【日本三選星名所はどこが一番？】沖縄県石垣島 vs 岡山県井原市美星町 vs 長野県南牧村｜人気アンケートで比較調査！

2011年、沖縄県石垣市、岡山県井原市美星町、長野県南牧村が天文学者によって日本三選星名所に選定されました。2013年以降には、この3地域によって代わる代わる「星空サミット」開催され、美しい星空を守るための共同宣言が発表されました。「光害」という言葉が一定の知名度を得るようになり、環境面からも星空に対する関心が高まっています。

そこで今回バトクエでは、沖縄県石垣島と岡山県井原市美星町と長野県南牧村に分かれて特徴や魅力を比較し、最後にどっち派が人気かアンケートした結果を発表します！

沖縄県石垣島

岡山県井原市美星町

長野県南牧村

【沖縄県石垣島】の特徴・魅力

南十字星が見えるのは石垣市だけ！

数多い星名所の中でも、南十字星が見えるのはここ石垣市だけです。この希少性に加え、毎年旧暦の七夕の時期に「南の島の星まつり」を開催し、一斉ライトダウンイベントを実施されました。

そして、観光と環境の保護の両立を目指す取り組みが世界的に評価をうけ、2018年3月に西表石垣国立公園が「星空保護区」に正式に認定。世界で59番目、国内では初の「ダークスカイパーク」になりました。

市街区域を離れた砂浜で、満天の星空を眺めながら八重山地域に伝わる星々の民話に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。

【岡山県井原市美星町】の特徴・魅力

地域一丸となって星空を守る取り組みを実践している

全国に先駆けて1989年に「光害防止条例」を制定するなど、地域一体となって星空を守る取り組みを行っていますが、その名も文字通りである井原市美星町です。

「多くの人々がそれぞれに感動をもって遥かなる星空に親しむよう、宇宙探索の機会と交流の場を提供することが美星町及び美星町民へ与えられた使命」という前文から始まるこの条例に反映される崇高な理念は、屋外照明を午後10時以降は消すことを奨励する等の地道な取り組みによって具現化されています。

標高が高いという長所を生かすため、夏場のキャンプ等で避暑を兼ねて星空を見に行くのがおすすめです。時間があれば井原市美星天文台も足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

【長野県南牧村】の特徴・魅力

天文ファンには「星の聖地」と呼ばれている

八ヶ岳山麓に位置する南牧村と野辺山高原は、天文ファンから「星の聖地」と呼ばれます。標高1300メートルを超えるこの地域の星空は、大気中のチリや水分などが少ないため星がきれいに見えるのが特徴です。大都市圏からアクセスしやすいというメリットも、多くの人々によって親しまれている理由でしょう。

また、何と言っても国立天文台野辺山宇宙電波観測所の電波望遠鏡が有名です。波長の短い電波を観測するものとしては世界最大口径であり、ブラックホールの観測等で重要な役割を果たしています。