プロ野球最強「遊撃手(ショート)ランキング」歴代日本人選手を人気アンケート調査
日本人のプロ野球選手で、歴代最強の遊撃手(ショート)は誰だ?と聞かれたら、皆さんは誰をあげますか?
守備の華である遊撃手(ショート)は、野球経験者であれば一度は憧れるポジション。守備力と打撃力の両方が必要で、どちらかが欠けていれば長年レギュラーで試合に出続けることはできません。さらに守備の負荷が大きいため体力もいるポジションです。
そこで今回は、プロ野球で活躍した遊撃手(ショート)を紹介し、『プロ野球歴代最強「遊撃手(ショート)」は誰?』という人気投票のランキング結果を発表します。
他にもプロ野球でもっとも豪速球を投げる投手や、最高のショートなどを決めるアンケートも行なっています。ぜひ気になる方は見てみてください。
まずは皆さんが思うプロ野球最強の遊撃手(ショート)は誰か教えてください♪
プロ野球歴代最強「遊撃手(ショート)」は誰?のアンケート
源田壮亮
坂本勇人
西岡剛
鳥谷敬
川崎宗則
井端弘和
松井稼頭央
小坂誠
宮本慎也
石井琢朗
野村謙二郎
池山隆寛
高橋慶彦
山下大輔
藤田平
豊田泰光
吉田義男
広岡達朗
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守備だけなら現役No1という呼び声高い「源田壮亮」
現役選手の遊撃手(ショート)の中で、もっとも守備で評価を得ているのが、源田壮亮でしょう。守備範囲の広さ、そして捕球から投げるまでの早さは、ずば抜けています。2024年シーズンでまだプロ8年目で、ゴールデングラブ賞6回、ベストナイン4回と高い評価を得ています。
守備範囲の広さは、現役選手の中で圧倒的No1!
守備貢献度を数値化したUZRという指標では、両リーグの中でも圧倒的な数値を残しています。
源田壮亮のすごいところは、2017年にデビューしてから4年連続で、UZRが両リーグトップというところ。
もはや守備力だけでいえば、現役選手No1といっても過言ではありません。この後どれだけ長く遊撃手(ショート)として試合に出場できるかで、球史に名を残すことができるかが決まってくるでしょう。
打力・走力も兼ね備えている
源田壮亮はどうしても守備が注目されがちですが、走力・打力も非常に高いレベルを誇ります。特に走力は高く、2021年に盗塁王を獲得するなど、通算160盗塁を記録しています。
- 源田壮亮のすごいところ
- 現役の遊撃手の中で守備力No1の呼び声が高い
- 守備範囲と補給から送球までの早さがすごい
- 遊撃手としてゴールデングラブ賞を6度受賞
- 2021年に盗塁王に輝く走力
源田壮亮野手は日頃から体重が落ちないように気をつけているそう。 73キロを維持するため、試合後の夕食ではごはんの2杯目は必ず卵かけご飯するとか。 プロの世界は体調管理も仕事のうちですからね。
源田選手はどんな卵を食べているのでしょうか。
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読売ジャイアンツ歴代No1遊撃手「坂本勇人」
坂本勇人は走攻守3拍子そろった遊撃手として、読売ジャイアンツの史上最強のショートと言っても過言ではありません。特に打撃は秀逸で3割15本塁打を毎年のように残しています。
長打力も兼ね備えた巧打者!
首位打者を獲得したりアベレージも残せる反面、本塁打も打て2021年まで13年連続で二桁本塁打を記録しています。坂本勇人は31歳で2000本安打を達成しており、日本のプロ野球(NPB)史上2番目の速さとなります。40歳近くまで活躍した場合、3000本安打も夢ではなく、そうなれば史上最高の遊撃手(ショート)の筆頭となるでしょう。
2020年以降怪我による離脱することが目立ち始め、特に2022年はシーズンの半分を棒に振るなど、出場機会が減ってきていることもあり、記録は伸び悩んでいます。また2023年以降、ポジションをサードにコンバートされましたが、すでに野球史に残るショートといっても良いでしょう。
強肩を生かした守備も評価が高い!
坂本勇人は、プロ2,3年目までは、エラーが多く守備はいまいちと言われることもありましたが、プロ4年目ごろから改善がみられ、プロ6年目の2012年では両リーグトップのUZR「16.0」を記録しました(UZRは高い方が守備評価が高い)。2013年以降はUZR「20以上」を頻繁に記録しており、守備でも評価が高い選手に成長しました。
また強肩のため守備位置を深く守ることで、守備範囲を広くでき、高いレンジファクター(RF)を誇ります。
- 坂本勇人のすごいところ
- 長打力を兼ね備えた打撃力
- 強肩を生かした守備範囲の広さ
怪我に泣かされたスピードスター「西岡剛」
西岡剛はとにかく華がある遊撃手(ショート)でした。スイッチヒッター(両打ち)で俊足巧打。千葉ロッテマリーンズ時代には、盗塁王や首位打者にも輝いたことがあり、日本代表の常連としてその名を轟かせました。
しかし全盛期にメジャーへ移籍したものの活躍できず、日本へ戻ってきて阪神タイガースで1年目は活躍したものの2年目の大怪我をしてから怪我に泣かされました。
華のあるプレーはファンの記憶に残る!
西岡剛は盗塁王2回に、首位打者1回と実績も十分ですが、何よりもプレーに華がありました。日本シリーズやWBCなどで、プッシュバントを決めたシーンを覚えているファンも多くいるのでは無いでしょうか。
また守備面では、遊撃手(ショート)だけではなくセカンドも守れる器用さを持ち合わせますが、エラーの数もそこそこ多かったことで有名です。とはいえ、2010年には両リーグ1位のUZR「13.1」を記録するなど、広い守備範囲と強肩は西岡剛の代名詞でした。ちなみにゴールデングラブ賞は3回を受賞しています。
- 西岡剛のすごいところ
- とにかく華がある遊撃手
安定した守備と安定した打撃「鳥谷敬」
鳥谷敬は安定したプレースタイルで有名です。打率も安定して.280前後、本塁打も安定して10本前後、守備率も安定して.980前後と高く、そして強肩を維持しました。タイトルを獲得したわけでは無いのですが、阪神タイガースで12年以上も遊撃手(ショート)のレギュラーとして試合に出続けました。
遊撃手として達成した連続試合出場記録「1939試合」は今後誰も達成不可能であろう...
遊撃手(ショート)というハードなポジションで、安定したプレーを何年も続けるということが、何より難しいと言えるでしょう。
しかし、鳥谷敬は遊撃手という守備の要のポジションで日本のプロ野球(NPB)で「1939試合連続出場」しました。この連続試合出場記録は日本のプロ野球(NPB)で歴代2位の記録になります。
また遊撃手(ショート)というポジションというくくりで、日本のプロ野球(NPB)史上最長の667試合連続フルイニング出場記録を果たしました。
おそらく今後数十年は破られない偉大な2つの記録と言えるでしょう。
- 鳥谷敬のすごいところ
- 遊撃手というポジションで歴代2位の連続試合出場「1939試合」を記録
- 安定した打撃、安定した守備、とにかく安定した遊撃手
常に全力プレーの人気者「川崎宗則」
川崎宗則は、「ムネリン」という愛称でファンから愛されました遊撃手。イケメンに加え底なしの明るい性格と常に全力でプレーをする姿から、見ていて気持ちよい選手の代表例でファンから愛される選手でした。
攻撃的センスは超一流!
攻撃面では、打撃技術と走塁技術には高い評価を得ています。長打力はありませんが、高いバットコントロールで打率3割を5回記録するなど、川崎宗則は高い打撃力がある遊撃手として知られました。
また常に全力疾走を心がけているのか、走塁は力を抜いて走ることはほとんどありません。そういった姿からメジャーでも川崎宗則の走塁は高い評価を得ています。
グラブ捌きが超一流!
実は日本のプロ野球では、川崎宗則は守備面ではあまりいい成績を残すことはできていません。たとえばレンジファクター(RF)は4点代前半を記録したり、守備範囲が広いとは言えません。
しかし川崎宗則のグラブ捌きは超一流で、他の日本人内野手がメジャーの環境(芝グラウンド)で苦労するなか、川崎宗則はメジャーでUZR「1.0」を記録するなど、そのグラブ捌きや捕球センスは数値的に証明されました。
- 川崎宗則のすごいところ
- グラブ捌きや捕球センスが高く、メジャーでもUZR「1.0」を記録
- 絶妙なバットコントロールを誇り、3割の高打率を5回も記録
アライバという単語を産んだ守備の職人「井端弘和」
井端弘和は、粘り強いバッティングに加え、通算打率.281と打撃も良いことで知られていますが、遊撃手(ショート)として2004年から2009年まで6年連続、そして2012年の合計7度のでゴールデングラブ賞を受賞するなど、守備でも高い評価を得ています。
井端弘和のプロ野球18年の通算守備率は、驚異の「.991」。遊撃手の中でもずば抜けていい数値を残しています。
日本プロ野球史上最高の二遊間コンビ!
井端弘和と荒木雅博との二遊間コンビを「アライバコンビ」と呼ばれ、その二遊間コンビの連携プレーが芸術的で有名です。
「アライバ」という言葉は野球ファンの間では有名ではないでしょうか?
外野に抜ける打球をセカンドの荒木雅博がキャッチし、遊撃手の井端弘和にボールをトスして井端弘和が1塁に送球するという芸術的な連携プレーを「アライバ」と呼ばれたり、アライバコンビの守備はファンを魅了しました。
プロ野球史上最高の二遊間コンビに、井端弘和と荒木雅博をあげる人は少なくありません。
粘り強い打撃も非常に評価が高い!
守備に注目が集まる井端弘和ですが、粘り強い打撃、そして得点圏での勝負強い打撃など、投手が嫌がる打者として有名です。
- 井端弘和のすごいところ
- プロ野球史上最高の二遊間コンビ「アライバコンビ」を結成
- 堅実な守備、生涯守備率は「.991」は遊撃手の中でもずば抜けて高い!
走攻守すべてにおいて完璧な遊撃手(ショート)「松井稼頭央」
松井稼頭央は、誰もが憧れる漫画に出てくるような完璧な選手。スイッチヒッター(両打)で、ポジションは遊撃手、3割30本30盗塁を記録したり、まさに誰もが憧れる理想の選手と言えるでしょう。松井稼頭央に憧れて野球を始めたプロ野球選手も多くいます。
走攻守だけでは表現できない5ツールプレーヤー
「俊足、巧打、長打、強肩、好守」この5つを持つプレーヤーは、5ツールプレーヤーと呼ばれ、いわば完璧な選手として称えられますが、松井稼頭央はまさに5ツールプレーヤーと言えるでしょう。もちろん3割30本30盗塁のトリプルスリーも記録しました。
打撃力は歴代遊撃手の中でもトップ
松井稼頭央は、メジャーに渡る前までに日本のプロ野球(NPB)で、7年連続打率3割超えを記録、また20本塁打以上を4回記録するなど、松井稼頭央の打撃力は疑う余地がありません。
メジャーに渡ったあとは怪我に泣かされましたが、メジャーでも平均打率.264を記録し、日本人内野手で数少ない、レギュラーで活躍できた選手と言えるでしょう。
走力は歴代遊撃手の中でもトップクラス
松井稼頭央の身体能力は非常に高く、歴代野球選手No1と言われることも。記録した盗塁数は日本プロ野球では363盗塁、メジャーでも102盗塁を決めており、日米通算記録の465盗塁は日本人歴代7位の記録になります。
150km/hを超える強肩と、メジャーでも評価された守備!
松井稼頭央といえば、150km/hを超える強肩で有名で、日本のプロ野球(NPB)では高い評価を得ていました。
しかし守備に関してはプロ入り直後はそこまで高いレベルではなかったのですが、努力を重ね年々評価が高くなりました。全盛期には、正確な送球と、捕ってから投げるまでも早さ、俊足を生かした広い守備範囲、そして柔軟なグラブ捌きによる捕球技術など、守備に関して非常に高い評価を得るまで成長しました。最終的にゴールデングラブ賞は4度受賞しました。
またメジャーでは最初こそ天然芝に苦労したものの、適合後の2007年にはセカンドではありましたが守備率.992というリーグトップクラスの成績を残しました。
- 松井稼頭央のすごいところ
- 3割20本塁打以上を何回も記録している
- 日米通算記録の465盗塁(日本363・メジャー102)は、日本人歴代7位
- 150km/hを超える強肩
- 努力で勝ち取ったメジャーでも評価された守備力
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守備範囲の広さは秀逸「小坂誠」
小坂誠は「小坂さんがいると、毎試合ヒットを1本損する」と語られるほど守備に関して高い評価を得ていました。ゴールデングラブ賞は4度受賞。また走力も高く、盗塁王を2回も獲得しました。
守備でレギュラーを獲得!
打撃力もある程度求められるプロ野球ですが、生涯打率.251というそこまで高い訳ではありません。しかし小坂誠はあまりにも守備力と走力の能力が高かったため、レギュラーを9年間も守ることができました。
守備範囲は歴代遊撃手トップクラス!
小坂誠は、守備範囲の指標であるレンジファクター(RF)を7年連続パ・リーグで一番の数値を記録しました。しかもレンジファクター(RF)は、ほとんど5点を超えるという驚異的な数値を残しました。
そう言った守備能力が評価され「平成の牛若丸」と呼ばれたりしました。
- 小坂誠のすごいところ
- 守備と走塁で9年間もレギュラーを維持した
- ゴールデングラブ賞4度、盗塁王2回を受賞
打撃も守備も安定感抜群の「石井琢朗」
走攻守全てにおいて非凡な才能を持つ石井琢朗。4度のゴールデングラブ賞を受賞、4度の盗塁王を獲得、そして4回の打率3割超えを記録しました。
天才が努力したらどうなるのか?答えは石井琢朗になる
抜群の身体能力で知られた石井琢朗でしたが、実は野球に対してすごく論理的な思考をもち、努力を惜しまない選手でした。常に何かを考えてプレーしており、その考えを実践で実現できなければ、実現するために何が足りないのか考え、それを補うために努力するといったルーチーンを繰り返したそうです。
その結果、安定したバッティングで通算2432安打を記録したり、状況判断力の早い守備力を誇りました。特に守備では、俊足をいかした広い守備範囲と流れるようなフィールディングは、全盛期は12球団で一番の遊撃手(ショート)と評価されることもありました。
- 石井琢朗のすごいところ
- ゴールデングラブ賞4度、盗塁王4回を受賞
- 7年連続して打率2割9分超えの安定した打撃力で通算2432安打
ゴールデングラブ賞10回獲得「宮本慎也」
プロ野球選手が選ぶ最高の遊撃手(ショート)。守備能力は非常に高く、ゴールデングラブ賞10回(サードでの獲得が4回)の実績は伊達ではありません。また打撃力にも定評があり、通算打率は.282と高く、通算408犠打は日本歴代3位と素晴らしい成績を残しています。
守備職人、バント職人、その裏には「投手への配慮」が行き届いている!
宮本慎也といえば、守備や送りバント(犠打)というイメージが強いと思います。その通り、守備では10回のゴールデングラブ賞、通算408犠打と、その輝かしい実績はイメージ通りと言えます。
しかし宮本慎也のプレースタイルに派手なイメージはありますか?ほとんどのファンは堅実なプレーと答えるのではないでしょうか。そこには宮本慎也の美学があります。
守備の要である遊撃手(ショート)が、逆シングルでとったり、横っ飛びでファインプレーしたりすると、投手自身が打たれていると思ってしまい、どこか調子悪いのかとネガティブに考えてしまう可能性があります。
そのため宮本慎也には「難しい打球を簡単に捕ることが真のファインプレー」という理念があります。「投手への配慮」が行き届いてこそ名手と宮本慎也は考えていたのです。
打率3割越えは6回記録、安定して高打率を誇る
宮本慎也のすごいところは、守備やバントだけではありません。打撃も秀逸です。
プロ入り数年は2番を任されたり繋ぎ役に徹することもありましたが、3割越えを6回記録するなど、打撃力は年々向上しました。粘り強さ、勝負強さを持ち合わせ、通算2000本安打を記録しています。
ちなみに「2000本安打&400犠打」を記録したのは宮本慎也のみです。
- 宮本慎也のすごいところ
- ゴールデングラブ賞10回受賞
- 2000本安打&400犠打は宮本慎也だけ
華があるといより派手でダイナミックな「野村謙二郎」
野村謙二郎は、最多安打3回、盗塁王3回、トリプルスリーを1回達成するなど、その打撃力はプロ野球の歴史の中でも屈指の強打を誇る遊撃手(ショート)でした。なにかとダイナミックなプレースタイルで、ファンを魅了した選手でした。
守備は身体能力でカバー!
身体能力が高いことで知られた野村謙二郎ですが、実は肩力はあまり強くありません。肩力の弱さを補うために、自慢の脚力と反応力で広い守備範囲を誇り、遊撃手(ショート)として3回もセ・リーグトップのレンジファクター(RF)を記録しました。
- 野村謙二郎のすごいところ
- 盗塁王3回、打率3割超えを3回と、攻撃力が魅力な遊撃手
フルスイングを信条としたブンブン丸「池山隆寛」
フルスイングでファンから愛された池山隆寛。5年連続30本塁打を記録するなど、遊撃手(ショート)としては珍しく長打力を持ち合わせています。打撃力が目立つ池山隆寛でしたが、実は堅実な守備力を誇ることを知っていましたか?
フルスイングこそ池山隆寛の魅力
三振を恐れない、常にフルスイング、そういったファンを魅了するプレースタイルから、池山隆寛は「ブンブン丸」という愛称で親しまれました。守備力が求められる遊撃手(ショート)を守りながら、5年連続30本塁打を記録したのは池山隆寛だけです。
実は堅実な守備こそが池山隆寛の最大の魅力だった?
1990年に野村克也監督が就任しても、遊撃手(ショート)で出場し続けた理由は、池山隆寛には高い守備力があったからです。
身体能力が高く、その俊足と強肩を生かした守備範囲は球界屈指で、セ・リーグトップのレンジファクター(RF)も1回記録するほどでした。また広い守備範囲だけではなく、守備率も高く、1991年当時の記録ではありますが、遊撃手としてのシーズン守備率9割9分4厘という日本新記録を樹立しました。1992年には、ゴールデングラブ賞も1回受賞しています。
- 池山隆寛のすごいところ
- 遊撃手で5年連続30本塁打を記録したのは池山隆寛だけ
- 広い守備範囲に堅実な守備力を誇る(あまり知られていない)
高い打撃力と走力は歴代遊撃手の中でもトップクラス「高橋慶彦」
高橋慶彦は、俊足強打のスイッチヒッター(両打ち)。高い打撃力と走力は歴代遊撃手(ショート)の中でもトップクラスでした。高橋慶彦の活躍は、日本のプロ野球(NPB)にスイッチヒッターの重要性を示してくれたと言えるでしょう。
攻撃力「二重丸」、守備力「三角」
高橋慶彦は、打率3割を5度、20本塁打を4度も記録した強打者でした。また自慢の俊足で通算477盗塁という、日本のプロ野球(NPB)の歴代5位の記録を保持します。しかし果敢に盗塁に挑むため盗塁失敗も非常に多く、通算206盗塁死の歴代2位を記録しています。
遊撃手(ショート)というポジションでしたが、守備率は9割6分台と良い数値を残すことはできていません。俊足を生かした広い守備範囲でしたが、堅実さよりダイナミックさを重視した守備が特徴のため、エラーの数も多くなってしまいました。
- 高橋慶彦のすごいところ
- 打率3割を5度、20本塁打を4度記録した強打者
- 通算477盗塁はプロ野球の歴代5位
遊撃手でゴールデングラブ賞を8度受賞は「山下大輔」だけ!
山下大輔は、打撃成績は決して良いわけではなかったのですが、守備の評価は非常に高く、遊撃手(ショート)としてダイヤモンドグラブ賞(現在のゴールデングラブ賞)を8回も受賞しました。
数々の守備の記録を樹立!守備でレギュラーをとった男!
通算打率は2割6分台と打撃力はそこまで高い成績を残すことができませんでしたが、代わりに数々の守備の記録を打ち立てました。
堅実な守備を持ち味とする山下大輔は、1976年に遊撃手(ショート)で守備率「.988」を記録し、当時のセ・リーグ記録を樹立しました。さらに1978年には、遊撃手として連続守備機会無失策「322」を記録し、当時の日本記録を樹立しました。
その結果、ダイヤモンドグラブ賞(現在のゴールデングラブ賞)を8回受賞し、遊撃手としての受賞数は山下大輔の8回が最多記録です。ちなみに宮本慎也はゴールデングラブ賞を10回受賞していますが、遊撃手としての受賞は6回です。
打撃力がある程度求められる厳しいプロ野球の世界で、14年間守備でレギュラーを守り続けたのは山下大輔だけでしょう。
- 山下大輔のすごいところ
- 遊撃手としてゴールデングラブ賞を8回受賞
- 14年間守備力でレギュラーを守り続けた
バランスが取れた遊撃手「藤田平」
藤田平は、打撃力も守備力も高い遊撃手(ショート)。阪神タイガースで守備の達人としてしられる吉田義男を二塁に追いやって遊撃手のレギュラーを獲得したといえば、その能力の高さをイメージしやすいのではないでしょうか。
ベストナインが似合う男!
藤田平は、打率3割を5回記録し、首位打者を1回獲得しました。また広い守備範囲と、安定した守備でダイヤモンドグラブ賞(現在のゴールデングラブ賞)を3回も受賞しています。攻守にわたり安定した結果を残していたこともあり、ベストナインを7回も受賞しました。
- 藤田平のすごいところ
- 攻撃力も守備力も安定した成績を残し、ベストナインを7回も受賞
超攻撃型の遊撃手「豊田泰光」
1950年代の遊撃手(ショート)に求められる役割は、まずは守備、そして進塁打が打てることでしたが、豊田泰光は遊撃手でありながら、首位打者を獲得するなど、当時では珍しい攻撃型の遊撃手でした。
俊足巧打であったがエラーの数は多かった
豊田泰光は、遊撃手(ショート)として初めて首位打者を獲得するなど強打を誇り、さらには俊足で13年連続二桁盗塁を記録するなど、遊撃手(ショート)では超攻撃型として知られました。
しかし当時のグラウンドの状態が悪かったというのも原因の一つかもしれませんが、エラーの数は非常に多く、5年連続30失策を記録するなど、守備は不安定でした。
- 豊田泰光のすごいところ
- 遊撃手としては当時では珍しい超攻撃型
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もはや伝説!守備でベストナインを9回受賞!「吉田義男」
「史上最高の遊撃手」と呼ばれたり、今では神様的な扱いをうける吉田義男。遊撃手(ショート)での守備力が評価されベストナインを9度も受賞しているのは吉田義男だけではないでしょうか。
一連の守備の流れが芸術!
吉田義男は、2度の盗塁王を獲得するなど、俊敏性にすぐれていました。そしてその俊足を生かした広い守備範囲、そして捕ってから投げるまでが早さは秀逸でした。決して派手に見せているわけではないのですが、吉田義男の守備は華麗でファンを魅了します。その流れるような守備から「牛若丸」と呼ばれたりしました。
吉田義男の捕球から投げるまでの動作があまりにも早いため、ファーストの選手がついていけなくなり、「もう少しゆっくり投げてください」とお願いされたほどだそうです。
守備力で数々の賞を受賞
17年間の現役生活で15度のセ・リーグ最多守備機会を記録したり、シーズンに94併殺などの日本記録を樹立しました。ゴールデングラブ賞がない時代だったため、ゴールデングラブ賞の受賞はありませんが、代わりにベストナインを遊撃手(ショート)として9回も受賞しています。
俊足と、粘り強い打撃力は、あの金田正一に恐れられた
守備ばかりに注目されますが、吉田義男は粘り強い打撃力も持ち味で、全盛期はコンスタントに2割8分台の打率を記録しています。また自慢の俊足で盗塁王を2回受賞するなど、通算350盗塁を記録しました。
- 吉田義男のすごいところ
- 史上最高の遊撃手と評価された華麗で俊敏性のある守備
- 守備力が評価されベストナインを9回も受賞
吉田義男のライバル「 広岡達朗」
広岡達朗の堅実な守備は非常に高い評価を得ていますが、同じ時代に遊撃手(ショート)のライバルとして吉田義男がいたため、なかなかNo1になれませんでした。しかしその堅実な守備は吉田義男とはまた別の魅力があり、あの読売ジャイアンツで10年以上遊撃手のレギュラーとして活躍しました。
魅せる吉田、堅実な広岡
吉田義男が華麗で俊敏性のある守備であれば、 広岡達朗は基本に忠実である堅実な守備。当時の荒れたグラウンドでもほとんどミスなく捌ける捕球技術を持っていたそうです。
吉田義男とはタイプの違う遊撃手(ショート)で、 広岡達朗もまた最高の遊撃手といえるでしょう。
- 広岡達朗のすごいところ
- 当時の荒れたグラウンドにも適用した堅実な守備
「プロ野球歴代最高の「遊撃手(ショート)」は誰?」のまとめ
いかがでしたか。守備がすごい遊撃手、打撃がすごい遊撃手、様々なタイプの選手がいましたが、どの選手もその時代ではNo1遊撃手と呼ばれた選手ばかりです。
監督の思考によっては、守備重視であったり、攻撃重視であったりと起用される選手が変わったりしますが、今回紹介した選手は監督の思考を越えてまで起用してしまうプロ野球の時代を担った遊撃手たちです。
皆さんの考えるプロ野球歴代最高の遊撃手(ショート)はだれでしょうか。
それでは最後に気になる人気投票ランキングの発表です!
プロ野球歴代最強「遊撃手(ショート)」は誰?のアンケート
源田壮亮
坂本勇人
西岡剛
鳥谷敬
川崎宗則
井端弘和
松井稼頭央
小坂誠
宮本慎也
石井琢朗
野村謙二郎
池山隆寛
高橋慶彦
山下大輔
藤田平
豊田泰光
吉田義男
広岡達朗
アンケートまだまだ募集しています!皆さんのご意見も是非教えてください。
プロ野球歴代最強「遊撃手(ショート)」は誰?のアンケート
源田壮亮
坂本勇人
西岡剛
鳥谷敬
川崎宗則
井端弘和
松井稼頭央
小坂誠
宮本慎也
石井琢朗
野村謙二郎
池山隆寛
高橋慶彦
山下大輔
藤田平
豊田泰光
吉田義男
広岡達朗
- 歴代最高のプロ野球選手は誰だ?シリーズ!
- プロ野球で「盗塁」が最高に上手な選手は誰?
- プロ野球で「バンド」が最高に上手な選手は誰?
- プロ野球歴代最高の「キャッチャー」は誰?
- プロ野球歴代最高の「一塁手」は誰?
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- プロ野球歴代最高の「3番バッター」は誰?
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