「ルパン三世 ジャケットの色」人気投票ランキング！＆裏設定・歴史も紹介！

老若男女が愛する「ルパン三世」。世代を超えて愛される理由として、固定キャラクター5人の個性の強さがあげられるのではないでしょうか。そんなルパン三世のジャケットの色は何種類あるかご存知ですか？赤色と緑色の2種類が有名ですが、実は『緑色』、『赤色』、『ピンク色』、『白色』、『青色』の5色のジャケットをルパン三世は着用しています。

そこで今回は、そんな「ルパン三世」トレードマークの『ジャケットの色』の秘密に迫ります。どのジャケットの色でどのルパン三世が一番長く上映されているのか、またどのジャケットの色が一番人気あるのかを紹介します。

もしよければ皆さんの意見も聞かせてください♪

みなさん、「ルパン三世」のジャケットの色は何種類あるかご存知でしょうか？『緑色』と『赤色』の2種類と思っている方、実は全然たりません。今までアニメ化された映像の中で採用されたジャケットの色は5種類あります。詳細は、『緑色』、『赤色』、『ピンク色』、『白色』、『青色』の5種類になります。

では、どのような経緯で何色のジャケットが採用されたかを紹介します。

原作漫画「ルパン三世」のジャケットの色は『赤色』です。しかし、初のテレビアニメシリーズ「ルパン三世（第1シリーズ）」のジャケットの色は『緑色』が採用されました。なぜ、緑色になったかというと、1971年から放送された「ルパン三世（第1シリーズ）」当時の映像技術では鮮明な赤色が表現できずにじんだ色に見えてしまったため、鮮明できれいに表現できる緑色が使用されました。そのため、テレビアニメで一番最初に『緑色』が採用されたことで、原作漫画のジャケットの色も緑色であると勘違いしている人が多いようです。

映像化第2作品目、テレビアニメシリーズ「ルパン三世（第2シリーズ）」では原作漫画と同じ『赤色』のジャケットが採用されました。第2シリーズが放送された1977年には、鮮やかな赤色が表現できるようになったため、第2シリーズからは原作漫画と同じ赤色が利用されたとされていますが、他にも理由があったようです。もう一つの理由は商業的な理由です。第2シリーズのスポンサーであるバンダイが、「ルパン三世（第1シリーズ）」のスポンサーの商品と区別できるようにするためといわれています。

劇場版「ルパン三世 カリオストロの城」は宮崎駿の影響で再びジャケットが『緑色』へ！

「ルパン三世（第2シリーズ）」でルパン三世の人気に火がつき、国民的アニメへ成長しましたが、その「ルパン三世（第2シリーズ）」が放送されている1977年から1980年の間に2本の映画が上映されました。劇場版第1作「ルパン三世 ルパンVS複製人間」と第2作「ルパン三世 カリオストロの城」です。第1作は第2シリーズと同じ赤色ですが、第2作は第1シリーズの緑色が採用されています。この理由は、日本を代表する映画監督の宮崎駿が第1シリーズを手がけていたこともあり、第2作でも同じデザインが採用されたとされています。

1984年から放送された知られざる名作、テレビアニメシリーズ「ルパン三世 PARTⅢ（第3シリーズ）」では、『ピンク色』が採用されました。ジャケットの色を決める際、制作局の読売テレビは「ルパン三世（第2シリーズ）」に強いライバル心を持っていたため、赤色にすることだけはやめて欲しいと要望を出しました。しかし、読売テレビ側にジャケットを何色にするかアイデアが固まっていたわけではなく、緑色に戻す必要もないという考えより、ジャケットの色がなかなか決まらなかったといわれています。「ルパン三世 PARTⅢ（第3シリーズ）」では、『白色』で行こうかという案もあったようですが、最終的に、絶大な人気を誇った「ルパン三世（第2シリーズ）」のイメージを少し引き継いだ方が良いという判断で、『白色＋赤色』で『ピンク色』になりました。

「ルパン三世 カリオストロの城」の絶大な人気もあり、「ルパン三世 PARTⅢ（第3シリーズ）」以降は作り手がジャケットの色を決める形で制作が進んでいきました。ただ、ピンク色が採用されたのは、「ルパン三世 PARTⅢ（第3シリーズ）」とその放送時に上映された劇場版第3作「ルパン三世 バビロンの黄金伝説」のみになり、あとは緑色か赤色が採用されました。とくにテレビスペシャルではほとんど赤色が利用されたり、「ルパン三世（第2シリーズ）」が度々再放送されたりしたため、ルパン三世のジャケットの色は赤色のイメージが強い方の方が多いのではないでしょうか。

幻の『白色』のジャケットはテレビスペシャルで1度だけ放送！

実はそんな中、一度ルパン三世が『白色』のジャケットを来た時がありました。1996年に放送された、テレビスペシャル第8作「ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密」です。ルパン三世の初代声優「山田康雄」が亡くなり、二代目の「栗田貫一」に交替して2作目のテレビスペシャル作品になります。「栗貫ルパンの完成」作品として、世の中に認知させたいという制作陣の思惑がありました。そのため、新しいルパン三世を見せようという試みが多く取り入れられ、その代表的なのがルパンのジャケットの色です。序盤でいつもの赤色を着ていますが、モロッコ（お話の舞台）に到着してからは白色のジャケットを着続けています。ただ、白色のジャケットを来ている作品はテレビスペシャル第8作「ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密」だけになります。

ヨーロッパ各国を舞台にした「ルパン三世（第4シリーズ）」以降はジャケットが『青色』へ！

その後、また緑色と赤色の時期が続いたあと、2015年のテレビアニメシリーズ「ルパン三世（第4シリーズ）」で新しいルパン三世に出会えます。ジャケットの色は『青色』です。2015年の「ルパン三世（第4シリーズ）」はイタリアを舞台としましたが、人気次第で今後は「ドイツ」や「フランス」、「ベルギー」と、ヨーロッパ各国を舞台にシリーズ化する計画が予定されています（もちろんシリーズ化には「ルパン三世（第4シリーズ）」の成功が鍵を握っているといわれています）。「ルパン三世（第4シリーズ）」の舞台イタリアでアンケートを取った結果、青色が大好評だったという理由でルパン三世のジャケットの色に採用されました。

また2018年4月から9月まで放送されたルパン三世の最新作「ルパン三世 PART5（第5シリーズ）」でも、ジャケットの色は『青色』が採用され、今後は『青色』ジャケットの着用時間はどんどん伸びていくと予想できます。しかしPART5では、1話完結編で、赤色、緑色、ピンク色といったジャケットも着用するという粋な演出もあり、ルパンファンを喜ばせました。

• ルパン三世の詳細情報はこちら！
• ルパン三世（第1シリーズ）
• ルパン三世（第2シリーズ）
• ルパン三世 PARTⅢ（第3シリーズ）
• ルパン三世（第4シリーズ）
• ルパン三世 PART5（第5シリーズ）

では、実際にルパン三世が一番長く着用した色は何色でしょうか。愚直に調べてみました。調査方法は、オープニング、エンディング、予告、全て合わせる、かつそのストーリーで一番長く来ていたジャケットの色として、調査しました。

調査詳細は下記になります。

「「ルパン三世 ジャケットの色」人気ランキング！色別着用時間やジャケットの歴史も紹介」まとめ

もっとも長く放送されたテレビアニメシリーズの「ルパン三世（第2シリーズ）」で『赤色』のジャケットを着用したり、毎年放送されるテレビスペシャルでもほとんど『赤色』を着用していたこともあり、『赤色』が第1位です。

第2位はなんと、緑色を差し置いて『ピンク色』がランクイン！「ルパン三世 PARTⅢ（第3シリーズ）」で合計50話放送されたことが大きな理由となっています。もっとも有名な劇場版第2作「ルパン三世 カリオストロの城」で着用している『緑色』は第3位となっています。

しかし今後のルパン三世は、ルパン三世（第4シリーズ）、ルパン三世 PART5（第5シリーズ）の青色の流れが進むと予想されるので、僅差のピンク色や緑色、青色の順位は、近い将来変動されることでしょう。

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