 祐太、九里 亜蓮、ジョンソンの7人を中心にして、ローテーションを6人に再構築する競争があるでしょう。そこに、2017年ドラフト1位加藤 拓也、1軍経験はないが花咲徳栄出身でドラフト2位の高橋 昂也あたりが割って入ると厚みが出ます。今季は様々な配置転換があって運よく結果が出た部分もあるので、その反省を踏まえ開幕前に足場を固めたいところです。
一方のリリーフ陣は50試合以上登板で防御率2点台以下の投手が5人もいるので、数は足りている状況です。あとは絶対的クローザーを1人に決めてシーズン通して戦うことで、7回、8回を任せる投手の精神的負担を軽くすることで、本来の力が発揮できるでしょう。
広島東洋カープの2017年シーズンはズバリ!
2018年も打撃陣、投手陣ともに既存戦力の引き続きの活躍が期待でき、各ポジションでライバル争いができている選手層の厚さから考えると、2018年の広島の順位はやはり1位という予想になります。一つの懸念店の絶対的クローザーが出現すれば間違いなく優勝候補本命と言えるでしょう。
- 2018年シーズン広島東洋カープが三連覇する条件はこれだ!
- 既存戦力の維持
- 絶対的クローザーの確立
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