【デッドゾーンキャラクター人気投票ランキング】本格派SFアドベンチャーゲームの人気一番キャラは？

ゲーム

デッドゾーンは、サンソフトことサン電子が1986年に発表したファミコンのソフトです。今で言う所の密室系コマンド選択式アドベンチャー形式のゲームで、隔絶された各エリアの謎を解き、さらわれた恋人と助けると言うSFミステリーな作品です。

そこで今回BatQue（バトクエ）では、本格派SFアドベンチャーゲーム「デッドゾーン」の裏設定や魅力を紹介を行い、最後にデッドゾーンキャラクター人気投票ランキングの結果発表を行います。

まだまだアンケートを実施中ですのでお好きなキャラクターを選んでください♪

主人公「カーク・マックレー」

ヒロイン「マリー・ブラント」

お手伝いロボット「キャリー」

人工知能「ライオネックス」

本格派SFアドベンチャーゲーム『デッドゾーン』とは？

人工知能の反乱がテーマ！

舞台となるのは宇宙進出が当たり前となり、ワープ航法が確立した、人類があたりまえのように宇宙で生活している時代で、開発途中のコロニーで突如として起こった、人工知能の反乱をテーマに物語が描かれています。

このソフトが発売された当時は、スターウォーズをはじめとするSF映画やアニメ作品などのSFモノが最も注目されていた時代であり、ファミコンソフトもその流れに乗り、SF系のゲームが沢山と世に出されていた時代でもありました。

大抵のファミコンのSF系ゲームは、シューティングゲームが主流でしたが、サン電子はその時流の中で、アニメーション作品に近いアドベンチャーゲームの開発に力を注ぎ、その第一弾として開発したのが、この「デッドゾーン」でした。

デッドゾーンの目的は？

人工知能の中枢が眠るタワーの地下廃棄所へと閉じ込められた主人公・カークを操り、相棒のお手伝いロボットのキャリーと共に、各フロアに隠された謎とメッセージを読み解き、コマンド表記された選択を選び、各エリアに隠された謎を解いていき、最上階の人工知能「ライオネックス」にさらわれた恋人のマリーを救出する事が、このゲームの最大の目的となっています。

画面に表示された画像を頼りに、自分が調べていくと、アドベンチャーの醍醐味は勿論の事、画面に表示された画像を頼りに進めることで、謎を解いていく考察や推理など頭を使い物語を進める要素もあり、アクションとは違った楽しみ方がある今作は知り人ぞ知る、名作とも言われています。

デッドゾーンの魅力

ファミコンから声が…！？『しゃべるゲーム』の走りとなった！

当時のこの作品は、ゲーム初の「喋る」ゲームとして話題を呼びました。……と、言っても随時喋る事は当時の技術ではまだ不可能であり、人の声を取り込んだ人工音声に変換した音声ですが、ゲーム開始直後の主人公カークの、「何故俺はここにいるんだ！」と、ゲーム内で主人公が声を出したことで話題を呼びました。

アドベンチャーゲームの走りでもあった！

今のゲームの様に声優さんが喋る事が当たり前になる以前に、そんな試みが試された今作は、後のゲームの先駆けとも言えるアドベンチャーゲームの走りともいえます。

また喋ると言えば、この物語のカークの相棒となるロボットの「キャリー」も喋ります。キャリーの声を聴きたければ視点を向けた途端に、「キャリーどぇーす」と、砕けた感じで声を出してくれると、ただそれだけですが、当時においてはやはり画期的なシステムだったのです。

またイベントが進むと、カークとマリーが喋るなど、ドット絵でアニメーションを演出し、後半でドラマチックな演出がなされていると、まだアニメーションをゲームに取り込む事ができなかった当時においては、試行錯誤で試された試みであり、後のゲーム制作に大きく関わる第一歩とも言えます。

デッドゾーンキャラクター（登場人物）の紹介

主人公の「カーク・マックレー」

地球連邦政府宇宙開発局に勤務している２７歳の青年。学歴は木星第２大学を卒業し、宇宙工学とかつて相対性理論と呼ばれていた宇宙物理学を専攻していたエリートであり、チーフ技術者としてコロニー開発に携わっていました。

その中で知り合ったマリー・ブラントと恋仲となり、結婚を約束するも、マリーが新型コロニー建造の責任者に抜擢されてしまい、結婚は延期されてしまいます。新型コロニー建造の為に出張する事となったマリーを見送り、プレゼントとしてお手伝いロボットの「キャリー」を送ったカークは、再びの出逢いを約束し、それぞれの役目を果たす為に日々を過ごしていきます。そしてコロニー開発が一段落し、久しぶりに会えるとマリーから連絡が来たが……それが罠であることを彼は知りませんでした。

ヒロインの「マリー・ブラント」

年齢２６歳の女性。水星第７大学出身で電子工学のエキスパートであり、人工知能開発の中で機械に感情を持たせる事に成功した才女。より的確に、また人間的にコロニーの運営を行う事を目的として開発した人工知能・「ライオネックス」の生みの親であり、新型コロニーの設計責任者として選ばれるなど、異例の出世を遂げるが、その為に恋人・カークとの結婚を延期してしまいます。

彼女はこの仕事を最後に退職を決意し、自分の最後の仕事として人工知能開発に力を注いでいたが、それが大きな脅威になる事を知りませんでした。

お手伝いロボットの「キャリー」

カークが、マリーのチーフ技術者昇格を祝いプレゼントした、手製のお手伝いロボットです。名前の由来は特になく、カークいわく「思いつき」でつけたとの事。マリーのコロニー開発任期中に一緒に過ごし、彼女の仕事と生活の補助を行っていました。人間らしいコミカルな性格をした、愛嬌のあるロボット。

人工知能の「ライオネックス」

マリーの開発するスペースコロニー５２４号のマザーコンピューターの名前。人工知能として人間に思いやりを持つ「感情」を入力されたが、その感情は開発者のマリーに愛情を抱いてしまうと、暴走のきっかけとなってしまいます。その為にマリー以外の人間を抹殺して、彼女を監禁しようとするなどの暴挙に出てしまうのです。

デッドゾーンにはまだまだ魅力がたくさん！

『本格派』と言われるストーリーのみどころ

この作品の見どころとなるのは、物語を全体を通して描かれる、機械の感情がテーマとなっているところです。

人工知能ライオネックスが抱いてしまった、開発者マリーの対する愛情が暴走してしまい、彼女を欲するが故に、恋人であるカークを抹殺しようとするライオネックス。独占欲に駆られた機械の暴走という、当時では斬新な発想とも言える機械の愛情がテーマとなり、それは敵であるライオネックスだけでなく、一緒に旅を続けてきたキャリーにも芽生えていた感情でもあったことが、エンディングで身を呈してカークを助けてくれるシーンからも分かります。

同じように人間を愛した機械が人殺そうとも、助けようともする、人工知能の感情をテーマに描かれている作品内容は、深く堪能できる内容となっています。

あの「いっき」のミニゲームもついている!?

さて、このデッドゾーンはシリアスなSFゲームのイメージがありますが、物語を進めていく中で、あるエリアを通過しなければいけません。そのエリアは、他のエリアに比べては比較的簡単であり、また難しいと当時では難問とも言われていたエリアでした。

そのエリアのクリア内容は、仙人が投げるおにぎりを全てを、相棒のキャリーを操作し回収すると言った、あの二人の農民の反乱を描いた「いっき」のボーナスステージことミニゲームが、突如として始まると、信じられない仕様が隠されています。

なんでシリアスなSFからいきなり一転して、コミカルになるのだと思わず固まってしまう事態に、エリアクリアに集中できないプレイヤーが続出したミニゲーム。でも投げられるおにぎりの動きはあらかじめ予測できるようになっており、流れのコツさえ掴めれば、誰でもクリアが簡単な内容となっています。息をのむ間のつかの間の休息として楽しむ方が良いかもしれません。