【松田直樹 vs 宮本恒靖 vs 森岡隆三 vs 中田浩二】フラットスリーで人気なのは誰？アンケート調査！

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サッカーのワールドカップが日本で初開催となった2002年日韓ワールドカップで、日本代表は決勝トーナメント進出という日本サッカー史上初の大躍進を遂げました。

その躍進の大きな要となったのがフィリップ・トルシエ監督のディフェンス戦術であるフラットスリー選出でした。

そこで今回は、フラットスリーの概要を説明し、そ中心となった松田直樹、宮本恒靖、森岡隆三、中田浩二の実績と特徴を比較しながら、誰が人気かのアンケート投票結果を発表します。

まずは皆さんの意見を教えてください♪

松田直樹

宮本恒靖

森岡隆三

中田浩二

フラットスリーとは

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フラットスリーは1998年から2002年まで日本代表を率いたフランス人監督のフィリップ・トルシエが用いた戦術です。

3-5-2のフォーメーションのディフェンダー3人を横一直線（フラット）に配置し、相手の攻め方や見方のプレッシングに合わせて細かくポジションを修正していきます。

フラットスリーの中核を担った4選手

日本代表のフラットスリーで中核をになったのが、松田直樹、宮本恒靖、森岡隆三、中田浩二の4選手です。実際にワールドカップ本戦の4試合でも4選手のいずれかの3名が出場しています。

フラットスリーのメリット・強み

サッカーではデイフェンスの人数を4人か3人にすることが主流で、3人の場合は1人少ない分ラインコントロールがしやすくなります。

特にフィリップ・トルシエはボールの位置や相手の体の向き、味方のプレッシングに応じてポジショニングや体の向きを細かくマニュアル化していたため、3人の意思疎通がしっかりと取れていました。

安定した守備戦術で、ワールドカップの前哨戦とも呼べるコンフェデレーションズカップでは5試合1失点で準優勝といった好成績を残しました。

フラットスリーのデメリット・リスク

フラットスリーは3人のディフェンスラインを高めに保つため、デイフェンダーとゴールキーパーの間のスペースを空けることになります。そのスペースにパスを出されて、相手フォワードに抜けられる1つのパスでゴールキーパーと1vs1の状況ができてしまうといったリスクを孕んでいました。

また、相手の攻撃を想定してマニュアル化されたディフェンスルールですが、世界のトッププレーヤーが想定以上のプレーを見せた場合に対応しきれないといった可能性もありました。

ワールドクラスの選手に翻弄されたいい例として、2001年に行われたフランスとの親善試合では、0-5といった大量失点での敗戦を喫しています。

そんなフラットスリーに抜擢された4人のディフェンダーを紹介します！

【松田直樹 vs 宮本恒靖 vs 森岡隆三 vs 中田浩二】松田直樹の実績や特徴

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松田直樹はU-16から日本代表に選出

松田直樹はU-16から日本代表に選出されており、U-17世界選手権でベスト8、FIFAワールドユース選手権でもベスト8の好成績を残しています。

また、1996年アトランタオリンピックには19歳4カ月で出場し、当時の日本サッカー史上最年少五輪出場記録を更新しました。

オリンピック代表監督も歴任していたフィリップ・トルシエのシドニーオリンピックメンバーにも選出され、中田英寿とともに数少ない2大会連続で選出された選手となりました。

2002年日韓ワールドカップでは4試合でフル出場しています。

情熱的でファンからも愛された松田直樹

松田直樹はフラットスリーを実践できるほどクレバーで理解能力の高い頭を持っていましたが、熱く激しいプレーが多く、イエローカードやレッドカードをもらう試合も多々ありました。

仲間にも熱い想いを持っている選手で、負傷離脱中の選手や退団が決まった選手などの名前をアンダーシャツに書いてピッチに立ったりもしていました。

そのような行動はファンからも愛され、15シーズン在籍したマリノスでは「ミスターマリノス」として親しまれ、2011年に松本山雅FC在籍時のトレーニング中に倒れ、急逝したさいには、マリノスは松田直樹が背負った背番号3を永久欠番とすることを発表しました。

【松田直樹 vs 宮本恒靖 vs 森岡隆三 vs 中田浩二】宮本恒靖の実績や特徴

Jリーグ

宮本恒靖はどこにいってもキャプテンを務めるほどの頼れる人物

大阪出身の宮本恒靖は、ガンバ大阪ユースの一期生であり、初代キャプテンを努めました。またユースからトップチームに昇格した初めての選手でもあります。

ガンバ大阪では2000年からキャプテンに就任し、2000年と2002年には得票数1位でオールスターにも出場しています。

2009年からはヴィッセル神戸に移籍し、そこでもキャプテンに就任します。

日本代表でも、U-20ワールドカップ、2002年日韓ワールドカップ、2006年ドイツワールドカップでもそれぞれキャプテンとして試合に出場しています。

宮本恒靖は頭脳派プレーヤー

宮本恒靖はガンバ大阪在籍中に同社大学に入学し、そのまま卒業している、高卒Jリーガーながらも大学卒業経歴を持つ珍しい選手です。

Jリーガーになり、外国人選手とのコミュニケーションにおいて通訳を介さずに話すことの重要性を感じていたため、語学の習得も積極的に行いました。

2004年のアジアカップでは、宮本恒靖の語学力を証明した話があります。準々決勝のヨルダン戦のPK戦の際に、ピッチの悪状況もあり、中村俊輔と三都主あれサンドロがPKを失敗。これをフェアじゃないと宮本恒靖が審判に通訳なしで申し入れ、PKを行うサイドを変更させました。その変更が功を奏し、日本はPK戦を勝利し、最終的にはアジアカップを優勝しました。

現役引退後もFIFAマスターを取得し、解説や監督としても活躍しています。

【松田直樹 vs 宮本恒靖 vs 森岡隆三 vs 中田浩二】森岡隆三の実績や特徴

スポーツブル

森岡隆三はトルシエから信頼されたチームキャプテン

森岡隆三はフィリップ・トルシエから信頼された選手で、主にフラットスリーの中央を任されていました。

フィリップ・トルシエがA代表と兼任したシドニーオリンピックでは、23歳以下の選手に松田直樹、宮本恒靖、中田浩二らがいたにも関わらず、オーバーエイジ枠としてスタメンしていました。それほどにフィリップ・トルシエがフラットスリーの一角として重要視した選手です。

キャプテンを特定の選手に決めていなかったフィリップ・トルシエですが、2000年アジアカップ、2001年のコンフェデレーションズカップ、2002年日韓ワールドカップの初戦は森岡隆三にゲームキャプテンを任せています。

コーチングを武器としていた森岡隆三は指導者の道へ

森岡隆三は自信を「声を出して周りを仕切るタイプの選手」と称していたようにコーチング能力に長けた選手でした。

その能力を生かし、2008年の現役引退後は、指導者の道へ進みます。2009年に京都サンガFCのトップチームコーチに就任し、S級ライセンスも取得。2014年には業務提携していたJFLの佐川印刷の監督を努めます。

2015年には京都サンガFCユースの監督に就任し、翌年の2016年に宮本恒靖が監督を務めたガンバ大阪ユースと対戦し、フラットスリー対決として注目を集めました。

その後は、ガイナーレ鳥取で初めてJリーグの監督を務めますが、2年目に解任となっています。

【松田直樹 vs 宮本恒靖 vs 森岡隆三 vs 中田浩二】中田浩二の実績や特徴

サッカー選手wiki｜プロフィールやプレースタイル紹介

日韓ワールドカップではフル出場した中田浩二

中田浩二はボランチもできる選手であり、足元の技術力やキックの精度が高く、的確なポジショニングが取れる選手でした。

フィリップ・トルシエの元で望んだ日韓ワールドカップでは、フラットスリーの左で4試合にフル出場しています。

また2000年シドニーオリンピックでもグループリーグの3戦目に負傷交代するまでは、フル出場するなど、フィリップ・トルシエの元でコンスタントに出場した選手です。

中田浩二は世界でも結果を残している選手

世界進出したサッカー選手の先駆けとして、中田英寿や中村俊輔の名前が上がりますが、中村俊輔がセルティックで活躍していた同時期に中田浩二はスイスのバーゼルで結果を残しています。

2006年にバーゼルに移籍するとセンターバックとしてレギュラーに定着し、翌年のスイスカップで優勝し、初のタイトルを獲得します。そして、2007-08シーズンでもリーグ優勝を果たしています。