【2018年プロ野球順位予想】故障者を出さないことが東京ヤクルトスワローズ復活の鍵?
東京ヤクルトスワローズの2017年シーズンの振り返り
2017年の東京ヤクルトスワローズは、12球団でもっとも苦しいシーズンをすごしたチームといっても過言ではありません。幾度となく大型連敗した結果、球団史上ワーストとなるシーズン96敗という屈辱を味わいました。
低迷の原因は?
低迷の原因は、何より故障者の多さ。これに尽きるでしょう。以前から東京ヤクルトスワローズで問題視されてはいましたが、故障者の多さが2017年シーズンも顕著でした。
野手陣で言えば、川端 慎吾、畠山 和洋、雄平という、クリーンアップを任せられる3人が揃って怪我をしてシーズンの大半を棒に振りました。川端 慎吾に関しては1軍出場すらないまま終わってしまい、悔いの残るシーズンであったことは間違いないでしょう。さらに7月以降では、リーダーシップを発揮する大引 啓次が怪我をし、穴を埋める選手が出てこず、選手層の薄さが露呈される形になりました。
一方投手陣は、規定投球回数到達はブキャナンのみ。年間を通して投げられる投手が不在のまま、シーズンを終える結果となりました。その原因といえば、やはり故障者。深刻なのが、小川 泰弘・星 知弥の2人が疲労骨折してしまったことです。もちろん、シーズン終盤になれば疲れがたまるのは当然ですが、チームとしてしっかりと選手の管理を行えているのであれば、疲労骨折はある程度防げたはずです。
チーム全体でこれほど故障者が多いことは、東京ヤクルトスワローズのメディカルスタッフの編成を見直したほうが良いかもしれません。再び上位進出を目指すために、スタッフまで含めたチーム体制を整え直し、故障者を出さずベストメンバーで戦えるようにする必要があります。
故障者が多かったことは、若手にチャンス!
故障者が多いということは、逆に控え選手にチャンスが回ってくるということ。2017年シーズン、そのチャンスをつかんだ若手がいました。バント処理でスーパープレイを見せ、「忍者」と呼ばれた藤井 亮太、青木 宣親がメジャー移籍以降レギュラー固定ができていないセンターには山崎 晃大朗など、成績はそこまでふるわなかったものの期待ができる若手が何人か出てきたというプラス材料も2017年シーズンはありました。
東京ヤクルトスワローズの2018年シーズン(来シーズン)の戦力分析!!
2017年東京ヤクルトスワローズを去る選手は...
もっとも動向が気になるのは、シーズン最多本塁打記録保持者のバレンティンです。昨年も去就が騒がれましたが、2017年の今年も、他球団に移籍するが注目されています。守備に問題、精神面にもムラがありますが、調子の良いバレンティンは助っ人外国人の中でも頭ひとつ抜けるほど驚異的な成績を残します。守備がないパ・リーグのDHであれば、十分活躍する可能性はあるため、獲得に動く球団があっても不思議ではありません。ただ高額年俸という懸念もあるため、獲得に手を上げる球団が現れるのかが注目となります。
また中継ぎ・クローザーとして、1年通して61試合に登板したルーキにも退団のうわさがあるため、もしいなくなれば守護神がいなくなるためチームへの影響は大きいといえるでしょう。
2018年シーズン 東京ヤクルトスワローズはどうなる!?
2018年シーズンの成長・活躍が期待できる選手は?
前述したとおり、故障者が多かったシーズンであったため、若手にチャンスが与えられました。この経験を生かして来シーズン(2018年シーズン)さらなる成長を期待したい選手はたくさんいます。先ほども登場した山崎 晃大朗、そして巨人から人的補償として移籍した奥村 展征など、チャンスをもらった選手には経験を生かして2018年こそレギュラーを取れるような成績を期待してしまいます。また、シーズン終盤には2016年ドラフト1位の高卒ルーキーの寺島 成輝がプロ初登板を果たしました。3回5失点という苦い初登板になってしまいましたが、ポテンシャルがある選手のため、この経験を糧に2018年以降ローテーションの一角をになう選手に成長してほしいものです。
中堅選手になりますが、なんといっても2018年の由規の完全復活を期待してしまう人は多いのではないでしょうか。2017年はシーズン通して成績を残すことは難しかったですが、以前に比べ復調し、復活へ前進していることは間違いありません。怪我さえなければエースとして活躍できていた逸材だけに、復活を期待せずに入られません。
故障者と若手の成長が絡めば選手層が厚くなる?見習うべきは広島東洋カープ!
本来であれば、故障者が出なければ、山田 哲人、雄平、川端 慎吾など、成績を残せる選手はたくさんいます。そこに畠山 和洋のようなベテランが加わり、若手が成長すれば、野手陣に関しては戦力はある程度揃うと言えるでしょう。
そこで見習うべきは、2年連続でセリーグを制覇した広島東洋カープです。2017年シーズン終盤に鈴木 誠也、安部 友裕が離脱するなどはありましたが、それを埋める選手層はもちろん、その二人以外は大きな大きなケガ人もなくシーズンを終えたこの結果は、まさにヤクルトが見習うべき点ではないでしょうか。どこか体が痛い・違和感がある場合には、しっかりとそのことを報告する・できる環境を、広島東洋カープのチームスタッフが整えるという努力があっての結果です。
Aクラス復活のためにも故障者を出さないスタッフ編成は急務と言えるでしょう。
東京ヤクルトスワローズの2017年シーズンはズバリ!
以上の考察より、東京ヤクルトスワローズは、故障者を出さないスタッフを含めた体制を整えることで、ベテラン、中堅、若手が競い合える環境を作ることが最重要となります。
しかし故障者が出なくても、先発投手陣の層の薄さは明白のため、まだまだ課題は残っています。さらには、バレンティン、ルーキといった結果を残す外国人選手を残留してくれるのかという課題も。
やるべきことが多すぎるように見えますが、球団のシーズン最多敗戦記録を作っている現状、課題があるのは当たり前。チームの立て直しを図るのは容易なことではありません。課題を一つずつクリアしていけば、Aクラスの道は見えるかもしれませんが、1年で全ての課題を解決するのは現実的ではないでしょう。
とはいえ、故障者さえ出なければある程度は選手がそろうので、ズバリ、セ・リーグ5位が妥当な判断なのではないでしょうか?
- 2018年シーズン東京ヤクルトスワローズがAクラス争いできるチームになる条件はこれだ!
- 故障者が出ないメディカルスタッフの編成を整える
- 先発投手の補強、外国人選手の残留
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