サッカー日本代表の歴代最強「ウイング・サイドハーフ」は誰?WG・SH人気投票ランキング!
サッカー日本代表の歴代「ウイング・サイドハーフ」で最高・最強の選手は誰だ?と聞かれたら、皆さんは誰をあげますか?
サッカーのウイングはFWがサイドに大きく開いたポジション、サイドハーフはMFがサイドに大きく開いたポジションのことです。近代サッカーは、前線からのプレス・守備を求められる時代になり、ウイングとサイドハーフの役割がほとんど同じになったこともあり、大概ウイングもサイドハーフもどちらもこなせる選手が増えました。
そこで今回は、サッカー日本代表で活躍したウイング・サイドハーフを紹介し、『サッカー日本代表の歴代最強「ウイング・サイドハーフ」は誰?WG・SH人気投票ランキング!』という人気投票のランキング結果を発表します。
まずは皆さんの意見を教えてください♪
- 今回は日本代表として30試合以上に出場した選手の中からアンケートを取っています。
サッカー日本代表の歴代最強「ウイング・サイドハーフ」は誰?WG・SH人気投票ランキング!のアンケート
原口 元気
清武 弘嗣
香川 真司
乾 貴士
本田 圭佑
岡崎 慎司
大久保 嘉人
松井 大輔
小野 伸二
中村 俊輔
三都主 アレサンドロ
福田 正博
木村 和司
原 博実
奥寺 康彦
杉山 隆一
【原口 元気】豊富な運動量で攻守で活躍するウイング・サイドハーフ
原口 元気は、2011年から日本代表に選出され、サッカー日本代表のウイング・サイドハーフとして活躍しました。2018年ロシアW杯では3試合に出場し、日本代表のベスト16進出へ大きく貢献しました。
日本代表では、左右のウイングとして活躍しますが、ドイツのブンデスリーガでは、サイドハーフ、サイドバックなど、少し低いポジションで活躍しています。
原口 元気は、日本屈指のドリブラー
原口 元気の魅力の一つ、それはスピードにのったドリブルで、ドイツでも通用しています。さらに運動量が豊富で90分間走り抜いても、トップスピードが落ちないため、後半の原口 元気のドリブルは目を見張るものがあります。
原口 元気は攻守にわたり日本代表に欠かすことができない存在
原口 元気の最大の魅力は、献身的なプレイスタイルでしょう。最前線から激しいプレスをしたり、自陣まで戻ってディフェンスを行ったり、ウイングとは思えないほど、攻守にわたりチームへ貢献します。
またメンタルも非常に強く、感情をむき出しにして相手選手に立ち向かう姿は、チームの士気をあげる存在と言えます。
- 【サッカー日本代表 ウイング・サイドハーフ】原口 元気のすごいところ
- 豊富な運動量で90分間スピードにのったドリブルで切り裂くウィンガー
- 前線から激しいプレス、自陣まで戻るディフェンスで、チームへ貢献する
- サッカー日本代表出場数は51試合出場10得点(※2019年時点)
【清武 弘嗣】攻撃に必要な能力を全て兼ね備えたトップ下・サイドハーフ
清武 弘嗣は、2011年から日本代表に選出され2017年まで、サッカー日本代表のトップ下やサイドハーフ、時にはウイングとして活躍しました。2014年ブラジルW杯に出場しました。
清武 弘嗣は、ドイツのブンデスリーガで、第4位にランクインする10アシストを記録するなど、4年間レギュラーで活躍しました。その後スペインのリーガエスパニョーラの競合セビージャへ移籍しましたが、世界トッププレイヤーであるナスリなどとのレギュラー争いに破れ、Jリーグへ復帰しました。
清武 弘嗣は攻撃センスの塊!
清武 弘嗣の魅力は、何と言ってもオフェンスに必要な能力を全て兼ね備えているところです。ドリブル突破力、ボールキープ力、ロングフィードやショートパスのキック精度、そしてフィニッシュのシュート精度、全てにおいて高いレベルを誇ります。
中央でボールを持ち、FWへスルーパスしたり、ドリブルでしかけたり、そしてミドルシュートを放ったり、清武 弘嗣の攻撃オプションはたくさんあるので、敵DFを混乱させます。
清武 弘嗣は複数ポジションをこなす器用さ
清武 弘嗣の最適なポジションはトップ下です。しかしクロスをあげることも上手なため、サイドハーフで出場することも多くあります。ボールキープ力もあり、シュート精度も高いため、セカンドトップを任されることもあります。
清武 弘嗣は、攻撃的なポジションであればどこでもこなすことができる器用さを持ち合わせます。そのため日本代表では、本田 圭佑のトップ下や岡崎 慎司のウイング・サイドハーフの代わりを難なくこなし、ザックジャパンで便利屋として試合に出場しました。
- 【サッカー日本代表 トップ下・サイドハーフ】清武 弘嗣のすごいところ
- 攻撃に必要なスキルがすべて高レベルを誇る
- トップ下、SH、WG、STなど攻撃的なポジションはどこでもOK
- サッカー日本代表出場数は43試合
【香川 真司】あのドルトムントやマンチェスターUに認められたトップ下・ウイング
香川 真司は、2008年から日本代表に選出され、サッカー日本代表のフォワードとしてはウイングやセカンドトップ、ミッドフィルダーとしてはトップ下やインサイドハーフとして活躍しています。2014年ブラジルW杯に出場、2018年ロシアW杯に出場しベスト16進出に貢献しました。
香川 真司は、ドイツのブンデスリーガのドルトムントでリーグ2連覇へレギュラーとして貢献しました。その後イングランドのプレミアリーグのマンチェスターUへ移籍しましたが、2年目に監督交代した後は出場機会が減り、再びドルトムントへ移籍。
世界トップレベルのクラブを渡り歩いた香川 真司でしたが、2019-2020シーズンより自身の憧れのスペインの2部リーグへ移籍し、活躍を続けています(2019年現在)。
香川 真司は、歴代日本代表でもドリブル技術はダントツNo1?
香川 真司の最大の特徴は、繊細すぎるボールコントロールを軸としたドリブルです。
ボールを受ける技術、ボールを置く技術、ターンする技術、そしてドリブルでボールを運ぶ技術、ドリブルに必要な技術の全てが一流です。敵DFが数人いる密集地隊でも、お構いなしでドリブルで突破していくドリブル技術は、日本人の中でも抜きん出ているといっていいでしょう。
香川 真司は、ゴールへの嗅覚が日本人離れしている
日本人の欠点とも言えるゴールへの嗅覚およびシュート決定力。その2つは香川 真司は日本人離れしています。
密集地隊からドリブルで抜き出し流し込むシュートだったり、密集地隊からキラーパスだったり、ゴールへ繋がる決定的な仕事をやってのけます。
またゴール決定力も非常に高いので、多くのゴールを記録します。
- 【サッカー日本代表 トップ下・ウイング】香川 真司のすごいところ
- 繊細なボールコントロールをいかしたドリブル技術は歴代日本代表の中でもNo1候補
- ゴールへの嗅覚、シュート決定力があり、高い得点力を誇る
- 低い位置からのゲームメイク力の非凡な能力を誇る
- サッカー日本代表出場数は97試合 ※2019月10月現在
【乾 貴士】左サイドを自慢のドリブルで切り崩すウイング・サイドハーフ!
乾 貴士は、2009年から日本代表に選出され2011年まで、サッカー日本代表のウイングやサイドハーフとして活躍しています。2018年ロシアW杯に出場し、ベスト16進出へ大きく貢献しました。
乾 貴士は、ドイツのブンデスリーガ、スペインのリーガエスパニョーラで長年にわたり活躍しました。特にスペインで初めて成功した日本人と言っても過言ではありません。
乾 貴士の魅力は左サイドでの突破力!
乾 貴士の最大の魅力は、ドリブルからの突破力です。ドリブルテクニックで突破することもありますが、緩急をいかしたドリブル突破力は世界にも通用するレベルを誇ります。
また縦にドリブルで切り裂きセンタリングをあげることも、中央へカットインしてからのミドルシュートやキラーパスも、両方得意とするため敵DFも対応に苦戦するシーンをよく見ます。スペインリーグで通用した大きな理由が、乾 貴士の個人技と言えるでしょう。
乾 貴士のメンタル力は、世界に通用する!
乾 貴士は、どんな環境でもサッカーを楽しむことをモットーとしています。
面白くなくやってもファンは喜ばないですし、みんなが楽しまないと面白くない。楽しみながらやりたいです
こういったメンタリティーは大舞台で力を発揮します。ロシアW杯決勝トーナメントのベルギー戦で見せた無回転ミドルシュートや、スペインのリーガエスパニョーラのバルセロナ戦で2ゴールを決めるなど、ファンを魅了する印象的なプレーが多くあります。
- 【サッカー日本代表 ウイング・サイドハーフ】乾 貴士のすごいところ
- 緩急を生かしたドリブル突破力は、スペインで賞賛されるほどレベルが高い
- 縦にも中央にもドリブルで切り込み得点に絡むことができる
- サッカー日本代表出場数は36試合出場6得点 ※2019年現在
【本田 圭佑】世界トップレベルの強いメンタルを誇るトップ下・ウイング
本田 圭佑は、2008年から日本代表に選出され2018年まで、サッカー日本代表のウイング、センターフォワードやトップ下として活躍しました。2010年南アフリカW杯で全試合に出場しベスト16進出へ貢献、2014年ブラジルW杯では全試合に出場するもグループリーグ敗退、2018年ロシアW杯もに出場しセネガル戦でゴールを決めるなどベスト16進出へ大きく貢献しました。
本田 圭佑は、オランダのVVV、ロシアのCSKAモスクワを経由し、セリエAの古豪ミランに移籍し背番号10をつけたことで話題になりました。その後はメキシコやオーストラリアなどの海外をわたり、2019年現在カンボジアの代表監督をしています。
本田 圭佑のボールキープ力は日本人離れ
本田 圭佑のボールキープ力が高く、アジアレベルであればボールを取られるシーンはほとんどありません。フィジカルが強く、海外でも当たり負けするシーンはほとんどありません。高いボールキープ力でピッチの真ん中でボールキープし、味方にボールをパスし、ゲームを組み立てます。いわゆるポストプレーが本田 圭佑の大きな武器といえます。
2010年の南アフリカW杯では、そのボールキープ力を生かし、本来のトップ下やウイングというポジションではなく、センターフォワードでポストプレーを担当しました。作戦は見事にはまり、4試合全てに出場し2ゴールを決めました。
本田 圭佑の左足のテクニックはワールドクラス!
本田 圭佑は、たいがいのパスは左足で処理し、ドリブルも利用する足はほとんど左足です。左足から放たれるフリーキックやパスの精度のレベルは世界で通用するほどのレベルを誇ります。
特に本田 圭佑のパス精度は秀逸で、ショートパス、ロングパス、クロスなど左足のキック精度は世界で通用しました。また視野も広いため、決定的なパスを出すのも得意。自慢のフィジカルでボールをキープし、タメを作って、キラーパスをFWに提供します。そのためピッチの中央であるトップ下こそが本田 圭佑のベストポジションと言えるでしょう。
本田 圭佑のメンタル力は世界トップクラス!
フィジカル、左足のテクニック、どちらも世界に通用するレベルではありますが、世界トップクラスではありません。ではなぜ本田 圭佑がセリエAのミランで10番をつけることができたのか。
世界トップクラスのメンタル力を本田 圭佑は持っているから。
日本の絶対的プレースキッカー中村 俊輔からフリーキックを蹴らせて欲しいと要求したり、世界的に有名なミランの背番号10を要求したり。日本人離れした精神力があるからこそ、どんな場面でも自分の実力を発揮することができるのでしょう。
またそういったメンタルをもっているからこそ、本田 圭佑は日本人離れしたシュート決定力を誇るのでしょう。外すシーンもよく見かけますが、ここぞという時は大概決めている印象があります。
- 【サッカー日本代表 トップ下・ウイング】本田 圭佑のすごいところ
- フィジカルとキック精度は世界で通用するレベルを誇る
- 大舞台であればあるほど輝ける強いメンタルは、世界トップクラス
- サッカー日本代表出場数は98試合
【岡崎 慎司】高い決定率と泥臭いプレースタイルでチームに欠かせないフォワード
岡崎 慎司は、2008年から日本代表に選出され、サッカー日本代表のセンターフォワードやウイングなど、主にフォワードとして活躍しています。2010年南アフリカW杯では4試合全てに途中出場、2014年ブラジルW杯では3試合全てに出場、2018年ロシアW杯では3試合に出場しました。W杯3大会連続で出場し、2019年現在でまだ代表を引退していません。
ドイツのブンデスリーガで、2シーズン連続の2桁得点をあげたり、イングランドのプレミアリーグのレスター・シティで、プレミアリーグ優勝へ貢献するなど、岡崎 慎司は海外で結果を残し続けたフォワードとして知られています。
岡崎 慎司といえば、裏へ抜け出しワンタッチゴール!
岡崎 慎司の最大の魅力は、オフ・ザ・ボールの動きです。
岡崎 慎司は、ディフェンダーとの駆け引きが非常に巧みで、オフ・ザ・ボールの動きで裏へ抜け出し、ワンタッチでゴールを決めます。
またストライカー気質が高く、思い切りの良さもあり、どんどんシュートを放ちます。
岡崎 慎司の泥臭いプレースタイルは攻守にわたりチームに貢献
岡崎 慎司は、何が何でもゴールを奪うという気迫にあふれたプレーをします。たとえば怪我を恐れない気迫のこもったダイビングヘッドです。
また守備意識も高く、豊富な運動量で前線からのプレスを怠らず、ボールを追いかけ続けます。試合が終わると岡崎 慎司のユニフォームは大概泥まみれになっています。
攻守にわたり泥臭いプレースタイルは、代表や所属チームの監督から強い信頼を得ました。代表ではセンターフォワードやウイングを任されることが多かったですが、守備意識の高さが評価され、所属チームではサイドハーフを任されることもありました。
決定率の高さを誇る岡崎 慎司
岡崎 慎司の凄さで忘れてはいけないのが、決定力の高さです。日本代表では、119試合に出場し50得点をあげています。釜本 邦茂や三浦 知良といったゴールを奪うということに特化したセンターフォワードを除けば、ダントツNo1の得点率を誇ります。
- 【サッカー日本代表 フォワード】岡崎 慎司のすごいところ
- オフ・ザ・ボールの動きでDFをはがして、ワンタッチでゴールを奪うフォワード
- ウイングを任されることも多い中、高い得点率を誇る
- 泥臭いプレースタイルで攻守にわたりチームに貢献する
- サッカー日本代表出場数は119試合出場50得点(※2019年時点)
【大久保 嘉人】フォワードとして完成した日本最高のストライカー候補
大久保 嘉人は、2003年から日本代表に選出され2014年まで、サッカー日本代表のフォワード、特にウイングやセカンドトップとして活躍しました。2010年南アフリカW杯では4試合に出場し、日本代表のベスト16進出へ大きく貢献しました。また2014年ブラジルW杯では3試合に出場しました。
日本代表では、主に左右のウイングとして活躍しましたが、所属クラブではセンターフォワード、トップ下、ボランチなど幅広いポジションで活躍しました。
大久保 嘉人の動き出しは天下一品!
大久保 嘉人の最大の魅力は、その動き出しです。DFの裏をとる動き、DFを剥がしてボールをもらう動き、というのがずば抜けています。
そしてボールを受け取った後の大久保 嘉人は決定力も非常に高く、ワンタッチで相手を交わしてゴールを決めたり、ダイレクトでゴールを決めたりします。
日本代表でこそウイングを任されることが多かったので6得点とそこまでゴール数を記録できませんでしたが、Jリーグでは3年連続得点王に輝くなどセンターフォワードとしてゴールを量産しました。
大久保 嘉人は何をしても一流!
大久保 嘉人にはまだまだ魅力があります。
まずはミドルシュートの精度が高いこと。ゴールに対して貪欲なため、ペナルティエリアの外からのミドルシュートをどんどん放ち、ゴールを量産します。
次にキック精度が高いこと。クラブでは攻撃的ミッドフィルダーとして活躍することも多かったため、クロスやロングフィード、スルーパスなどの精度が高く、ゲームメイク能力も兼ね備えています。
最後にチームへの献身性。しっかりと前線からプレスをかけることもできるので、ウイングやサイドハーフを任された時は、前線から相手にアグレッシブにボールを奪いに行きます。
- 【サッカー日本代表 フォワード】大久保 嘉人のすごいところ
- DFを剥がす動き出し能力、ゴール決定力が非常に高いフォワード
- ミドルシュートやパス、前線から激しいプレスなど、幅広い能力が一流
- サッカー日本代表出場数は60試合出場6得点
【松井 大輔】日本のファンタジスタといえるウイング・サイドハーフ
松井 大輔は、2003年から日本代表に選出され2011年まで、サッカー日本代表のサイドハーフ、時にはウイングとして活躍しました。2010年南アフリカW杯に出場し、ベスト16進出へ大きく貢献しました。
松井 大輔はフランス2部リーグ・ドゥのル・マンに移籍、松井 大輔の活躍もありル・マン1部リーグ・アンへ昇格しました。その後も活躍し5年にわたりフランスで活躍しました。日本代表ではサイドハーフやウィングとして試合に出場ました。
松井 大輔は日本のファンタジスタ!
松井 大輔の最大の魅力は、そのテクニックと創造性。想像もできないようなプレーで、観客をワクワクさせ、敵DFを翻弄するプレースタイルはまさにファンタジスタ。
トリッキーで独特なドリブル、想像もできないヒールシュートなどのプレーでファンを魅了しました。
松井 大輔はハードワークもできる近代ファンタジスタ!
通常ファンタジスタは守備をしなかったり、体力がなかったり、近代サッカーでは不要とされることも多くあります。しかし松井 大輔は、ハードワークを厭わなく守備力にも定評があります。そのため南アフリカW杯では、あの香川 真司ではなく松井 大輔が選ばれました。しかしスタミナには不安があり、途中交代するシーンをよく見かけました。
- 【サッカー日本代表 ウイング・サイドハーフ】松井 大輔のすごいところ
- 日本でもっともファンタジスタの称号にふさわしい
- 独特なドリブルや創造性あふれるパスやシュートでファンを魅了する
- サッカー日本代表出場数は31試合
【小野 伸二】天性のボールコントロールを誇る天才ミッドフィルダー
小野 伸二は、1998年から日本代表に選出され2008年まで、サッカー日本代表のトップ下、サイドハーフ、ボランチとして活躍しました。1998年フランスW杯、2002年日韓W杯、2006年ドイツW杯、3大会のW杯に出場しました。
小野 伸二は、2001-2002年シーズンからオランダのフェイエノールトへ移籍し、すぐにレギュラーを獲得し、UEFAカップ優勝というタイトルも手に入れました。オランダに5年間在籍し、怪我以外のシーズンはレギュラーとして活躍しました。
小野 伸二のボールコントロールセンスは、日本人離れしている
小野 伸二の最大の特徴は『柔らかすぎるパス』でしょう。右左両足でボールコントロールの精度が高く、そして柔らかい。早いテンポで前線へボールを送るときはダイレクトでパスしたり、時間を作る必要があればボールが足元に吸い付くようなドリブルで時間を作ったり、とにかくボールコントロールセンスがすごいことが小野伸二の魅力でしょう。
小野 伸二は、日韓W杯ではサイドハーフとして活躍!
クラブチームでは、トップ下やボランチなどのポジションを任されることが多かったですが、日本代表ではサイドハーフを任されることもありました。
オランダでは、セントラルハーフやインサイドハーフなどのポジションでレギュラーを勝ち取っており、中盤の激しいプレスも難なくこなしていたため、日韓W杯ではサイドハーフとして左サイドの守備までこなしました。
小野 伸二の怪我さえなければ...
小野 伸二は、幼少期から天才と呼ばれており、海外ではファン・ペルシやスナイデルなどのオランダの名選手、日本ではラモス瑠偉や稲本 潤一など、そうそうたる面々が小野 伸二の才能をべた褒めしています。しかし1999年に左膝靭帯断裂という大怪我してから、怪我が多くなったり、本人いわく本来のプレーはできなくなったそうです。
思うようなプレーができないなか、このような素晴らしい実績を残している小野 伸二は、怪我さえなければどれほどの選手になっていたのか、日本のサッカーファンなら一度は考えたことでしょう。
- 【サッカー日本代表 ミッドフィルダー】小野 伸二のすごいところ
- ボールコントロールに優れ、ゲームメイク能力が高いオフェンシブハーフ
- 攻撃力は日本歴代トップクラス、守備力も運動量が豊富で中盤でのプレスを怠らない
- オランダの名門フェイエノールトで5年間レギュラーを勝ち取った実力者
- サッカー日本代表出場数は56試合
【中村 俊輔】日本歴代No1レフティと呼ばれるトップ下・サイドハーフ
中村 俊輔は、2000年から日本代表に選出され2010年までサッカー日本代表のオフェンシブハーフ、その中でもトップ下、サイドハーフとして活躍しました。2006年ドイツW杯、2010年南アフリカW杯に出場しました。
中村 俊輔は、イタリアのセリエAのレッジーナ、スコットランドのセルティック、スペインのリーガエスパニョーラのエスパニョールで活躍しました。特にセルティックでは、チャンピオンズリーグでマンチェスターUからFKで得点を決めたり、スコットランドリーグでMVPを受賞(欧州リーグでは日本人初)したり、輝かしい実績を起こしました。
キック精度は歴代日本代表の中でもNo1と名高い中村 俊輔
中村 俊輔の最大の魅力は、そのキック精度。とくにプレースキックは、世界の中でもトップクラスを誇りました。直接フリーキックでゴールを決めたり、コーナーキックからアシストしたり、中村 俊輔がいるだけでセットプレーからの得点シーンが増えます。
記録的な面で言うと、選手としての全盛期をほとんど海外でプレーしているにも関わらず、Jリーグ1部のフリーキックゴール数記録(※2019年時点)を保持しています。
もちろんショートパス、ロングパス、クロスなどのキック精度も高く、クロスから得点を量産することもあり、サイドハーフを任されることも多くあります。
チャンスメイクやドリブル技術も高いレベルを誇る中村 俊輔
広い視野、安定したパスでゲームメイクしたり、自らドリブルでキープしてタメを作ったりすることもできます。
とくに足が早いわけではありませんが、シザースや緩急で相手をかわすドリブル技術が長けているため、ゴールに近い位置で抜け出してミドルシュートを決めたり、スルーパスを出したりします。
- 【サッカー日本代表 トップ下・サイドハーフ】中村 俊輔のすごいところ
- キック精度が高く、FKの得点数、CKのアシスト数が非常に高い
- ゴール付近でのドリブルやスルーパスでゴールに直結する仕事をする
- サッカー日本代表出場数は98試合
【三都主 アレサンドロ(アレックス)】左サイドを駆け上がるドリブルは歴代No1?
三都主 アレサンドロは、2002年から日本代表に選出され2006年まで、サッカー日本代表の左サイドバック、左サイドハーフ、左ウィングとして活躍しました。三都主 アレサンドロのクラブでのポジションは左ウィングでしたが、中村 俊輔が先発出場していたため、日本代表では左サイドバックで出場することもありました。
三都主 アレサンドロ(アレックス)の攻撃力は歴代随一!
三都主 アレサンドロの武器は突破力です。スピードあるドリブルで相手ディフェンダーを翻弄し、正確なクロスをあげ得点に関わるという、日本代表の攻撃の重要な役割を担いました。
三都主 アレサンドロ(アレックス)のキック精度も非常に高い!
三都主 アレサンドロ(アレックス)の攻撃力の魅力は、スピードあるドリブル突破だけではありません。
セットプレーのキッカーを任されるほどの左足の精度。
左足から放たれる精度の高いクロス、そしてフリーキックなどは天下一品です。日本代表では中村 俊輔という超一流のフリーキッカーがいたので、なかなか見ることはできませんでしたが、クラブでは精度の高いフリーキックを見せてくれました。
- 【サッカー日本代表 サイドハーフ】三都主 アレサンドロのすごいところ
- 歴代No1攻撃力を誇る超攻撃的左サイドハーフ
- 相手DFを翻弄できるスピードある高速ドリブルを誇る
- 精度の高いクロス、フリーキックなどキック精度が高い
- サッカー日本代表出場数は82試合
【福田 正博】スピードにのったドリブルから得点を量産するウイング
福田 正博は、1990年から日本代表に選出され1995年まで、サッカー日本代表のフォワード、ウイングとして活躍しました。1993年「ドーハの悲劇」の経験者です。
また福田 正博は、1989年から2002年引退するまで、浦和レッズ一筋で活躍したため、サポーターから「ミスター・レッズ」と讃えられています。
福田 正博は1990年代日本最高のウイングと称された
福田 正博の最大の魅力は、快速ドリブルからのチャンスメイクです。柔らかいボールタッチと緩急を利用したドリブルでサイドを突破するプレイスタイルから、1990年代「日本最高のウイングプレーヤー」と呼ばれたこともありました。
またアジリティ(俊敏性)がすごく、一瞬で裏に抜け得点することも福田 正博の魅力の一つと言えるでしょう。
福田 正博、自らとったPKは自ら決める!
福田 正博は、PK職人として知られました。Jリーグ通算PK得点は「26得点」は歴代2位。
ドリブルで仕掛けると当然ファウルされることが多くあり、ペナルティエリア内で倒され、福田 正博自ら獲得したPKを自ら決め、得点を量産しました。
- 【サッカー日本代表 ウイング】福田 正博のすごいところ
- アジリティがすごく、ドリブル突破や裏へ抜け出し得点することに長けたウイング
- ドリブル突破力から1990年代「日本最高のウイングプレーヤー」と呼ばれた
- サッカー日本代表出場数は45試合出場9得点
【木村 和司】1980年代日本サッカー界の冬の時代を支えたトップ下・ウイング
木村 和司は、1979年から日本代表に選出され1987年までサッカー日本代表のトップ下、ウィングとして活躍しています。日本年間最優秀選手賞を3度獲得したり、1980年代の日本サッカー界の冬の時代を支えました。
木村 和司のフリーキックの魅力を日本に伝えた
もともとウィングを主なポジションとしていたため、センタリングで得点を量産していました。トップ下にコンバートされた後も、もちまえの正確なボールコントロールで、アシストを量産したり、フリーキックでゴールを決めたり、「魔術師」として恐れられました。
- 【サッカー日本代表 トップ下・ウイング】木村 和司のすごいところ
- 正確なボールコントロール技術を持ち、フリーキックでゴールを量産した
- サッカー日本代表出場数は54試合
【原 博実】アジアの核弾頭と恐れられたウイング
原 博実は、1978年から日本代表に選出され1988年まで、サッカー日本代表のフォワード、ウイングとして活躍しました。
原 博実は、国際Aマッチ75試合に出場し、当時の歴代2位(※1位は伝説の釜本 邦茂)となる37得点を記録しました。2試合に1得点という驚異的な得点率を記録したことから「アジアの核弾頭」と呼ばれました。
原 博実はヘディングで得点を量産
原 博実の最大の魅力は、身長を生かしたヘディングシュート。接触を恐れず飛び込むプレースタイルのため、鼻骨を何回も骨折した逸話があります。
日本代表では豊富な運動量を生かすため左ウイングとして活躍しましたが、左サイドから中央へ割って入り、ヘディングシュートで得点を量産し、結果センターフォワードと同じような役割もこなしました。
- 【サッカー日本代表 ウイング】原 博実のすごいところ
- 決定力が高く、ヘディングを得意とするフォワード・ウイング
- サッカー日本代表出場数は75試合出場37得点
【奥寺 康彦】日本人初のプロサッカー選手!ドイツが認めたウイング!
奥寺 康彦は、1970年から日本代表に選出され1988年までサッカー日本代表のサイドハーフやウイングとして活躍しています。W杯に出場は叶いませんでしたが、その輝かしい経歴は日本サッカー界のレジェンドとして知られています。
1970年代まだ日本にJリーグもなかった頃、奥寺 康彦は、ドイツブンデスリーガのケルンやブレーメンで9年にわたり活躍しました。サッカー選手としてのプロ契約は、奥寺 康彦が日本人初と言われています。当時のドイツブンデスリーガの外国人枠は、たった2人。その枠を見事に勝ち取るという当時のアジア人では考えられない活躍をしました。
奥寺 康彦は、ケルンで1977-78シーズンに、ブンデスリーガ優勝、ドイツカップ優勝と2冠を達成しています。もちろんレギュラーとしてチームに貢献しました。9年間でブンデスリーガ通算234試合出場、26得点という輝かしい成績を残しました。
「東洋のコンピューター」と恐れられた奥寺 康彦
奥寺 康彦の武器は、ユーティリティーさです。
強烈なシュート力(特に左足)、敵DFを置き去りにするスピード、外国人にも負けない強靭なフィジカル、両足ともに高いキック精度、そして戦術理解力、全てにおいて海外で通用するレベルを誇りました。
そんな万能だった奥寺 康彦は、ドイツのブンデスリーガでは、FW(主にウイング)、MF(主にサイドハーフ、ボランチ)、DF(主にサイドバック)など、すべてのポジションで活躍しました。
- 【サッカー日本代表 ウイング】奥寺 康彦のすごいところ
- 1970年代日本人初のプロサッカー選手として、9年間ブンデスリーガで活躍した
- スピード、フィジカル、キック精度、戦術理解度など全てにおいて高い能力を誇る
- ブンデスリーガ通算234試合出場、26得点
- 1977-78シーズンに、ブンデスリーガ優勝、ドイツカップ優勝
- サッカー日本代表出場数は32試合
【杉山 隆一】メキシコシティオリンピック銅メダル獲得に貢献したウイング
杉山 隆一は、1961年より日本代表に選出され、1971年まで、サッカー日本代表のフォワード、特にウイングとして活躍しました。1964年東京オリンピックのベスト8、1968年メキシコシティオリンピックで、銅メダル獲得に貢献したフォワードとして知られています。
あの伝説のフォワード釜本 邦茂とは、名コンビとして知られています。
黄金の左足と呼ばれた杉山 隆一
杉山 隆一は快速ドリブルを得意とし、日本代表の左ウイングとして活躍しました。
自らゴールも決めますが、釜本 邦茂へのアシスト数が非常に多く、メキシコシティオリンピックでは5アシストを記録しました。
- 【サッカー日本代表 ウイング】杉山 隆一のすごいところ
- 快速ドリブルでアシストを量産したフォワード
- 釜本 邦茂とは、伝説の名コンビ
- サッカー日本代表出場数は56試合出場15得点
『サッカー日本代表で歴代最強「ウイング・サイドハーフ」は誰?』のまとめ
近代サッカーでは求められる役割が増えたこともあり、サイドハーフとトップ下、ウイングとサイドハーフ、ウイングとトップ下、といったように複数ポジションをこなせる選手が多く、一概に誰がウイングのNo1か、誰がサイドハーフのNo1か、ということを議論することは難しくなっています。とはいえ、サイドに開いた攻撃的なポジションのNo1は誰かという議論はできると思うので、今回アンケートにしてみました。
皆さんの考えるサッカー日本代表で歴代最強・最高のウイング・サイドハーフはだれでしょうか。
それでは最後に気になる人気投票ランキングの発表です!
サッカー日本代表の歴代最強「ウイング・サイドハーフ」は誰?WG・SH人気投票ランキング!のアンケート
原口 元気
清武 弘嗣
香川 真司
乾 貴士
本田 圭佑
岡崎 慎司
大久保 嘉人
松井 大輔
小野 伸二
中村 俊輔
三都主 アレサンドロ
福田 正博
木村 和司
原 博実
奥寺 康彦
杉山 隆一
アンケートまだまだ募集しています!皆さんのご意見も是非教えてください。
サッカー日本代表の歴代最強「ウイング・サイドハーフ」は誰?WG・SH人気投票ランキング!のアンケート
原口 元気
清武 弘嗣
香川 真司
乾 貴士
本田 圭佑
岡崎 慎司
大久保 嘉人
松井 大輔
小野 伸二
中村 俊輔
三都主 アレサンドロ
福田 正博
木村 和司
原 博実
奥寺 康彦
杉山 隆一