【明智光秀】善人？悪人？どっちと思う？人気アンケートで比較調査！

2020年のＮＨＫ大河ドラマは、明智光秀の生涯を描いた「麒麟がくる」でした。光秀については、織田信長などの主君に仕え、主君のためによく尽くした忠義の人として知られています。しかしその一方で、天下統一目前にあった主君・信長をわずかな戦力であると知った上で襲撃し、主君を討った裏切りの人物としても知られています。

そのあまりに極端な功罪のため、善人なのか悪人なのか、明智光秀は評価が分かれる人物です。

そこで今回バトクエでは、明智光秀は善人派と悪人派に分かれて特徴や魅力を比較し、最後にどっち派が人気かアンケートした結果を発表します！

善人

悪人

【明智光秀】善人派の意見

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将軍義昭と織田信長を引き合わせた存在

明智光秀は若いころ、美濃（岐阜県）の斎藤道三や、越前（福井県）の朝倉義景に仕えました。朝倉義景に仕えていた時に、時の室町幕府14代将軍・足利義昭に仕えることになります。将軍義昭を手助けしていく中で、尾張（愛知県）の織田信長と出会いました。

信長の信頼を得た光秀は、将軍義昭と信長を引き合わせます。将軍の後ろ盾を得た信長は、それ以降天下統一に向けた戦いを進めましたが、信長はすっかり光秀を信頼して自らの配下にかかえます。

こういった足利義昭にも、織田信長にも、気に入られた実績を考慮すると、善人と判断できるかもしれません。

他にも善人と思われる行動は多々歴史に残っている

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信長から近江（滋賀県）や丹波（京都府）の地を与えられた光秀は、その領民たちのために善政をしたという記録があります。

またある戦いにおいては光秀配下の兵士18人が戦死しました。その戦いのあと、光秀は重臣・足軽に関係なく、領内の寺にその名を記し、寄進米を供えたと言われています。戦国の世にあって、領主がここまでやるのはほかにありません。

こういった行動により、明智光秀は領民には慕われていたと言われています。

死んだ後も領民に好かれる明智光秀

本能寺の変によって光秀が罪人となり、この世を去った後も、領民たちは密かに光秀の霊を奉っていたそうです。

光秀ゆかりの地である京都府の亀岡市・福知山市では、今でも光秀の名を冠した祭りが行われています。

明智光秀は主君に信頼され、領民に慕われた善人とされています。

【明智光秀】悪人派の意見

シネマトゥデイ

主君をコロコロ変える変わり身が早い人物！

明智光秀は生涯において、わかっているだけでも『４人の主君』に仕えるなど、悪く言えば変わり身の早い人物でした。

その都度、自分の考えに合う主君につき、その主君が合わないと考えれば見捨てたり裏切ったりも...

その最たるものが、織田信長に対する「本能寺の変」です。これにより、目前であった信長の天下統一の夢は消えました。

忠義があったのか動のか、というところは、非常に疑問であることは間違いありません。

目的のためなら手段を選ばない人物！

当時、日本にキリスト教の布教のために訪れていた宣教師のルイス・フロイトは、自らの著で光秀をかなり酷評していました。彼いわく、己のことを偽装して相手を欺く方法を72も会得したと、周りに吹聴する人物だったとのこと。

将軍義昭や信長に仕えていたことで、天下や権力を手中に収める野望はかなりあったと考えられています。そのため、卑怯で冷酷な「主君討ち」ということができたのかもしれません。

こういった記録を見ても、明智光秀は手段を選ばぬ悪人だと言われても仕方ありません。